「IDOLY PRIDE」 8話 感想 ~ 嫌だっだはずのチームに救われる琴乃……グランプリ開幕!

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前回、気になるキーワードが出てきた本作は、たまにある時間の進みが早い作品の1つで、前回は夏、今回は秋となっています。

いよいよこの第8話からグランプリの話題が!果たして彼女たちはグランプリで活躍できるのか?見てみましょう!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、© 2019 Project IDOLY PRIDE/星見プロダクション様公式HPより引用しています。

グランプリ目前、麻奈と比べられ苦しむ琴乃

第8話のストーリーまとめ!

結束を深めたBBQから3ヶ月が経ち、秋が深まってきました。NEXT VENUSグランプリの予選結果を待つ琴乃たち。その結果、ギリギリながら2組とも予選を通過しました!

そしてグランプリのために練習していたスタジオで、琴乃たちはLizNoirの神崎莉央と出くわします。以前一緒にレッスンした、というより稽古をつけた莉央は、月のテンペストの面々を前にその成長を評価しました。しかし一方、琴乃に対しては「麻奈の劣化コピー」という非常にキツい言葉を投げつけます。

スタジオでは平静を装っていた琴乃でしたが、内心は違いました。夜、すずがSNSをエゴサーチすると、ファンもまた琴乃は麻奈に及ばないと評価していたのです。一方、さくらについては麻奈の面影が見えるとも。これには琴乃も厳しい表情を隠せません。

麻奈と比較されては落ち込む琴乃。
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そんな中、さくらは歌い方を変えようとして皆に披露します。さくらは、麻奈の妹である琴乃が麻奈の後継者となって欲しいと思っている。ですが周囲は、さくらこそが後継者候補だと思っている。そう思われたくないさくらは歌い方を変えて……と考えたわけですが、琴乃はそんな気の使われ方をすることにますます複雑な表情を見せます。

自分は麻奈のようには歌えない、ファンを惹きつけられない……自分の無力さに打ちひしがれる琴乃でしたが、そんな彼女に渚たち月のテンペストのメンバーが声をかけます。麻奈の跡を継ぐという目標がなくなったのだとしたら、今度は自分たち仲間のために歌って欲しい、と。

麻奈には及ばずとも、自分にできることはある、誰かを喜ばせることはできる――それを理解しふっ切れた琴乃はチームのために歌い、見事グランプリ初戦を突破するのでした!

第8話はここで終わります。

チームメイトに支えられ、成長を見せた!

第8話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

けれど、優勝するのは私たちです(瑠依)

NEXT VENUSグランプリは16組が参加してトーナメント形式で勝ち抜きを競う大会です。LizNoirとTRINITYAiLEは予選1位、2位という結果で本戦出場を決めました。その合同記者会見の中で、TRINITYAiLEのリーダーである天動瑠依から飛び出したのがこの発言です。

記者会見の様子や、インタビューの感じからすると、TRINITYAiLEは予選2位通過ではあるものの、LizNoirとの実力には開きがあると思われている様子。瑠依はそんな世間の見方に待ったをかけるため、また自分たちを背水の陣に追い込んでモチベーションを高めるため、このセリフを口にしたと思われます。

当然、LizNoirの莉央は反発をします。後輩グループからの挑戦状に一瞬いらついた表情を見せますが、それでもステージに上がれば結果は自ずと分かると言って平静を取り戻しました。実力差からくる自信の現れでしょう。

第7話とこの第8話を見れば分かる通り、莉央も瑠依も麻奈のことをリスペクトしています。そして麻奈が出て、優勝するはずだったこの大会は2人にとって、どちらがその麻奈に近づくことができるかという意味も持っています。

どの参加者も並大抵の意気込みではないぞ、ということが改めて分かるセリフでした。

みんなね、琴乃ちゃんの歌声が好きなんだよ(渚)

第8話は琴乃と麻奈という、本作を語る上で絶対に外せないテーマが主軸に置かれました。

そもそも、琴乃は麻奈の意志を継ぐためにアイドルになっています。そのために事務所に入る前も、入った後も、努力を続けていることはこれまで何度も描かれてきました。周囲もその境遇と努力を認め、琴乃に対しては一目置いています。

いや、周囲のみならずライバルからもそう思われているということでしょう。莉央の「劣化コピー」発言はかなり強烈でしたが、裏返せばそれだけ琴乃のことを意識しているということでもあります。

