「明日ちゃんのセーラー服」 10話 感想 ~ 小路再生工場、迷える璃生奈を引きずり出した!

©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会

おっと気づいたら前回更新から2週間近く経ってしまった……当ブログ、クールの変わり目で異様に更新が停滞し、過去にそれで何度も失敗してきました。今年はその轍を踏まないよう、頑張ります。

さて本作も第10話まで来ました。ただ、まだほとんど出てきていないクラスメイトもいます。今回はその中の1人、四条璃生奈にクローズアップです。

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会様公式HPより引用しています。

第10話、ストーリーまとめ!

勘違い?で璃生奈の悩みを解決!

体育祭が近づく蝋梅学園。小路は応援団として、各競技の練習をしているクラスメイトを応援して回ります。

そんな中、江利花とともにテニスに出場予定の璃生奈が悩んでいました。テニスの経験者の璃生奈ですが、動きに精彩がありません。スタイルが気になり、テニスに集中できていない様子です。

小路はじめこの面々でみんなを応援!
©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会

そんな璃生奈を、小路はチアをやりたいと勘違いして巻き込みます。最初は周囲の視線が恥ずかしくて、ただ小路に引きずられてダンスさせられていた璃生奈ですが、自分の動画を見て動きが縮こまっていることに気づきました。

初心に戻ってカッコよくプレーしよう!そう心に決めた璃生奈は復活!キレキレの快足サーブを放って笑顔を見せてくれました!

第10話、名ゼリフ・迷ゼリフ!

ええやん、注目されてこ!(りり)

衣替えした蝋梅学園。小路は夏服もセーラー服!しかもリボンが赤と非常に目立ちます。

それにしても小路の夏セーラー服、冬服とはかなり特徴が異なりますね。冬服はスカーフでしたが夏服はリボン。色も水色から赤と大きく変わっています。冬服は胸当てがありますが夏服はありません。また、冬服ではオマケ程度だった胸ポケットが夏服だとかなり目立ちます。

赤いリボンがとても目立つ夏セーラー服、かわいいですね!
©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会

冬服と夏服が両方ともセーラー服なのに、ここまで造形を変える学校はリアルだとお目にかかれません。フィクションだからこその衣替えと言えます。

赤いリボンは相当目立ちます。しかし、小路はもともと友達作りのために目立つことを自ら選択し、それが成功して今に至っています。りりの言う「注目」は、より小路の中学生活を充実させること間違いなしでしょう!

なんだろう、とっても気持ちいい!(璃生奈)

小路に引きづられてやらされたダンス動画を見て、璃生奈は自分の動きが縮こまっていることに気づきました。

どんなスポーツでも、動きが縮こまっていては力を発揮できません。そしてカッコよくありません。気分も上がりません。逆に言えば、のびのびとした動作はカッコよく、気分がよく、そして結果もいいということです。

完全復活してカッコよくプレーする璃生奈は、心なしか、スタイルも良くなったような?作画の魔力……もあるかと思いますが、堂々としている人は見た目も良く見えるのもまた事実!

第10話考察:作画のレベルの高さに改めて注目!

相手の力を引き出す小路……けど本人は自覚なし

小路はこれまでも、クラスメイトたちの内なる気持ちや眠っていた力を引き出してきました。今回はスタイルが原因から来るメンタル・フィジカル不調という非常に難しい問題でしたが、それを見事に打ち破って璃生奈の笑顔を復活させました。

まぁ、小路自身は何も考えていない……どころか問題があったことすら知らないのですが(笑)、いや、何も考えていないからこそ相手の難しいところに踏み込むことが出来るのかもしれません。小路、お見事です!

ビジュアルで精神状態まで表現する本作、レベル高い!
©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会

ビジュアル面でも注目するべき1話でした。本作は作画にかなり力が入っているのはこれまでも触れた通りですが、ラストで見せた璃生奈のサーブは神級では?と思えるレベルでした。

第8話では水泳を、この第10話ではテニスを見事に描いています。スポーツの作画、動画は知識がないとかなり難しいはず。それを1作品、しかも異なる競技を描ききっているのですから、相当な力を入れて作っているなということが改めて伝わってくる1話でした。

終盤を迎えた本作、ラストシーンでは部長が気になることを口にしています。また、まだ友達になっていない小路のクラスメイトも残っています。さて、どういう展開になるのか、注目です!