チーム結成からいろいろ出来事がありつつも、連勝を重ねてきたNo Limit。活躍する彼女たちに、ビッグな大会のオファーが届きます。
士気上がるNo Limitですが、1つ気になることが……それが第1話からずっとアキノが口にしている「ディーヴァタイム問題」です。
そしてそれが、思いもよらぬ重大事に……?!
※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©LRIG/Project WDA様公式HPより引用しています。
No Limit、ビッグな大会に出場するも弱点を突かれる
第4話のストーリーまとめ!
フューチャリング・ディーヴァ。それは各クラスの注目8チームを集めたリーグ戦で、優勝すれば大幅なランクアップができるという大きな大会。No Limitはそこに出場できることになりました。
ますます注目されるNo Limitですが、1つ弱点が……それはディーヴァタイムでアピールしていないこと。バトル後に行われるディーヴァタイムにて歌やダンスでパフォーマンスすることは、別に必須というわけではありません。
ありませんが、やるのは常識、という雰囲気すらあるのも事実。そしてその中で、No Limitはパフォーマンスをしたことがありません。
その理由はアキノにありました。アキノは小さな頃、バレエの舞台で大失敗をしてしまい、多くの人に笑いものにされて仲間を泣かせてしまいました。そのことがトラウマとなり、人前でパフォーマンスをすることができなくなってしまっていたのです。
しかしここでトラブルが発生!フューチャリング・ディーヴァの参加グループを集めた特集番組で、旧敵のきゅるきゅる~んに「ディーヴァタイムでアピールしていない」と挑発されたヒラナは、自分たちもやってやる!と大見得を切ってしまうのです。この時点ではヒラナもアキノのトラウマについて知らなかったとはいえ、あまりにも痛い勇み足な発言です。
そんな状態のまま、No Limitはフューチャリング・ディーヴァでチーム「うちゅうのはじまり」と対戦しますが、精彩を欠くアキノ、そんなアキノに気を取られ集中力を欠くヒラナと、チームのの状態は最悪。案の定、ヒラナの勇み足をアキノが止められず、No Limitは敗北を喫してしまいます。
チーム初の敗北は、単にフューチャリング・ディーヴァ勝ち抜きが困難になっただけでなく、チームの結束力にもダメージを与えかねない事態になりました。
どうなっちゃうの?というところで第4話は終了します。
楽しむ?アピール?お礼?ディーヴァタイムに対する見方あれこれ
第4話の名ゼリフ・迷ゼリフ!
ファンはフォロー・ミーしてくれないわけですよ(ヒラナ)
ディーヴァタイムでパフォーマンスをやってみたいヒラナ。明るく元気な彼女が、ステージの上で注目を集めるパフォーマンスが好きそうなのは想定通りという感じですが、ヒラナはその理由として「いい歌とダンスでアピールしないと、ファン=SPが獲得できない」と言っています。
最もこれは要約で、実際には「ラグジュアリーなソングとダンスでSPをゲットしないと、ファンはフォロー・ミーしてくれないわけですよ」と言っており、レイに「ものすごくIQが低そう」とぶった斬られています。うん、知ってた……ヒラナ、いろいろおバカな子だよね……。
ただ、ノリはともかくヒラナの言うことはセレクターたちの大部分が持つ考えであり、間違っていません。だからこそ、アキノは悩むわけですが……。
だが断る!私の答えはノーよ!(レイ)
オー・ノー!(ヒラナ)
と、絶妙な掛け合いをするレイとヒラナ。
笑ってしまう迷ゼリフということで、ピックアップしました(笑)
言葉はともかく、レイのディーヴァタイムに対する考えはかなり合理的でした。基本的にランクはバトルで勝てば上がっていくものであり、ディーヴァタイムのアピールは必須ではない。
しかし、ヒラナの話を聞いて、ディーヴァである以上パフォーマンスは避けられない……とも考え始めていたのです。
実際、レイは2人と別れた後にダンスの練習をしています。真面目で準備を怠らない彼女らしい一面がよく出ていますね。
ディーヴァタイムは応援してくれたセレクターみーんなへのお礼みたいなものでしょ?(みこみこ)
そもそもディーヴァタイムは、誰かがバトルの後に歌やダンスでパフォーマンスしたことが始まりでした。それが受けて、今ではディーヴァタイムがあるのは当然という雰囲気すらあります。さらにそこから、ディーヴァタイムはファンへのお礼という解釈まで派生しているようです。
何かが流行って定着すると、あと付けでもっともらしい理由がついてくる……よくある話ですね。ただ、そこまでいってしまうと「もともとはそんなの関係ない」と言い切るのは至難の業です。そうやって流行るものは本質的な理由、ディーヴァタイムであれば「歌やダンスのパフォーマンスが楽しい、見たい」もの、があるわけで、それを否定するのはなかなか困難なことです。
SPを餌に初心者狩りをするようなみこみこたちが、ファンへのお礼などという殊勝なことを考えているとはとても思えませんが、それを振りかざして攻撃材料にするあたり、ずる賢さは天下一品です。
実際、ヒラナはこの安い挑発に乗ってディーヴァタイムでパフォーマンスをすると宣言してしまいます。結果、トラウマを抱えているアキノの士気がガクンと下がり、No Limit自体の雰囲気も悪くなって、最終的に初敗北を喫してしまうわけですから、みこみこの挑発は相当な威力があったと認めざるを得ない状況です。
No Limit、ディーヴァタイム問題をどう乗り切る?
親友にすら話せなかった……アキノのトラウマ
幼い頃の発表会のダンスで、大失敗をして笑いものになった結果、人前で踊ることができなくなったアキノ。自分の失敗により、友達がつらい思いをしてしまったことが、真面目なアキノにとってはより心理的ダメージにつながっているのかもしれません。
第1話からずっとアキノは引っ込み思案な性格で、そもそも人前で派手な衣装で行うディーヴァバトル自体、嫌がっていました。
バトルには慣れてきたように見えますが、トラウマに直結する歌やダンスはやはりダメ。過去のことを考えれば、これも仕方のないことです。
このことについてもっと早く話し合っていれば、ヒラナもみこみこの挑発に乗ることはなかったのに……とはいえアキノが自分の失敗を積極的に話すキャラには見えません。また、長年の友人のヒラナにすらそのことを話してなかったあたり、よほど嫌な思い出だったことが伺えます。
勢いでチームを牽引し、勢いよく墓穴を掘るヒラナ……立ち直せるか?
一方のヒラナ……「ディーヴァタイムのことは後で話し合おう!」と言っておきながら、みこみこの挑発にまんまと引っかかってしまうというおバカっぷり……この子はホントにもう……(呆)ブレることがないトラブルメーカーのヒラナ、ここまで来るとキャラクターとして確立してて潔いっすわ!ぐらいの勢いです。
実際、ヒラナは毎回ドタバタぶりを披露してきました。ただ、ここまでは偶然も含めてそれがいい方向に作用してきました。ヒラナのドタバタは、同時にヒラナの前に向かって突き進んでいく気持ちの強さの現れでもあります。ですが今回はそれが裏目に出てしまいました。
ヒラナの熱い気持ち、レイのクールな戦略、アキノの卓越したカード知識……No Limitはお互いに欠けているところを補い合うことで強さを発揮する、とはここまで何度も触れてきました。
逆に、誰かが力を発揮しないとすぐに欠点が顔を出し、敗北してしまう……チームの大きな弱点が顕になってしまった結果の敗戦でした。
ここからどう立ち直ってくるのか、No Limit?
続きを注目したいと思います。
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