「ランウェイで笑って」 3話 感想 ~ 究極の修羅場で、育人と千雪が最高のコンビネーションを見せる!

©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

第2話でトラブル連発、修羅場に突入した育人と千雪。
ピンチはチャンス!ですが、これを本当にチャンスにできるのか?
緊張の第3話、スタート……!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会様公式HPより引用しています。

時間も機材もない……だけど千雪のために服を作る!

いざ動くと、頭が真っ白になる育人……

服を直させてください、と柳田に直訴した育人。
柳田も腹をくくったのでしょう。デザインを指示するからその通りに縫えと柳田が判断。
しかし周りのスタッフは、当初と違うプログラムを唯一把握している柳田がいないとショーが回らないと訴えます。

千雪の服を完成させなければショーが台無しになる。しかし残り39着をしっかり見せなければそもそもショーにならない。

究極の判断を迫られた柳田。
しかし研二に言われた、育人は頭の中でデザインを形にできるという言葉を思い出し、育人にデザインを含めて服を直すよう命じます。

柳田にとっても人生を賭けた大舞台。選択肢がないとはいえ、ここで育人に任せるのは相当に勇気が必要な判断だったでしょう。
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さあ、育人のターン!
とにかく180センチのモデル用の服を、158センチの千雪に合わせなければならない。しかし直す服の布はかなり厚い。切った後の処理に相当な時間がかかります。用意された道具は使ったことがないタイプのミシンのみ。そして時間はごくわずか。
制約が多すぎる……何も考えつかない育人。震えが止まらず、汗が滝のように流れます。見ていて息が詰まるようなシーン……!

しかし、そこで彼を救ったのが千雪でした。
後ろから、育人の両頬を叩く千雪。そして彼に笑顔で言います。
「得意でしょ?私に似合う服作るの」と。

言葉だけならいつもの自信満々な言葉、そして笑顔。
しかし育人は感じ取ります。千雪の両手のひらが震えていることを。不安で緊張しているのは育人だけではなかったのです。千雪はプロのモデルとしての初舞台。代打で、自分のための服もない。千雪だって追い詰められていた。

なのに、彼女は笑っている。

その瞬間、育人の中でデザインが閃きました。
彼女ための、かつ柳田のブランドコンセプトを守った服。
そこに震えていた彼はもういませんでした。育人が、ゾーンに入ったのです!

育人の技術がフル回転!でも間に合うのか?

ゾーンに入った彼は冷静に思考を回転させます。千雪は身長は足りないけどスタイルはいい。そして自分を冷静な状態に引き戻すほどに力強い雰囲気を持っている。そんな彼女の良さを引き出すなら、ハツラツとした、ポップな動きのある服がいい。千雪の緊張を解いてあげられるような……

デザインが頭の中で決まったのでしょう。いきなりスカートの中に潜り込む育人。中のクッションを取るためではありますが……育人の大胆すぎる行動に膝蹴りをかます千雪。第2話では、千雪がためらいなく脱いで育人を慌てさせていたのに……立場逆転です(笑)

主導権を奪われ急に恥ずかしがる千雪。攻撃は得意だけど守備は苦手な良いヒロインです(笑)
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裾を大胆に切る育人。でも針での処理は無理。だとしたら……彼は自分のベルトを使って、丸めた生地をうまく処理。ここでそれを思いつくか!
さらに袖を切り、ノースリーブにします。余った布をミシンで加工!

しかしパターンも仮縫いもなしの一発勝負。
残りは5分……果たしてできるのか?!

無情にもタイムアップ……!でも育人の熱意は伝わっていた。

時間は無情に流れ……5分を切ってしまいました……タイムアップ!
中途半端な服で勝負するしかなくなってしまいました……!
しかしそこで救いの手が。別のモデルが育人の様子をずっと見ていた。この状況で、必死に何とかしようと、そして何とかしつつある育人の姿を。彼女は言います。育人の服をみなが楽しみにしていると。

彼女は時間を稼ぐため、ゆったりとした雰囲気の音楽の中、ゆっくりと歩きます。観客はこれを、優雅な雰囲気の服に合わせた楽曲とウォーキングだろう……と感じていますが、その裏では育人の止まってしまったはずの時計が再度動き出し、服の最後の仕上げの時間を作り出していました。その甲斐あって、育人の千雪用の服が完成しました。即席ながら、最高のチームプレイです!

千雪にもう一度、自分の作った服を着てもらう……育人の夢は思わぬところで叶いました。安心したのか、ぽろりとそれを口にする育人。
しかし千雪は言い放ちます。「ここは津村くんのブランドじゃないじゃん」と。どこまでも、育人を高みに連れて行こうとする千雪。この修羅場をまとめる、激アツなセリフが来ました!

そして最後の糸を処理する……ん?ハサミを動かずに千雪をランウェイに送り出す育人。
これは何かの仕掛けなのか??

どよめきから一転!大成功するファッションショー!

