いよいよ本作も10話まで来ました。第1期同様に今期も12話構成である可能性が高く、だとしたら残りはあと3話。
名残惜しいような早く見たいような、そんな気持ちを抱えつつ第10話を見ていきましょう!
※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会様公式HPより引用しています。
第10話、ストーリーまとめ!
リベンジライブ決定!だけど、ピンチも続々と?
アイドル史上に残る爆死を記録した駅スタライブから約1年。復活を果たしつつあるフランシュシュに手応えを感じた幸太郎は、駅スタでリベンジライブをやると宣言します。日付も同じ3月8日と、気合十分です。
一方フランシュシュのメンバーを取材していた大古場が、ついに幸太郎に接触してきました。ゆうぎりを除く全員の名前まで特定していた大古場の質問に対し、幸太郎は何も答えず、代わりにリベンジライブを決行すると伝えます。大古場はこれを死者に対する冒涜と捉え、そんなことはさせないと吐き捨てます。
いよいよ重大局面に入ったと覚悟を決めた幸太郎。一方大古場も、本気でフランシュシュの記事を作成しました。
しかしそこで、未曾有の暴風雨が佐賀を襲います。そして佐賀の町は大規模な停電に襲われるのでした。
第10話はここで終わります。
第10話、名ゼリフ・迷ゼリフ!
ここは福岡じゃない、佐賀なのよ(愛)
第10話のAパートは、第1期ラストのアルピノライブ成功から第2期スタートの駅スタライブ失敗後までの間を、コンパクトに描きました。
駅スタライブは、アルピノライブ成功の勢いを駆って計画されました。そのことに大いに反発したのは愛です。駅スタは3万人が集客できる。だけど佐賀にそんな需要はない……愛はそのことを冷静に理解しています。彼女の分析力、把握力がよく分かるこのセリフですが、比較対象の大都市として東京や大阪ではなく福岡が出てくるあたり、なんとも九州の作品という雰囲気が漂って好きですね~。
もっとも愛の反発は、単に集客の問題だけではありませんでした。駅スタは、自身がかつて落雷事故で亡くなった現場でもあるのです。これに対する恐怖感もありましたが、そこはサキや純子ら、仲間の力によって乗り越えます。とてもいい話ですね!
とはいえ、ライブそのものは愛の指摘が的中してしまうわけですが……。
お前たちは、そこに光り輝く存在になるのだ!(幸太郎)
駅スタリベンジライブを宣言した幸太郎。あの悲劇を思い出すメンバーたちに向かって熱い言葉を投げかけ、やる気を引き起こします。その際に出てきた言葉の中から、このセリフをピックアップ。いやー、マジモードの幸太郎のセリフは、いつもながらしびれますね!!
この後のマスターとの会話から、幸太郎は佐賀の終わりとは、人々の記憶から佐賀が消え去ってしまうことだと認識しています。フランシュシュを伝説のアイドルとし、語り継がれる存在にすることで、人々の記憶の中で佐賀は永遠に生き続ける……第10話は、彼の言う佐賀復活の具体的な目標が分かったターニングポイントにもなりました。
もっとも、この駅スタリベンジライブにたどり着くまでに既に、幸太郎は危険な目に遭っています。このセリフの直前に川に投げ捨てられていましたが、それも何者かの妨害だったようです。このゾンビを使った佐賀復活プロジェクト、敵がいる?だとしたらそれは何者で、どういう目的なのでしょうか?
俄然、最終盤が気になる展開になってきました!
死者をば晒し者にするのはもうやめろ!(大古場)
第6話でたえの首を見たあとからずっと、フランシュシュを調査していた大古場。全員の身元を特定し、ついに幸太郎に接触しました。大古場がメンバーの名前を読み上げるシーンは、知られてはいけない秘密がとうとう知られてしまったという緊張感が漂ういいシーンでした。
大古場は、第6話冒頭で犬走がゾンビ云々という冗談を口にした際はまともに相手にしていません。ですがこのシーンでは、大古場はメンバーたちをゾンビと確信した上で幸太郎を直撃しています。現時点で大古場は、たえについて視聴者以上の情報を持っています。幸太郎についても既に詳細な情報を持っているかもしれず、もしかしたらマスターのことや復活の技術についても知っている可能性すらあります。
大古場の直撃に対し、幸太郎はリベンジライブのことを漏らしました。大古場は怒り、このセリフを怒鳴っています。その直前には、幸太郎が私利私欲のためにメンバーを蘇らせてアイドルをさせている、と厳しく指摘していました。
幸太郎が目論む佐賀復活が私利私欲なのかどうかは判断が分かれるところですが、一連のセリフから大古場は、フランシュシュのメンバーを悪辣な幸太郎によって利用されている可愛そうな少女たち、と見ていることが分かります。記事を公開する気になったのも、彼女たちにこれ以上惨めな思いをさせたくないという気持ちからであり、一貫してメンバーたちに対し同情的な思いを抱いています。
大古場がフランシュシュに注目したのは、4号が紺野純子にそっくりだと気づいたところからスタートしています。世代的に、もしかしたら生前の純子のファンだった?かもしれない大古場。フランシュシュのメンバーに肩入れするのは、そんな理由があるのかもしれません。
12年前、辛気臭くて病んでた奴がここまでやるとはな(マスター)
マスコミに事実を知られるという大ピンチに陥った幸太郎。マスターのセリフからは、前日の川に投げ捨てられていた件も何者かの妨害だったと推測できます。数々の障害が発生しつつも、リベンジライブに燃える幸太郎。それに対しマスターは、このセリフをつぶやきました。
注目したいのは「12年前」という部分。このシーンは2020年。その12年前は2008年。そしてそれは、さくらが亡くなった年でもあります。
幸太郎が生前のさくらに対し強い想いがあることは、ここまで数回描かれてきました。そこから今に至るまで、幸太郎は何をどうやってきたのか?今ひとつ謎が多かった幸太郎についても、終盤で明かされていくのでしょうか。大注目ポイントです!
第10話考察:はもうほとんど終わっとるんじゃーい!
ここまでのまとめは完璧!どうなる終盤?!
ゆうぎり編でちょっと中断した流れを駅スタの回想によって引き戻した後に、サブタイトルでもあるリベンジを行うと宣言した幸太郎。終盤に向けた謎となるポイントも整理されており、流れ的には完璧です!
死者を蘇生させ、アイドルに仕立てて佐賀を救おうとする幸太郎。ですが、大古場を始めとした障害も数々立ちはだかってきました。マスターは命に関わる事態になるかも……とまで口にしており、穏やかではありません。
それでもやる気な幸太郎。そんな彼を襲う未曾有の暴風雨。
果たして彼は、フランシュシュは、そして佐賀はどうなるのか?
注目の第11話を待ちたいと思います!!!
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