「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」 7話 感想 ~ 百貴、衝撃の逮捕劇!そして名探偵聖井戸登場!

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いよいよ話がジョン・ウォーカーへ向かっていく本作。
話は勝山、そして秋人の殺人事件という過去の話へ巡っていきます。
しかし、そこで前回触れた嫌な予感が的中……?!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、 ©ID:INVADED Society様公式HPより引用しています。

ジョン・ウォーカーを本格捜査開始

過去の事件にヒントがある?

立入禁止の看板を蹴り倒す松岡。器物損壊罪ですぞ!(笑)

寂れた豪邸を見ながら「ようやく連続殺人鬼のすみからしくなったじゃねえか」と言い放つ松岡。ここは、連続殺人鬼タイマンこと勝山伝心の住居でした。そして、秋人が勝山を殺した現場でもあったのです。

ドアを開けた瞬間、銃を連射し勝山を射殺した秋人。相当なる殺意があったことがワクムスビの反応からも分かります。

事件現場で活き活きしてる松岡。根っからの刑事です。
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玄関では秋人の思念粒子が採取できました。また、タイマンが実際に犯行を行ってきた地下の闘技場でも、勝山の思念粒子を採取。しかしタイマン、闘技場を作った上に歓声のSEを使って盛り上げるとか、本作に登場する他の殺人犯同様、常人には理解できない人物です。

2人の思念粒子が採取できたと報告を受けた百貴。まず勝山のイドに、本堂町を投入すると言います。まずはここでテストし「使える」探偵になるかどうかを見ると。ちょっと驚き、百貴にサポートを依頼する松岡。本堂町に嫌悪感を示しながら推薦したものの、やはり元コンビで娘のような本堂町は気になるのか。

その本堂町、以前のような快活さはなりを潜め、ただ静かに「頑張ります」と言って勝山のイドに潜るのでした。

いよいよ秋人のイドの中へ……

シーンが移り、会議室へ。
井戸端メンバーはジョン・ウォーカー(以下、J・W)についての捜査会議を実施していました。

予想通り、勝山のイドの中にはJ・Wがいました。J・Wはネットで見られる監視カメラを通じ、富久田や勝山を監視。さらにその被害者(例えば数田)から、次の加害者候補を探し、殺人犯に仕立て上げた。メンバーは、勝山が殺害した椋から秋人へ繋がったのでは?という仮説を立てます。

J・Wはさまざまな人へ介入し連続殺人犯に仕立て上げている……恐ろしい男です。
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となると、次のターゲットは秋人のイド。しかし本人のイドに入ることはミズハノメの運用上、危険なので禁止されています。となると……本堂町、こと名探偵・聖井戸御代の登場です!なぜか彼女だけフルネームです。

秋人のイドでは、謎の数字パネルの上に、焼け焦げた遺体が……イドの中では激しい落雷が続いており、多くの人が逃げ惑っています。そこには同じように焼け焦げたかえるちゃん、そして秋人自身、さらに椋と母親まで……?!

なぜかかえるちゃんの死体と手錠でつながっている聖井戸。そこから、かえるちゃんの死の謎を解き明かしにかかります。

毎回エグいかえるちゃんの死体。当たり前になってきて考えてませんでしたが、かえるちゃんが何なのか、も後半で出てくるかもしれません。ちなみに宣伝ムービーを見るとかえるちゃんはカタカナ表記が正しいようですが、面倒なんでこのまま行きます(爆)
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するとシーンは秋人たちが囚われている独房へ。そこには井波がいました。男子と女子で房を一緒にするとは……富久田はニヒルな笑いを浮かべます。

井波は富久田の頭の穴に興味があった。その流れから、数田のことを「大事な人」と言い、頭の穴のおかげで通じ合えていたと笑顔を浮かべます。やはりこの人、他の連続殺人鬼同様ちょっとおかしい……一方、本堂町のことは「それを殺した」と憎しみを向けています。

その話を聞いて、富久田は本堂町が頑張ってるなと言い放ちました。

ここまでもちょいちょい、物語を解説している富久田。完全にレギュラーキャラ入りですね。
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秋人は2人の会話が聞こえているのかいないのか。ベッドの上で考えます。

本堂町のことは百貴から聞いたのでしょう。新しい探偵が用意された。そして今イドに潜っている。それには自分は起用されなかった……つまり自分のイドが調査されているのか?と気づく秋人

頭を壁に打ち付け、抵抗を見せます。自分の中にJ・Wがいるのかもしれない、という仮説を否定するかのように。

イドの中にコックピット?そして百貴、ジョン・ウォーカーとして逮捕!

