「明日ちゃんのセーラー服」 5話 感想 ~ 小路は見たい自分を映す鏡?

©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会

第4話で透子や景とより仲良くなった小路。この第5話では、新たなキャラクターが登場します。

それにしても蝋梅学園、キャラの濃い生徒ばかりですね(笑)敢えて地方にやってくる生徒にそういう傾向があるのか、それともそういう生徒を面接で選抜しているのか……あの学園長ならそれもありそうなのが面白いところです。

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会様公式HPより引用しています。

第5話、ストーリーまとめ!

研究者・実と一緒にクラスメイトを観察だ!

クラスメイトの大熊実は、研究者肌の女の子。生物の観察を趣味にしています。

そんな実はアオダイショウをキャッチ&リリースしたことをきっかけに、小路と話をするようになります。そして2人は一緒に、クラスメイトの観察を始めました。

実の研究者目線で小路を徹底解剖!
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しかし小路は、観察もされていた?その視線の主は峠口鮎美。彼女は受験日に小路に借りたハンカチを返すきっかけを伺っていましたが、なかなか切り出せずにいました。実のおかげで、小路と鮎美は再会を果たします。

いろいろな出来事を通じて、小路と実はお互いのことをたくさん知ることが出来ました。小路はまた、友達が増えました!

第5話、名ゼリフ・迷ゼリフ!

アザラシみたいな瞳(実)

アオダイショウを「かわいい」と言った小路を見た実、その感想がこの一言。いや、アザラシとは?(爆)第5話でほぼ初登場の実ですが、とても興味深いキャラクターでした。彼女は生物の観察が得意。そのノリで小路を観察します。

実の観察によれば、小路は「行動派」「目立つ」「くすぐりに弱い」でした。実に的確な観察眼があること、それをまとめる言葉の力を持っていることがよく分かります。

小路と一緒だと、事件がいっぱい!楽しそうですね。
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実が主に描かれるこの第5話でとても興味深いのは、第4話の「小路のイメージ」という話と被っていることです。いろいろなクラスメイトが見る小路の姿は、共通しているところもあり、ちょっとした違いもあって新鮮です。

ここについては、考察パートで詳しく取り上げたいと思います。

田舎の難関女子校なんて、モテねぇ人間しか集まらねぇはず(鮎美)

蝋梅学園って難関校だったんですね。確かに、第3話ではまだ春なのに方程式をやっていました。公立中学なら夏ぐらいにやる単元ですから、相当な学習スピードです。

でも田舎の女子校だからモテない女子しか集まらないというのは偏見がすぎるのでは?(笑)しかも小路のことを同じ地方出身なのにモテるからといって裏切り者呼ばわりはひどい!(笑)

この後のセリフも含めて、鮎美が強い訛りで毒舌を連発する子であることはよく分かりました。また一段と濃いキャラが出てきたな……という感じです(爆)

もっとも、そんな毒舌は恥ずかしさの裏返し。裏切り者扱いしていた小路の真っ直ぐな視線を浴びて、鮎美もすっかりメロメロ!小路大好きクラスメイトの仲間入りです!

第5話考察:小路を通じて見るあの子はどんな子?

友達は、見たい・なりたい自分の“鏡”

小路の友達作りがガンガン進んでいます。第3話でも触れた「ちょっとしたきっかけがあれば速攻で距離を詰めまくり」戦術が非常に効いていますね。

ところで、ここまで出てきた各キャラクターが小路についてどのように評価しているかをちょっとまとめてみましょう。

景  ⇒ 何事にも全力で取り組む人
透子 ⇒ 完璧女子
実  ⇒ 興味深い生物
鮎美 ⇒ 田舎者

それぞれをよく見ると、評価したキャラクターが「自分と同じ」や「自分にとって好ましい姿」として小路を評価していることが分かります。小路はまるで、そのキャラクターを映す鏡ですね。

「小路をどう見るか?」各キャラクターの性格が分かります!
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基本、友達は自分に似た人物が集まると言います。一方、1人の人にはいろいろな側面があります。小路は人としての引き出しが多い、というか隠さないため、様々な人を引き寄せる結果になっていると言えましょう。

第4話の記事でも触れましたが、本作では小路の様々な側面を友達を通じて描き、同時にその人物の個性を描いていることが改めて分かった第5話でした。

小路を通じて見る友達、友達を通じて見る小路が丁寧に描かれるこの展開、とてもステキだと思います!次回は誰のどんな姿を描くのか、期待したいところ!