しかし、当の本人がぶち当たったのは外にいる強敵ではなく、内なる高い壁でした。そう、さくらです。ファンは琴乃よりさくらの方を麻奈の後継者として見つつある状況の中で、琴乃は「自分がグランプリに出る理由は?」と口にして迷います。このセリフ、「グランプリに出る」を「アイドルになった」と置き換えると、琴乃の悩みがより深く理解できます。

嫌がっていたはずの仲間に支えられ、琴乃は成長しました!
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そんな彼女を最終的に救ったのは月のテンペストの仲間たちなわけですが、これはよくよく考えるとかなり感慨深いものがあります。

もともと琴乃はソロでのデビューを希望していました。それは麻奈と同じ環境でありたいと思うと共に、人付き合いが得意でない自分自身のためでもありました。事実、序盤では新メンバーが加入するごとに神経を使い、航平に突っかかっています。

でも、もし仮に琴乃がソロで活動していたとしたら、麻奈の後継者たり得ないという声に対して奮起することができたか、どうか?そのとき味方は航平など「大人」しかおらず、自分と同じ目線・立場で励ましてくれる仲間はいません。そんな状況では、奮起のきっかけを失ったまま、グランプリに出ることすら怪しかったかもしれません。

ですが、実際にはここまで共に過ごした月のテンペストの仲間が琴乃を励ましてくれた。親身になって琴乃のことを考え、琴乃を求め、琴乃の心を救った。琴乃もそんなチームメイトに対して応えようとよりよいパフォーマンスを見せ、それがまたチームの結束を強化する結果になった。

チームを組むことを嫌がっていたはずの琴乃が、この重要な局面でチームメイトに助けられた……そう考えると琴乃の変化と成長がものすごく感じられます。

そんな胸アツ展開を象徴する一言として、渚のこのセリフをピックアップいたしました!

対戦表から見る、グランプリの厳しい戦い

月のテンペスト、LizNoirと激突必至!

いよいよ始まったNEXT VENUSグランプリ。麻奈に続くトップアイドルは誰なのか、ということを決める意味合いもあるこの大会で、琴乃は自分らしくいくことを決意したことはセリフ解説パートで見てきた通りです。

アバン部分で、本大会のトーナメント表を見ることができます。それによると、月のテンペストとサニーピースはそれぞれ別のブロックに入っており、対戦するとしたら決勝という組み合わせになっています。

そして月のテンペストは準決勝でLizNoirと、サニーピースは同じく準決勝でTRINITYAiLEと戦う組み合わせになっています。せめてその前にLizNoirとTRINITYAiLEが潰しあってくれればよかったのに……と思いますが、予選1位2位通過の両グループが決勝まで当たらないように配置するのは、グランプリ全体を盛り上げるのであれば当然のマッチングといえましょう。

グランプリは、麻奈の後継者を決める戦いでもあります
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特に気になるのはLizNoirです。琴乃に対して「劣化コピー」という強烈な言葉でDisった彼女たちは、準決勝で月のテンペストと対決することになります。

バンプロの合同記者会見を見る限り、LizNoirは予選2位のTRINITYAiLEをも突き放した本命の優勝候補。琴乃たちはこの高い高い壁を超えなくてはなりません。サニーピースよりさらに厳しい戦いになるでしょう。

ですが琴乃は、「麻奈の後継者」という呪縛から離れ、チーム全体でのパフォーマンスで自分らしさを追求しようと一歩踏み出しました。莉央も、次に会ったときにはもう劣化コピーとは言えないはず。

琴乃の変化と、それを支えたチームの力が、今後の戦いに大いに影響しそうな予感です!

さくらの健康状態が今後の注目点?

あと、第8話で注目するべき部分として、航平が医師に「さくらのドナーは誰なのか」という質問をしています。

医師は型通り、プライバシーのため公表していないと答えますが、航平が里見プロダクションという名前を出した後、医師は意味ありげな笑みを浮かべていますが、具体的にどういう話をしたかは明かされませんでした。

さくらの健康状態は今後のストーリーのキーポイントか?
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前回見た通り、いいところで敢えて切って想像を膨らませる本作お得意の手法が出てきましたが、第7話で心臓の話に触れて第8話でさっそくさくらと麻奈の関係性について出てきたあたり、この話で終盤を盛り上げようという意図が見え隠れします。

ただそれ以上に、さくらの健康状態についてという話題が出てきたのは気になるところ。現状、医師からは問題なしというお墨付きを得ているものの……今後勝ち進んだ先、さくらが麻奈のように急に参戦できなくなる可能性はありうるのでは、と思わせる展開でした。

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