聖井戸、名推理炸裂!規則性を見破った

秋人のイドの中で、聖井戸が捜査を続行しています。

かえるちゃんの死体に聖井戸を手錠で拘束したのは秋人自身。それはなにかのメッセージではないか……と推理した聖井戸。

落雷が9秒ごとに定期的に落ちていることから、雷が人為的に発生しているものであると見破ります。そこから、同じ場所には落雷は落ちない、と喝破して、彼女は行動を開始しました。見た感じ、聖井戸は名探偵としてやっていけそうです。やはり松岡の言う通り、本堂町には「資質」があったということでしょうか。

一方、若鹿は数列の上に落雷が落ちている点を気にかけています。この数列、なにか意味があるのか……?彼のこうしたつぶやきは、これまでも何度も真実への突破口になっていました。注目です。

つぶやきながら推理を進める若鹿。今回も大きな発見が。
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拳銃を使い注目を集め、落雷が同じ場所に落ちないと群衆に知らしめた聖井戸。彼らが落ち着いたのを見て、行動を開始します。

そして聖井戸は、ミズハノメのコックピットを発見。この秋人のイドは3年前の思念粒子から構築されている。3年前、秋人はミズハノメのことを知らなかった。なのになぜコックピットが?現在とリンクしているのか?

記憶がない本堂町は、そのコックピットに座ろうとします。
このままだとイドの中のイドに入るという前代未聞の状況になります。何が起こるか分からない。百貴は聖井戸の排出を指示しました。

百貴の逮捕、そして秋人の決意

しかしそこで急展開が!
他部署の刑事と思われる男数人が井戸端に乱入。彼らは、百貴がJ・Wとして殺人教唆容疑で逮捕状が出ているとし、百貴を逮捕します。

百貴の家のPCからは、富久田の監視カメラへのアクセス記録が出ました。さらには例のJ・Wのコスチュームが出てきた上に、庭からはミズハノメの開発者、白駒二四男の遺体まで……!これは百貴がJ・Wだと疑われても仕方がない状況です。

刑事たちに取り押さえられる百貴。
局長の早瀬浦は、百貴を解任し東郷を後任の室長として指名します。井戸端、緊急事態……!

室長になった東郷は、秋人と面会します。普段なら百貴が面会し、説明をしたり励ましたりしてくれているのに……すぐにおかしいと見抜いた秋人

秋人に対し、東郷は「イドの中にJ・Wはいなかった」「百貴はJ・Wとして逮捕された」と伝えます。百貴のことを聞いた秋人は激昂し、机をひっくり返します。すぐさま警備担当に取り押さえられる秋人。

百貴をきちんとさん付けで呼んで敬意を見せてきた秋人。百貴逮捕に燃え上がる……!
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一方の井戸端。若鹿が「このタイミングが遅いのか、なにかに間に合っているのかわからないが……」としつつ、落雷と数列パネルの謎を解きました。答えは円周率。雷は、円周率に従った数字のパネルに落ちていたのです。9秒間という定期的な時間と合わせて換算すると、この雷は約3年前……椋が殺害された日から発生したと考えられました。

取り押さえられ、地面に押し付けられた秋人。頭からは流血が。しかしそんな中でも彼の目は死んでいません。

そして言います。「百貴さんのイドが出来たら、必ず俺に潜らせてください」と。

百貴は本当にジョン・ウォーカー?予想してみた

私の予想=「百貴はジョン・ウォーカーではない」その根拠

あまりにも謎が多い展開!
前回、井戸端メンバーにJ・Wがいるのでは?と若鹿が予想しましたが、それが的中してしまったのか、百貴がJ・Wとして逮捕されました
これについていくつかの予想をしてみましょう。

私の予想では、百貴はJ・Wではない
ただし、白駒の殺害には関わっている可能性がある

この予想の根拠としては、百貴逮捕のシーンでの彼の態度があります。
百貴は刑事が、彼を殺人教唆容疑で逮捕状が出ていることに焦った様子を見せていません(1カット汗を流すシーンがありましたが、あれは意表を突かれた表情と判断しました)。

