「IDOLY PRIDE」 6話 感想 ~ 目指すは麻奈、超えるべきは麻奈――琴乃とさくらたち、いよいよデビュー!

© 2019 Project IDOLY PRIDE/星見プロダクション

メンバーが増え続けてきた本作ですが、それも前回で落ち着き、いよいよデビューという段階を迎えます。

第6話はそんな彼女たちを描きます。ストーリーだけではなく、演出面で「おっ?!」と思うことが少なくなかったのでそこも積極的に取り上げていきたいと思います!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、© 2019 Project IDOLY PRIDE/星見プロダクション様公式HPより引用しています。

怒涛のスケジュール、その先に待つデビュー!

第6話のストーリーまとめ!

琴乃たちのデビューが決まりました。そこから彼女たちは怒涛の勢いでスケジュールをこなしていくことになります。都内でのダンスレッスン、メディアのインタビュー、ラジオ出演、プロモーション撮影、などなど……

当然初めてのことばかりでうまく行かないこともありつつも、彼女たちは様々なイベントを通じ、デビューへの実感を深めていきます。

そんな中、人気グループの一角であるTRINITYAiLE(トリニティエール)はライブバトルを勝利。麻奈の記録に迫る連勝を積み重ねています。ですが、社長の朝倉は星見プロの動向が気になる様子。メンバーは自分たちを見ていないようにみえる社長に苛立ちを隠せません。

市民祭りでのデビューライブは大成功!
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そうこうする内に、デビューの日がやってきます。さくらたちは「サニーピース」として、琴乃たちは「月のテンペスト」として立派にステージで歌い切ります。大いに盛り上がる中、彼女たちはアイドルとして初めて、大きな充実感を感じるのでした。

第6話はここで終わります。

麻奈の再現を願う?麻奈の存在を超える?演出面にも注目!

第6話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

それに、楽しいわ(琴乃)

厳しいダンスレッスンに、慣れない取材……大変な状況ながらも、彼女たちはそれを前向きに取り組んでいます。それを象徴する一言が、これでしょう。

他のメンバーは、この一言に驚きを隠しません。確かに芽衣が言う通り、ストイックな琴乃と「楽しい」という言葉はミスマッチな印象です

ただ琴乃の性格を考えれば、成長を実感できる、目標に向かって近づいているというこの瞬間が「楽しい」と感じるのは、とても納得できます。楽しい、という言葉の持つ意味の深さを感じるセリフですね。

ストイックな琴乃にとって、成長を感じられる瞬間は楽しいことなのです。
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ところで、このシーンで琴乃は芽衣にいじられてメンバーのツッコミを誘っています。当初はグループになかなか馴染めなかった琴乃ですが、練習では実力で、プライベートではこういう形で溶け込んでいるのだなぁ、と感じるシーンでもありました。

琴乃の人間的な成長は本作の注目点の1つ、と第2話の記事で触れました。この点も着実に進歩している印象です!

くだらないことにとらわれているうちは、長瀬麻奈には追いつけない(朝倉)

TRINITYAiLEより、星見プロのまだ見ぬアイドルの方を気にしているバンプロダクション社長、朝倉。TRINITYAiLEのセンター、天動瑠依はそんな彼の態度に不満を漏らしますが、朝倉のこの一言には容易に反論できない様子です。

TV画面越しではすでに出てきましたが、リアルでは初登場のTRINITYAiLEとその社長の朝倉。彼女らの会話、発言、表情を見る限り、麻奈の存在を相当意識していることが分かります

麻奈という名前を聞いて黙る瑠依。今後どう絡んでくる?
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麻奈の連勝記録を「くだらないこと」と切り捨てる以上、彼らが超えたいのは「長瀬麻奈という存在」そのものなのではないか?と伺えますが、さて……。

デビューしたばかりの琴乃たちと、すでに高い人気を得ているTRINITYAiLE。お互い頂点を目指すとなるとぶつかる日も来るかもしれませんが、果たしてそれはどんな形で実現するのでしょうか?

あのときのあの瞬間をもう一度見たくて、この仕事を続けているかもしれないな(航平)

デビューの日、航平と麻奈はまだ人のいないステージを遠目から眺めつつ、麻奈のデビューの日を振り返ります。デビューの日の記憶は航平と麻奈でいろいろ違うようで、特に麻奈の中ではいろいろと都合よく改変?されているようで……振り回された航平はちょっとため息。

ただし、そんな苦労も麻奈が出てきた直後の歓声がすべて吹き飛ばしてくれました。苦労して作り上げたものが形になって報われる……あの思いをもう一度、という気持ちが航平のモチベーションとなっているようです。

彼がそういう思いを込めてやっているんだろうな、というのは何となく感じていましたが、こうして言葉になるとより伝わりますね。

普段ちょっと騒がしい2人が静かに話し込む姿を、夕日で照らしつつ静かなBGMで盛り上げる……演出面でも素晴らしいシーンでした。

今はまだ小さな輝きだけど、琴乃たちはきっと……(麻奈)

ライブを成功させ、歓声を浴びる琴乃たち。それを見つめる航平の表情を見た麻奈は、このセリフを心の中でつぶやくのでした。

いいセリフを肝心なところで切って想像に任せる……この手法、第2話の琴乃のセリフでも見られました。

セリフや描写を寸止して想像を膨らませる演出がナイス!です!
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ただ、ここから先の想像に任せる部分があまりにも選択肢が広すぎると、よくわからないというストレスが溜まってしまいます。その点本作は、切った部分の想像がしやすく丁度いいんじゃないか?と思います。

セリフだけではなく、ここの航平の表情もそうでしたが、ビジュアル面でも想像を膨らます仕掛けが複数あります。こうした作り、演出が全体に見られ、巧いなぁと思います!

いよいよデビュー!琴乃たちは麻奈を超えられるか?

独特な演出で進行した第6話

とうとうデビューが決まった琴乃たち。グループ名も、琴乃グループが月のテンペスト、さくらグループがサニーピースとなりました。第5話でも取り上げたセリフ「月と太陽」という言葉から来ており、細かいところでも伏線を回収していますね。

第6話はセリフが少なく構成されています。Aパートではグラビアフォト撮影シーンの合間に各キャラクターの様子を挟み、Bパートでは2つのグループの初ステージをしっかり描きました。

デビューという印象的な日を、セリフではなくビジュアルで描いていく――これまた、本作の演出の巧さ、面白さが垣間見える作りです。まぁその影響で、記事は短くなってしまいましたが……(笑)

良くも悪くも「長瀬麻奈の後継者」である琴乃たち

もっとも、その合間に描かれたTRINITYAiLEの様子を見ると、琴乃たちが目指すヴィーナスプログラム優勝は相当高いハードルであることが分かります。

中盤のTRINITYAiLEたちの会話を見ると、琴乃たちは良くも悪くも、「長瀬麻奈の後継者」として見られることが改めて分かるシーンでした。特に琴乃は麻奈の妹であり、本人も麻奈の意志を継ぐとたびたび口にしています。麻奈の後継者そのものですから、何かと目立つことになるでしょう。

それがいいことも生み出すでしょうし、逆にいわれもない敵意や憎悪を生むこともあるかもしれません。果たして吉と出るのか凶と出るのか……。

多くの関係者の心を動かした、サニーピースと月のテンペストのデビュー。ここから彼女たちが目指す頂点までの道のりはまだまだ遠く多くの障害もあるでしょうけれども、それでも大きな第一歩を踏み出したのは間違いありません

第6話というちょうど中盤地点でデビューを迎えた彼女たちが、後半でどう動いていくか?注目していきたいと思います。

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