「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」 9話 10話 感想 ~ 急転直下、破滅フラグがカタリナを襲う!

© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

えー、前回更新が6/29。今日が……7/10?気づくと10日以上更新せず、しかも夏クールももう始まっているという……どゆこと?この反省は夏クール総括でさせていただきます。

さてはめフラ、第9話と第10話をまとめてお送りします。ゆるゆると楽しく学園生活を送ってきたカタリナですが、第10話で急転直下の展開に見舞われることに?!さあ、どうなる?

アンとカタリナの素敵な話……からの突然の破滅フラグ?!

第9話、第10話のストーリーまとめ!

無事に2年生に進級することになったカタリナ。彼女は真っ先にメイドのアンにそのことを伝えました。このアンは第1話から登場し、カタリナの直ぐ側にい続けた1人ですが、第9話は彼女の視点でストーリーが展開します。

アンの目からカタリナは「問題児ながらある一部ではとても人気のある」お嬢様だと認識しています。問題児、というのは貴族令嬢として問題児、という意味ですね。これはアンの直接の主である、クラエス家(つまりカタリナの母)の認識が直接影響しているでしょう。他方、カタリナの交友関係を熟知しているアンは、カタリナがジオルドらから熱い熱い好意を寄せられていることを、本人よりよく知っています。

パジャマパーティーをすることになった女子4人組。アンも付き添う中で、恋バナで盛り上がるお嬢様たち。その話から不意にアンに縁談があるのか、という話が振られます。カタリナ以外の3人から見ると、アンはそういう話が身近にある大人の女性という認識のようですね。

アンの結婚話に熱い視線を向ける3人。しかしカタリナはうまく話題を逸します。
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しかしカタリナは話をそらし、アンにもう休むよう言います。アンは、カタリナがそうした話をアンが好まないことを知っていたから話をはぐらかしたと理解しました。アンはカタリナに感謝し、ホッと一息つきます。

アンは男爵とその使用人の女性の娘でした。母親の立場が関係したのでしょう、アンは父親に従順に振る舞うよう努めてきました。しかしアンが15歳のときに母親は火事で亡くなり、アンもひどい火傷を負うことに。そんな傷心のどん底にいるアンに対し、父はもう政略結婚の道具として使えないと言い放ちます。最初からアンに関心がなかった男爵に捨てられた彼女は、遠縁を頼りクラエス家に奉公に出ます。

そこで出会ったのがカタリナでした。ワガママで傲慢なカタリナでしたが、ある日を境に(第1話の転んだシーンですね)彼女は別の意味で奔放になり、彼女はただ付き従うだけではなくサポートしていくようになります。そしてカタリナは、アンが政略結婚の道具としてなんとか利用しようとする父親からも彼女を守っていくのです。アンもまた、カタリナのことが大好きな1人だったのです。

小話を挟んで、第9話はここで終わります。

突然始まってしまった破滅フラグイベント!苦心して回避してきたはずなのに……なぜ?
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そして迎えた第10話、カタリナにいきなりピンチが襲いかかります。ダンジョンで陰口を叩いていたあの女子たちがカタリナを突如公開尋問を開始!ゲームでも発生したこの糾弾イベント……平穏に暮らしてきたはずなのに、とうとう破滅フラグが?!

しかし……ちょっと様子が異なります。ゲーム通りだとしたら、カタリナは攻略中のジオルドまたはキースから尋問された後、マリアからの糾弾を受けます。ですが尋問してきたのはあの女子たち。しかもゲームと異なり、マリアを始め、ジオルドやキースはカタリナのことをかばいました。

ゲームなら周囲の生徒たちも雰囲気に流されて一緒にカタリナを責め立てますが、ジオルドたち側についてカタリナをかばいます。毅然としたマリアの態度に反論の余地を失った女子たちは、蜘蛛の子を散らすように逃げていったのでした。

これにて一件落着……と思いきや、別の事件がカタリナを襲います。その日以来、マリアの姿が見当たらなくなってしまうのです。事件の直後、ちょっとした用事があると言ってカタリナたちから離れたマリア。あのとき一緒に行っていれば……懸命にマリアを探すカタリナは、この判断を深く後悔することになります。