かつ、J・Wだとしたらあまりにも警戒がお粗末すぎる。海外サーバを通したととしても自宅から富久田の家にアクセスするのは危険すぎるし、J・Wの服を隠し持っていたのも警戒しなさすぎる。本物だとしたら、服を毎回処分するぐらいの周到さは欲しいところです。(毎回あんな服を仕立ててはそれはそれで目立ちますが……)

また彼は、部下とともにJ・W捜査に熱意を見せています。井戸端メンバーが切れ者揃いなのは百貴が一番よく知っているでしょう。そこで安易に情報を流したりするものか?
会議の席上で、敢えて撹乱するような情報を流す、という手もありますが、その情報がガセだった際は強く疑われるというリスクがある。

そして作品外からの読みとして、百貴がJ・Wでないと判断する理由の1つに、この話が第7話であることもあります。

紙の小説を読むとき、私はふとページ数が気になることがあります。紙の本だと残りのページの厚さで、現在のページの位置や残りの量がなんとなく分かります。ページが少なければクライマックスが近い。一方、ページが残っているとすればまだまだ波乱が起きる可能性がある。私は無意識にそんなことを考えつつ小説を楽しんだりします。

そこからいくと現在は第7話。13話だとしたらちょうど半分にあたります。J・Wの正体は本作の一番要ともいえるポイント。それをこの中盤で明かすか?まだまだ先が長い中で、彼がJ・Wだと明かすには早すぎる、と判断しました。

百貴は本当にJ・Wなのか?まだかなり謎が多く、目が話せません。
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これが第10話ぐらいまで進行していれば、なぜ彼がJ・Wになったのか的な話をするのにちょうどよく、またそこから逆転するには話が少なすぎると判断し、百貴がJ・Wだと予想したでしょう。

さらに最後の秋人のセリフ。あれは百貴の無実を自分が晴らしてみせる、という決意の現れです。

直前の東郷との会話からも、秋人が百貴に信頼を置いていることが分かります。ここまでも秋人のことを何かと気にかけてきた百貴。秋人の弱さを知りつつも、人間としての存在を認めていました。

濡れ衣を着せられた恩人の疑惑を、主人公の名推理が打ち破る……
第7話での百貴逮捕は、そういう流れを作るための演出ではないか、と現時点で私は見ています。

白駒殺害に百貴が携わっているのでは?

ただ一方、ミズハノメの開発者である白駒の殺害には関わっているかもしれない
これは上述の逮捕シーンでの表情にあります。自身がJ・Wと疑われても表情を崩さなかった百貴。しかし白駒の画像を見せられた際は焦りの表情を浮かべています。私はこれを、自身が殺したわけではないとしても、何かしら知っている可能性が高い、と思わせるカットだと判断しました。

百貴はミズハノメのことを、開発者の白駒に次いで知っている人物と思われます
彼はミズハノメや白駒に対して早い段階で何かしらの危機を感じ、白駒殺害に関わったのでは?という予想をしています。

この場合自宅に埋めたのはなぜか、という話になりますが、第三者が所有する山林などに埋めると第三者に発見されやすいし、警察が踏み込みやすい。一方できちんと整備された私有地に死体を埋めると、警察はその人物に対する確かな捜査令状がないと掘り返せないので見つかりづらいという事情があります。暴力団には死体を処理するための別荘があるとかないとか……怖い怖い。

仮に百貴が白駒殺害に関わったとしたら、それは相当な危機感や使命感があってのことと思われます。そうした人物の死体を目に届く場所で確認しておきたい、という心理は否定できません。それはそれで十分に恐ろしい話ですが。

百貴のイドは構築されるのか?それ自体がまず焦点。構築後、何が見つかるのか?秋人はそこへ踏み込もうとしています。
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そして秋人が発言した「百貴のイド」という言葉が気になる。
イドの構築のためには、殺意が検出される必要がある。仮に百貴がJ・Wでもなく、白駒殺害にも関わっていないとしたら、百貴の思念粒子はどこからも検出されないことになる。

この場合でも、百貴はPCのアクセス記録とJ・Wの服という重要な証拠があるため起訴しても公判が成り立つ(※犯人が否認しても裁判で有罪が確定すること。証拠がなく公判が成り立たない、というセリフは推理小説でよく出てきますが今回は逆ですね)ため警察、検察的には問題がありませんが、ストーリーとしては盛り上がらない。ストーリーとして盛り上がるには、百貴のイドが必要なのです。

