「ようこそ実力至上主義の教室へ」 船上の特別試験のルールを解説!これを読んで第2話に備えろ!

©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ2製作委員会

さあ始まりました、「よう実」第2期!第1期を見てから速攻で原作ファンになった私としては、待ち望んでいた第2期です。

そしてスタートしたのが、船上での特別試験です。しかし、この試験はルールがかなり複雑で、1回見ただけではなかなか把握できません。なので!ここでルールを徹底的に解説します!

なお、文中「CP」や「PP」といった用語が出ますが、そちらについてはこちらの記事をご参照ください。

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ2製作委員会様公式HPより引用しています。

※当ブログは、アニメ版で放映済みの内容までのネタバレを含みます。ただし、原作で明かされている先の展開についてのネタバレは含みませんのでご安心ください。

「優待者」の存在をまず理解!

4クラス合同でグループ形成。その中に「優待者」が1人

まず、今回の特別試験のメンバー構成について解説します。

  1. 全体で8のグループが形成される。
  2. 各グループには、4クラスからそれぞれ数人が参加する。
  3. 各グループには1人ずつ、「優待者」が設定される。

非常に重要なキーワード、「優待者」が出てきました。

1グループが15人ぐらいで形成され、その中に1人優待者がいる。

この設定をまず頭に入れてください。

アニメでは、主人公の清隆は「火星」グループに入りました。火星グループの参加者はCクラスとDクラスが4人ずつ、AクラスとBクラスが3人ずつで合計14人。第1話終了時点では、優待者が誰かは不明な状態です。

話合いと自由時間と解答時間、3つの時間を有効活用せよ

次に、試験の時間軸を説明します。

  1. 試験期間は4日間
  2. 3日目以外には、グループごとに1日2回1時間ずつの「話合いタイム」が設けられる
  3. 話合いタイム以外は、船内を自由に過ごしてよい
  4. 試験は最終日の21時まで。終了後、21時半から22時の間に「解答タイム」が設けられる

この特別試験は、大きく2フェーズに分けられます。「話合いタイム」と、最後の「解答タイム」、そしてそれ以外の自由時間です。なお、それぞれの名称は、分かりやすくするために私(赤木)がつけた名称です。

話合いタイムでは、1日2回1時間ずつ、グループで集まる必要があります。何を話すかは自由ですが、単なるお喋りの時間になるはずはなく、この試験に関すること……グループとしてどういう結末に持っていきたいか、がメインのテーマになることは間違いありません。

集合時間は、集まりさえすれば何をしても自由です
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逆に言うと、4日間あるのに拘束される時間は6時間だけです。残った自由時間をどう過ごすか?クラスのリーダーとの情報交換や、他クラスとの駆け引き・取引をする時間はたっぷりありますから、自由時間の使い方で結果は大きく変わってくるでしょう。

解答次第で大きく変わる、試験結果

解答タイムの前か後か?優待者が正解か不正解か?

気になる試験の結果と報酬ですが、これが分かりづらいです。以下でじっくり解説します。

解答タイムで解答した場合
  • 結果1:優待者のクラスの生徒を除く、グループ全員の生徒が優待者を特定して解答し、全員正解した場合。この場合は、優待者は100万PPを、それ以外の生徒(優待者のクラスの生徒含む)は50万PPを獲得する。
  • 結果2優待者のクラスの生徒を除く、グループの誰かが優待者について不正解または未解答だった場合。この場合は、優待者は50万PPを獲得する。
解答タイムより前に回答した場合
  • 結果3:優待者以外が、優待者を特定して解答し、正解した場合。この場合、正解した生徒は50万PPを獲得し、その生徒が所属するクラスは50CPを獲得する。逆に優待者と見抜かれた生徒が所属するクラスは-50CPとなる。
  • 結果4:優待者以外が、優待者を特定して解答し、誤答だった場合。この場合、誤答した生徒が所属するクラスは-50CPとなる。逆に、優待者は50万PPを獲得し、その生徒が所属するクラスは50CPを獲得する。
  • いずれの場合も、解答があった時点でそのグループの試験は終了となる。

上記で「解答」とありますが、解答は生徒が学校に対しメールにて行います。そしてそのメールでの解答した期間によって、結末が大きく変化します。

まず、解答タイムまで待ってから回答した場合の結末は2通り。グループ全員が自グループの正しい優待者を解答すれば、全員が50万PPをもらえて、かつ、優待者は100万PPをもらえます。これが結末1です。

逆に、解答タイムまで待ったものの誰かが自グループの優待者を不正解、または、そもそも自グループの優待者がわからなかった場合、これが結末2。この場合は優待者だけが50万PPもらえます。

解答タイム前の解答は、ハイリスクハイリターン

そして、もう1つが解答タイムを待たずに解答したパターンです。こちらはPPに加えてCPまで加わってきてさらに複雑化します。

解答タイムを待たずに解答し、正解だった場合。この場合正解者は50万PPをもらえて、かつ、正解者の所属するクラスには50CPが手に入り、さらに優待者のクラスを-50することもできます。PPに加えてCPまでもらえるのですからこれは美味しい。クラスメイトにも大変感謝されること間違いなしです。

早速出てきた龍園、この試験でどう動くのか?
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しかし一方、解答タイム前に解答し誤答すると、自身のPPには何ら影響はないものの、CPが50も減ってしまいます。さらに優待者に50万PPを与えた上に優待者のクラスに50CPも与えてしまいますから、CPについては差し引きで100も差がついてしまいます。

解答タイム前の解答は、正解であろうが誤答であろうがそのグループはその場で試験終了となりますから、やり直しは効きません。よほど自信がなければ、解答タイム前の解答はなかなか実行できないでしょう。

うまく行けば優待者にはビッグボーナス!

でも、4日間隠し通すってしんどくね?

優待者からすれば、自分が優待者であることがバレたら、自クラスのCPが50も減り、ライバルのクラスのCPが50増えます。解答タイム前に他クラスの生徒に自分が優待者であることを知られることだけは、絶対に避けなければなりません。

優待者は色々ボーナスもありますから、選ばれたらラッキー!と思いがちですが、実際には4日間も本当のことを言えないので、かなり苦しいものがあります。他者から情報が漏れる可能性を考えると、クラスメイトにも軽々には明かせないでしょう。

協調か?黙秘か?それぞれの思惑が早くも交錯!

作中で一之瀬が切り出した通り、下位クラスは結果1を目指そうとします。結果1は全員が得られるPPが一番多いですからね。

ただ、結果1はどこかの段階で自分が優待者であることを明かさなくてはいけません。そのタイミングを間違えば、他クラスの生徒から解答タイム前に解答されてしまい、結果3を迎えてしまいます。

なので、優待者または優待者がいるクラスは、他クラスが自爆して結果4になるか、逃げ切って結果2を迎えるのがベターでしょう。

思惑が交錯する中、一之瀬も苦戦が予想されるか?
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また、学年トップのAクラスの生徒は、他クラスが追いつく要素を消しておきたいところ。事実作中では、Aクラスは議論に参加しないという作戦に出ました。火星グループは2回めの話合いですでに膠着状態に陥っています。

様々な思惑が交錯するこの特別試験。どんな展開を見せるか、来週以降を楽しみに待ちましょう!