毅然とした態度でカタリナの潔白を言い切ったマリア!本人の一言で事態は収束しますが、この後彼女は行方不明に……?
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そんな中、ジオルドが深夜にやってきました。そして奇妙な情報をカタリナに共有します。いわく、カタリナを尋問した女子たちはなぜそんなことをしたのか記憶にないとのこと。さらに尋問の際に持ち出した資料は彼女たちが作ったものではないようです。まるで操られていたかのような女子たちの動き……ジオルドはこれを闇の魔力の仕業では?と疑います。国でも一部の者しか知らぬ、第6の魔力「闇の魔力」。そんな危険なものがあるとは、とカタリナは震えました。

その話を聞いて眠れなくなってしまったカタリナ。ですが、授業中に医務室でぐっすり寝たようです(笑)夕刻起き出し、以前マリアと語り合ったベンチで彼女を案じるカタリナ。

そんなカタリナの前に、シリウスが現れます。そこで彼女は思い出すのです。生前、オタ友のあっちゃんがゲームの中には隠しキャラがいると言っていたことを。赤髪で灰色の瞳、そして闇の魔力を持つ男子……ゲームを上手く進めないと全員が死んでしまうというかなり難しいキャラクター、その特徴とシリウスの容姿はぴったり一致……!なんでこんな大切なことを忘れていたんだ……と激しく後悔します。

ポロリとつぶやいたカタリナの言葉を皮切りに、化けの皮を脱いでいくシリウス。あの日、マリアはシリウスの闇の魔力を見破ったものの、眠り薬で眠らされてしまったのです。憎悪の目を隠さなくなったシリウスは、カタリナを偽善者だと罵りました。

ですが、そんなシリウスにすら寄り添おうとしたカタリナ。シリウスは自身をコントロールできなくなり、闇の魔力を全開にします。闇の魔力が効かないはずのカタリナも、これには意識を失ってしまいました。

第10話はここで終わります。

人の心を救うカタリナの笑顔。果たしてシリウスも救えるのか?

第9話、第10話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

カタリナ様は私を、アン・シェリーという1人の人間にしてくれた(アン)

まずは第9話のセリフから。アンとカタリナを描いた第9話は名ゼリフがたくさんありましたが、その中からこのセリフをピックアップさせていただきます。

第1話からほぼ全話?登場してきたアン。破天荒なカタリナをジト目で見守りつつもときおり見せる笑顔が( ・∀・)イイ!!……と思っていたら、やっぱりすごくいい話があったんですね。

彼女は貴族と使用人の娘です。父親はアンを政略結婚の道具として利用しようとしますが、こうした考え方はそんなに古いものではありません。そうした空気感を感じ取ってきたアンは、自分を押し殺し主に従順であることが当たり前という価値観のもと育ってきました。

しかしそんな価値観を大逆転させたのが、転生後のカタリナです。転生前のカタリナはワガママ放題でしたから、アンにとってはこれまで通りただ従順に従うだけの相手でした。しかし転生後のカタリナは予測不能な行動を取るようになります。そんな主を支えるとなると、ただ付き従うだけではダメになっていきます。

天真爛漫、どう動くかわからないカタリナ。でもだからこそ、彼女と向き合ったアンの人間力が自然と引き出されました。
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自分の頭で考え、主をサポートしていく……単に従順でいることが生存戦略だったアンにとって、これはものすごい価値観の変革を迫られる出来事だったでしょう。不安を覚えることもあったかもしれません。人間、例え不自由していたとしても、変化しないことを望むことは少なくないからです。

しかし考え方を変えることを余儀なくされたアンは、そうして自分の頭で考え、動いていくうちに、自分というものを会得してきいます。そしてカタリナは、アンを1人の人間として扱い、感謝の気持を伝えてきました。アンはそんなカタリナと接していく中で、1人の人間として在ることに喜びを覚えます。

第7話でも、気難しい使用人たちがカタリナに心を開いていることが示されていました。アンもその1人だったことが分かったこのエピソード。カタリナの明るさ、優しさは、本当に全方位を向いていたことがわかる心温まる話でした!