となると、今後の展開としては、

・百貴の白駒に対する殺意が検出、イドが構築される。
・秋人が投入。そこで真犯人を発見する。

そういう流れが予想されるわけです。

百貴がジョン・ウォーカーだとしたら……他のJ・W候補も検討

もっとも私の深読みが外れて百貴がJ・Wだとした場合、今後の話の関心は「なぜ百貴がJ・Wとなったのか?」という話になっていくと思われます。

その場合は、残りの話数から考えると全く別の話の焦点が設定される可能性があると思われます。こうなると全く別の話になる可能性もあるため、現時点では読みきれません。

また、別の人物がJ・Wだとした場合も、それが誰なのかという話もあります。
どんでん返しが楽しみな推理小説ですが、全く知らない人物が実は真犯人でした……では書く方は楽ですが、読者としては白けてしまいます。なぜなら読者は、犯人がいかなる動機を持って犯行に及んだのか、という点に強い関心があるのですから。

そのために推理小説ですと、中盤でいかにも怪しい人物が登場することはよくあること。それらの人物をいかに上手く印象づけていくか?作者の手腕が問われる場面です。

本作ですとそうした、百貴以外にJ・Wとなりうる印象的な人物がいません。ここから急に出てきたとしてもちょっと「?」な感じになってしまう。そういう理由から、百貴がJ・W……という流れはありな気もしてきます。

ダミーの犯人の近くに真犯人がいる……よくある展開です。東郷演じるブリドカットセーラ恵美さんは悪女役も上手いですしね、ってそれは予想の根拠になるのか?(笑)
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百貴以外のJ・W候補……ミズハノメのことを知る井戸端の高官としては、東郷が当てはまる可能性はあります。東郷はミズハノメのことをよく知ると同時に、百貴のこともよく知っているからです。焦った表情を浮かべつつ、百貴の逮捕に内心「しめしめ、予定通り」と思っている……推理小説においてはあり得る展開です。
早瀬浦局長がJ・Wである可能性は引き続きマークしておくべきでしょう。

そして大穴は、J・W=秋人自身……?これは現時点で無理のある読みですが、頭の片隅には入れておきたいところ。

秋人のイドの中は?今後のポイントを箇条書き

秋人のイドについては謎が多い。
ここは安易に読まず、その他のシーン含めて謎と今後のポイントについて整理していきたいと思います。

  • J・Wはタイマンとして連続殺人を犯した勝山、アナアキの富久田らの被害者を3年前からターゲットにしています。つまり勝山や富久田のことをよく知っている人物=井戸端幹部メンバー=百貴(東郷or早瀬浦)という推理は可能です。
  • 秋人は現時点ではJ・Wの影響を受けていないと判断されています。だとしたら彼の殺人衝動はどこから来ているのか?
  • また現時点で、秋人の殺人はタイマンのみと思われますが、松岡の発言や名探偵の資格から、秋人は連続殺人犯であると思われます。だとしたら他に誰を殺しているのか?その背景は要注目です。
  • 百貴は椋に対して強い関心があるように見られます。秋人のイドの中の椋に感心した様子を見せたシーンで、井戸端メンバーは汗を流している。百貴と椋にどういった関係があるのか?
  • かえるちゃんと聖井戸は、秋人と思われる人物によって手錠で繋がれている。これは何を意味するのか?
  • 秋人のイドの中では、彼が3年前には知り得ないミズハノメのコックピットが描写されている。作中では「秋人のイドに現在進行系で影響している」と判断されていますが、新設定登場の意味には注目する必要があります。
  • 飛鳥井木記とは何者なのか?タイマンの最後の被害者の彼女について、百貴は「自分が助けた」と発言する一方、「ずっと探していた」とも言っています。被害者だとしたら死体。探すも何も、なはずですが……一体どういう意味があるのか?この矛盾した発言は、飛鳥井木記がJ・Wないしはそれに繋がっている人物という可能性にも注意する必要があるというメッセージかもしれません。
  • 秋人の殺意(=イド)は3年前に発生している。それはつまりタイマンによる椋殺害からと思われる。J・Wがタイマンに影響を与えた結果、秋人が殺人を犯す……富久田⇒数田=井波もそうですが、こうした悲しき負の連鎖は本作の重要なポイントです。
  • 本堂町、秋人のイドでどうなった?物語は聖井戸がイドの中のイドに入ろうとして、そこで止まっています。第8話は秋人のイドのさらに深いところにつながっていくのかもしれません。

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