「明日ちゃんのセーラー服」 12話 感想 ~ そして祭りは伝説に……小路と江利花、見事なフィナーレ飾る!

©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会

早いものでもう3月も終わり。楽しかった冬クールの作品も終了しました。友達作りをテーマにした本作、かなりドラマチック!な最終回を迎えましたので、見ていきましょう!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会様公式HPより引用しています。

第12話、ストーリーまとめ!

応援に全力プレーに……小路の暑くて熱い1日

舞台は夕方。体育祭の看板が下ろされ、後夜祭が始まります。小路のダンス、そして江利花の伴奏が講堂に響く中、暑くて熱い1日が思い出されます。

卓球、テニス、なぎなた、バスケ……1年3組は勝利を積み重ねていました。そしてその横には小路率いる応援団がいました。負けてしまった競技もあったけど、そんな戦いにも小路は大声で励ましを送りました。

後夜祭で、伝説が生まれた……!
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そして最後はバレーボール。小路のガッツあふれるプレーに呼応した仲間たちが奮闘し、見事に勝利!1年3組は優勝を手にしました!

そしてダンスはフィナーレを迎え、小路と江利花は拍手に包まれます。
週明け、夢みたいに楽しかった体育祭を終えた小路たちは、名残惜しい気持ちを抱えつつ日常に戻っていくのでした。

第12話、名ゼリフ・迷ゼリフ!

コミの気迫に負けるな!(瞳)

第11話でやっと登場した瞳。前回の記事で「残り1話ということを考えると仲が大きく進展することは考えづらい」と書きましたが、すごい進展してるじゃないですか!名前呼びじゃないですか!

瞳はこれまで小路と絡みがほとんどありませんでした。タイプも違うし距離を置いているのかな……と思ったら全然そんなことなかったですね。よく考えたら小路は身体能力高いしガッツあるし……むしろ瞳が好きなタイプ?

プレー中は、これまで全く見せなかった笑顔まで見せてくれた瞳。でも後夜祭では、いままで同様の表情でした。う~ん、この子はやはり面白い!ここで終わってしまうのが残念でなりません。もっと小路との絡みが見たい!

待ってた(江利花)

翌週、日常に戻った教室で、小路を迎え入れた江利花が口にしたのがこの一言。静かな教室での静かな一言が、宴の終わりを感じさせてくれました。

にしても後夜祭では江利花が大活躍でした。むしろ小路より江利花の方が目立ってたんじゃね?というレベルです。ピアノとバイオリンを弾きこなす神業、やはりこの子はただ者ではありません。

後夜祭の小路のダンスは見事!江利花の演奏も神がかっていた!
©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会

でもその裏には、楽しいことも我慢するぐらいの努力もあり……ただのチートキャラで終わらせてないところは個人的には好感です。

シリーズ全体を通じても、江利花はホントにいいところで出てきては話を盛り上げてくれました。小路の最初の友達であり、小路のもっとも仲良しの友達である江利花。2人が一緒にいる時間はまだまだ長い。どんなストーリーがそこにできるのか、想像するだけでワクワクします!

第12話考察:どんどん広がれ!小路ワールド!

友達作り大成功!その描き方も良かった!

とうとう終わってしまいました……毎週とても楽しみにしていたので、終わってしまって残念な気持ちと、ありがとうという気持ちが半々という感じです。

全体を振り返ってみます。本作は一貫して、小路の友達作りというテーマが流れていました。友達作りが成功したのはここまで見て明らかですが、注目するべきはその表現方法。本当にバラエティ豊かな表現で、小路の友達を描いてくれました。

透子も全編通じてナイスアシスト!
©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会

景や智乃といった大人しいキャラクターは物静かに。りりや瞳といったスポーティーなキャラクターは躍動感が伝わるような描き方でした。実や鮎美、生静といったちょっと変わり種のキャラクターも、その魅力を余すところなく描いてくれました。

一方、江利花とは一番最初に出会い、そしてだんだんと仲が深まっていく過程が描かれました。この新規開拓と関係強化が交互ぐらいに出てくるバランスがとてもよかったと思います!

これだけ充実してまだ1年生の1学期?ウソだろ?

小学生時代からの夢だった、友達と仲良く遊ぶことを実現して充実の中学校生活を満喫している小路。でもまだ、1年生の1学期すら終わってないんですよね。そして現状、小路の友達は1年3組にとどまっているのも確かです。

今後、部活の活躍や進級時のクラス替え等で、小路の友達はもっと増えていくことでしょう。そしてそれは、彼女の世界が広がっていくことでもあります。

また続きがあれば、小路の世界が広がっていくところを見てみたいです!
ステキな作品、ありがとうございました!