かばってくれてるんだけど、けなされてる気もする(カタリナ)

第10話、いきなり始まってしまった「糾弾イベント」。ただゲームとは違って、仲間が助けてくれる展開を見せ、カタリナは危機を乗り越えます。

ただ、仲間たちはカタリナを吊るし上げるための証拠資料について、異口同音に「カタリナがこんな細かいことができるはずがない」と言いました。それって、自分がアホな子ってこと……?カタリナは助けてもらったことに感謝しつつも、なんだかちょっとがっかり感も噛み締めながらセリフを心の中でつぶやきました。

口々にカタリナをかばう仲間たち!そんな緊迫したシーンでも笑いを取りに来る本作、さすがですね(笑)
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このイベント、緊迫感溢れる中でいいセリフもかなり出てきていて、特にマリアの「私の大切な方を侮辱しないでください!」という毅然としたセリフはものすごく響きました。これを中心に取り上げるべきかと思いましたが……カタリナの迷ゼリフも本作の楽しみの1つ(笑)ということで、こちらをピックアップしました。

まぁなんにせよ、カタリナは仲間の力を得て危機を乗り越えました。本来ならジオルドまたはキースから切り出され、マリアによって糾弾されるはずのカタリナ。ですが彼らはみな、カタリナを守る側に付きました。カタリナが転生してからはや7、8年。結果として本来の形での破滅フラグを回避したのは素晴らしいことです!

あの忌々しい女を消すためにね(シリウス)

正体を現したシリウス。彼はカタリナを狙った理由をこのようにマリアに言いました。直後のシーンで、シリウスはカタリナに対し直接「君が大嫌いだ」「偽善者」と目を吊り上げ罵っています。

なぜシリウスはカタリナに対しそのような感情を抱くのでしょうか?現段階では予想の域を出ませんが、カタリナの表裏のない素直で明るい、人を惹きつける性格や行動に憎しみを抱いているというのが素直な読みかと思います。彼の使う闇の魔力は誰かを犠牲にして身につけるもの……過去の経緯から人を憎み、闇の魔力を得ただろう彼にとって、対極にいるカタリナは眩しく、それ故に排除したい存在なのでしょう。

シリウスはどうして人を憎むようになったのか?どのようにして闇の魔力を身に着けたのか?そうした経緯があるのにさわやかな生徒会長として振る舞っていたのはなぜなのか?洞窟でカタリナを助けておきながらここでは危害を加えようとするのはどうしてなのか?この辺を第11話で見ていきたいと思います。

大丈夫ですか?(カタリナ)

シリウスの闇の魔力に飲み込まれ、意識を失いかけたカタリナ。ですが、彼女は悲しい表情を見せた後シリウスの頬にそっと手をやり、このセリフをつぶやいたのです。

この段階で、シリウスは敵です。明確にカタリナに敵意をぶつけ、しかも闇の魔力で彼女に危害を加えようとしています。にもかかわらず、シリウスの心を案じるカタリナ……これはすごい。とても出てくるセリフ、行動ではありません。全話見てきた中でも、ある意味一番ゾクッとするシーンかもしれません。

カタリナの力で、シリウスの心を開くことはできるのか?これは要注目です!

隠しキャラの本領発揮!大ピンチのカタリナ、どう向き合う?

想像以上にヤバいシリウス、想像以上の人間力を見せたカタリナ

アンとカタリナの物語を描いた第9話もとても印象的でしたが、物語が大きく動いた第10話、これを語らずにはいられませんね。ここではシリウスのことを再度見ていきましょう。

シリウスがゲームの隠しキャラであることは第7話ですでに分かっていました。ただ、ゲームではかなり攻略何度が高く間違えればかなり悲惨なバッドエンド、この世界では闇の魔力というレアで危険な能力を持つという、想像以上にヤバい人物でした。これは終盤に大きな隠し玉を持っていた印象ですね。

個人的に……闇の魔力については第8話の段階で言及していました。光の魔力の対になる闇の魔力をこの段階で看破できていたのはちょっと嬉しい(笑)ロマサガ2で培った魔力の知識がここで生きましたね!また第8話の時点でこれを使ったのがシリウスであることも看破しています。これは消去法的な要素が大きいですが。

記事とは関係ありませんが、第9話第10話はアンとシリウスが重要なはずなのに、2人の画像がなかった……のでこちらのカタリナを(笑)
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なんにせよカタリナに牙を剥いたシリウス。その詳しい理由については第11話を待つとして、驚くべきはそんなシリウスに対してすら慈愛の心を向けたカタリナです。

最終シーン、シリウスに襲われながらも彼を気遣う仕草、表情、セリフを見せたカタリナ。カタリナの人間力が高いのは十分にわかっているつもりでしたが、ここまでとは……本作の評価を決定的に固める一言だったと言っても過言ではないかもしれません。

シリウスに襲われたカタリナはどうなるのか?カタリナはシリウスの心を救うことができるのか?要注目です!

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