無事に部活も決まった小路。一番欲しかった友達も出来て、中学生活を満喫している様子がうかがえます。
第4話では、その「友達」をテーマに一歩深い話が展開されました。さっそく見ていきましょう!
※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会様公式HPより引用しています。
第4話、ストーリーまとめ!
私ってどんなイメージ?答えを探す小路と景
景が写真部の活動として「友達」をテーマにした小冊子を作ることに。小路はそのモデルを頼まれました。
しかしいざ撮影してみると、景の思い描くイメージとは違うと言われてしまう小路。自分のイメージってどんなだろう?と2人で悩みます。
そんな折、ひょんなアクシデントから透子たちが暮らす寮にお邪魔することに。寮監さんから母の話を聞いたり、お菓子作りに挑戦したり……楽しい寄り道の時間になりました。
そしてその中で、「何ごとにも一生懸命!」なことが、みんなが思い描く小路だという結論に達することができました。
第4話、名ゼリフ・迷ゼリフ!
私、寄り道って初めてかも(景)
私も……!(小路)
泥が跳ねてセーラー服が汚れてしまった小路。透子が寮で洗濯することを提案し、小路と景が行くことになった際のセリフがこちらです。
景は小学生時代も真面目な優等生だったようなので、寄り道が初めてというのは納得です。一方小路は、寄り道自体というより、友達と寄り道するのが初めて、ということじゃないかなと予想します。
小学校時代、小路にはこれまで友達がいませんでした(物理)。それを求めて蝋梅中学に入学したのはこれまでも見てきたとおりです。
こんな何気ないやり取りからも、友達が出来たという充実感が伝わってくる作りになっているのがとてもステキですね!
ただ1つツッコミさせてくれ……制服は普通ドライクリーニングするものでは?家庭用洗濯機と乾燥機では悲惨なことになってしまうのでは?(爆)
なんでもござれの完璧女子だと思ってたからさ(透子)
料理が苦手で、お菓子作りに失敗してしまった小路。それを見た透子がホッと漏らした感想がこの一言でした。
これ、すごいナイスな一言だなと思います。私は「えっ?」と一瞬驚いたあと、「ああ~」とつぶやきウンウンと頷いてしまいました。
視聴者の視点から見ると、小路は総じて天然な性格で、いろいろと抜けている印象があります。本人も自分自身をそう思っているようです。
一方、透子は小路のことを完璧女子と思っているようでした。確かに、透子の視点から見れば小路はユーモアがあってコミュニケーション力が高く、運動神経も抜群です。学業面についてはここまで特に触れられていませんが、独学で受験を乗り切ったのですから割と良いのではと想像できます。
勉強、運動、コミュ力に秀でていれば、確かに完璧女子と言えるでしょう。だからこそ、料理が出来ないというウイークポイントを見て、こんな感想が出てきたに違いありません。
ここについては、考察パートでももう少し見てみます。
第4話考察:気づかない何かを教えてくれる、それが友達
わかりやすいテーマ設定から、ザ・青春!な展開がイイ!
友達をテーマにした写真撮影から、様々な人とのコミュニケーションに発展していった第4話。わかりやすいテーマから始まって深いところまでたどり着くこの作り、とても上手いし丁寧だなぁと思います。
さて、透子は小路のことを完璧女子だと思っていました。小路自身and視聴者からすると意外な見方でとても興味深い視点だったのは、既に触れた通りです。
一方、小路は小路で透子のコミュニケーション力や料理の実力を寮で知りました。十分すごいんですが、透子はそういうことを自慢したり張り合ったりするタイプではなさそうですね。まーコミュ力を自慢するヤツってだいたいアレですから……
という話は置いておいて、これを見ていると改めて自分の長所というのは、人に言われて気づくものだなと思いますし、彼女たちもそのことを知りました。
そうやってお互いのことを褒めたりしながら自分自身を知り、成長していく。
ザ・青春!という感じですね!まぶしいです!キラキラしてます!
第5話以降もこんなキラキラ展開を期待したいと思います!