「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」 10話 感想 ~ トウカイテイオー引退を決意……けどあのウマ娘だけは、引退を断固拒否!!

© 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会

ハイ、それではウマ娘の続きを書きたいと思います。
って、前回書いたの4月3日?!およそ2ヶ月ぶりとは……自分でもびっくりです。

ただ、記録というものは強いものだと改めて思いました。2ヶ月ぶりではありますが、記事を読んで記憶を補強したら、すんなりと作品に没頭できました。やっててよかったかな?と思うと同時に、もっと頑張ろうと思った瞬間でもあります。

と、自分のことはこれぐらいにして、第10話を見ていきたいと思います!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、© 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会様公式HPより引用しています。

第10話のストーリーまとめ!

引退を拒否するツインターボ、渾身のレースを見せつける!

3度目の骨折で、気持ちが完全に折れてしまったトウカイテイオー。引退を決意した彼女は、秋のファン感謝祭でライブを行い、そこで引退を公表することになりました。

ですが、その引退を断固拒否したのがツインターボでした。前走七夕賞で勝ったツインターボはトウカイテイオーに挑戦状を叩きつけます。トウカイテイオーがもう走らないと伝えても、全く聞く耳を持ちません。これにはトウカイテイオーも苛立ちますが、そんなトウカイテイオーにツインターボは、次走のオールカマーを絶対に勝つと言って泣きながら走り去ります。

ツインターボの走りが、引退を決意したトウカイテイオーの心を動かす!!
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そして、ファン感謝祭の日がやってきます。大観衆の前で、引退を伝えようとするトウカイテイオー。しかしそこでスクリーンに映されたのは、オールカマーで息も絶え絶え逃げ切ろうとするツインターボの姿。トウカイテイオーと戦いたい一心で走る彼女は、なんと強敵ライスシャワーをも振り切って勝利してしまいます。

これには言葉を失ったトウカイテイオー。そして巻き起こる大テイオーコール。
以前のようには走れないかもしれない。それでも――!
みんなの声に突き動かされたトウカイテイオーは、引退を撤回するのでした!

第10話はここで終わります。

第10話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

吠えろツインターボ!(実況)

第10話は、これまでネタキャラと思われていたツインターボが大活躍!冒頭、彼女は七夕賞を見事に逃げ切ります。その際の実況のセリフがこちらですが、これは実際のレースでもアナウンサーが叫んだ一言でした。この忠実な再現性、最高ですね~!

そしてこの逃げ切り勝ちが、ストーリーを大きく動かすことになるとは、この段階では予想もしませんでした。

1日って、こんなに長かったっけ?(トウカイテイオー)

引退を決意したトウカイテイオー。今までずっと放課後はトレーニングに当ててきましたが、もうトレーニングしなくてよいと気づいた彼女は、ウキウキしながら遊ぼうと決めます。

買い食い、ゲーセン、カラオケ……思いつく遊びをしてみたトウカイテイオー。ですが、夕方に出てきたのはこのセリフでした。どれだけ遊んでも心が満たされない……そんな虚しさがとても伝わってくるセリフです。

真面目さがよく分かる一言でしたが、見方を変えると……?(笑
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このセリフに限らずに全編を通じ、トウカイテイオーがとても真面目な性格であることが改めて分かります。引退のライブも一生懸命練習していますしね。何事も手を抜かないトウカイテイオー。だからこそ応援したくなる……!そんなことを改めて思わせる一言でした。

ただ、ここまで書いておいてなんですが、見方を変えれば仕事がないと物足りない社畜サラリーマンみたいなセリフでもありますよね(爆)休んでても、結局仕事しちゃうあのタイプ……みたいなセリフ……

私、テイオーさんみたいになりたくて!(キタサンブラック)

第10話を語る上で忘れてならないのはキタサンブラックです。熱心なトウカイテイオーのファンであるキタサンブラックは、復活を祈願してお守りを作り、トウカイテイオーに渡そうとします。

キタサンブラックの一途な思いもまた、トウカイテイオーを動かしました!
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自分のことを慕ってくれているキタサンブラック。そしてその姿は、かつてシンボリルドルフに憧れた自分の姿でもありました。一途にトウカイテイオーの復活を信じるキタサンブラック。トウカイテイオーの心が揺れないわけがありません。視聴者の心も揺れまくりです。

引退ライブでも、涙ながらに「待ってます」と伝えたキタサンブラック。そこでトウカイテイオーが引退を口にするのをためらった直後にツインターボのレースシーンが流れる演出、最高でした!

第10話考察:レースの組み込み方が上手すぎる!

まさかツインターボをこういう形で使ってくるとは……!

いやいやいやいや、まさかこう来るとは?!と思わずにいられない第10話でした。

リアルのツインターボは見たことはありませんが(私が競馬ファンになったのは99年からですが、ツインターボが七夕賞を勝ったのは93年)、知識としてはよく知っていました。なので、ツインターボが七夕賞勝ち⇒オールカマー勝ちしているという流れも知識としてはすでにありました。

ですが!まさかそれをこうも有効的に使ってくるとは……!

変わった子……だけじゃなかった!ツインターボ
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そもそも作中、トウカイテイオーはツインターボのことをほとんど意識していません。名前も覚えていませんでした。それもそのはず、トウカイテイオーとツインターボは同級生ですが、ここまでほとんど一緒に走っていません。

これは作中でも、史実でもそうでして、エリート街道を走ってきたトウカイテイオーに対し、デビューの遅かったツインターボはトウカイテイオーの出るレースに出られなかったためです。

第1期でも見たレースの有効活用、再び炸裂!

そんなトウカイテイオーに対し、そもそもツインターボがライバル心を抱くって設定がちょっと変な感じなわけですが、まぁツインターボ自体変な子って設定ですし、リアルでもネタ要員みたいな馬ですし、一服のお笑い要素としては面白いよね……みたいな感じで思ってました。ええ、第9話までは。

まさかツインターボの性格設定、ライバル(一方的)設定、そしてレースの実績をこんな形で生かしてくるとは……!ちょっと予想外過ぎました。メチャメチャ胸アツです!!

思えば本作、第1期でもグラスワンダーの宝塚記念をスペシャルウィークへキツい一言をぶち当てるために使うなど、史実のレースのストーリーへの組み込み方がメチャメチャ上手いんですよね。

ときに直球で、ときに今回のように変化球で魅せてくれるこのやり方、控えめに言って最高です!!

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