またしてもアクシデント!壊れた靴を履いていた千雪

会場では、ファッション雑誌記者の文世がため息をつきます。モデルってみな無表情なんですね、と。
笑わないのは、モデルではなく服に意識を向けさせるためのモデルの常識だと教わりますが……彼女は文芸雑誌を希望して出版社に入ったものの、配属されたのはファッション誌。どうやらかつて頑張って着てきたかわいい服も相手にされなかった苦い思い出があるようで……取材にも気持ちが入りません。

最高の技術で千雪を送り出す育人。彼女はそれに応えます!
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そんな中、千雪が入場!
しかし、会場からはどよめきが。誰が見たって千雪は低身長。何かアクシデントがあって仕方なしに出されたのだろう……と推測します。

千雪もそれは感じる……余裕がなかった。
千雪はとにかく服を見せるためにただ必死に真っ白なランウェイをウォーキングするのみ。自分自身、自信満々なキャラだと思っていたのに、らしくないなぁと心の中でつぶやきます。

しかし彼女の、積み重ねた技術が光ります。どよめきの中でも冷静にウォーキングする千雪。心の中では、あの状況で服を作り上げた育人に負けたくない、と思いつつ。

彼女の堂々とした雰囲気が会場に伝わっていきます。柳田一はなにか意図があって、あの小さなモデルを起用し、専用の服を投入してきたのでは?と。
それをモニター越しに感じたのでしょう。本当はただ成り行きでこうなっただけなのに……柳田は笑みを浮かべます。

しかしここでまたアクシデントが!
柳田が使ってはいけないと命じていた靴を、実は千雪が履いていたのです。その靴はヒールが一度折れている。歩けばどうなるか分からない!

その瞬間、ヒールが折れ、前に倒れそうになる千雪……
ここまで来て、最悪のアクシデント!おお神よ、なんということだ!

ランウェイで、転んで笑う。あり得ないモデル、千雪!

前に倒れ込む千雪。
しかしそこでまた、会場がどよめきます。
倒れ込んだ瞬間、服の上部分がほどけ、蝶が舞うかのごとく第2形態ともいえる形に変化したのです!

そこには育人の心配りがありました。
千雪は緊張している。もしかしたらこういうアクシデントがあるかもしれない。
そのときに形が変われば、アクシデントをフォローできる、と……!
そうか、あの最後の糸を処理しなかったのはそういう意味があったのか!

会場の視線をさらに集める千雪。彼女はここでも冷静でした。
靴の異常を確認しつつ、何とかできると判断した彼女は、何事もなかったかのように立ち上がります。

そのとき、千雪は思わず笑顔を浮かべます

憧れの先輩、雫から伝えられたモデルとしてのタブー。
「転ばないこと。そしてランウェイで笑っちゃいけない」

千雪はランウェイで転びました。そして笑顔を見せました。

低身長のモデルがランウェイで転んで笑って……あり得ないはずのショー。
なのに、観客は千雪に拍手を贈り、無数のフラッシュを浴びせました。
千雪はやってみせました。
観客の心を動かしたのです!

柳田を窮地から救った育人。ツンデレな褒め言葉は彼にとって最高の報酬でした!
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フィナーレを飾る千雪。万雷拍手が、モデルたちに、そして柳田に降り注ぎます。
ショーは大成功!!育人の服と、千雪のアピールで!

フィナーレ後も、無人のランウェイに拍手を送る観客たち。それをモニター越しに、感激の眼差しで見つめる育人。
そんな彼に、柳田は「この拍手、半分はお前にやる」と言います。そしてさらに伝えます。「かけらほどは向いてるんじゃないか?デザイナー」と。
これは柳田にとっては最高の褒め言葉!ツンデレだ!柳田、ツンデレだ!

感激する育人。
そんな彼に、千雪が声をかけます。
「今度は拍手、全部もらおうよ」
それはすなわち、育人のブランドとして、千雪がメインモデルになる……
2人の究極の目標が、はっきりと見えたショーになりました。

2人はピンチをチャンスに変え、それを確実に掴み取ったのです!!

窮地でお互いを前に進める、最高の2人!

頭が真っ白な育人を救ったのは、千雪だった。

いやー、すさまじい第3話でした!
一般論として、第3話はファンが視聴を継続するかどうかを決定する重要な分岐点。本作はその第3話にすさまじい破壊力を持ったストーリーをぶつけてきました!
当ブログでも第1話、第2話の感想で「育人と千雪はお互いの欠点を補い合える素晴らしいコンビ」と書いてきましたが、まさかここまでとは……鳥肌モノです!

柳田に服の縫直しを直訴した育人。しかし経験したことがない素材、機材の上に、時間もない。頭が真っ白になり、服の完成は無理かと誰もが思いました。

彼には服のデザインを頭の中で完成させるという、特筆するべき能力がある。
だけど足りないのは勇気、そして前に進む心。

千雪はそんな彼の窮地を救いました。
特別な笑顔で。

この場面で育人の足りない「勇気」を補った千雪。千雪がいなければ、育人が輝くことはできなかった。
ショー後の育人の「まるで違う人の人生を歩んでいるようだ」という言葉……その人生は間違いなく、千雪という存在がもたらしたものでした

土壇場ですさまじい能力を発揮した育人。それも千雪のアシストがあってこそ。
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彼女の力を引き出したのは、育人の献身性があってこそ
これまでずっと、彼女のことを考え、彼女のために行動してきた。その心と技術は、すでに千雪に伝わっていた。だから育人にとっての修羅場で、千雪は手を差し伸べた。そう考えると、2人の関係はなんと輝かしいんだろうと感動してしまいます。

この修羅場を千雪の力を借りて乗り切った育人。柳田も彼の力を認め、今後難しい仕事を与えていくことになるでしょう。
まだまだ経験が浅い育人。
しかしそこに、千雪の勇気が加われば何でもできるはず!

千雪を襲ったアクシデントを救ったのは、育人だった。

一方の千雪。
普段通りの偉そうな態度を取りながらも、実は緊張していた
当たり前です。プロのモデルとしてランウェイに立つのは初めてなのですから。

よくよく考えれば、このアクシデントは偶発的に起きたもの。そして育人は裏方。観客から見えるわけではありません。
育人が失敗したとしても、観客から見ればそれは柳田の失敗になる。育人は大きなチャンスを失うでしょうが、彼自身に目に見えるバツはつきません。でも成功すれば評価を得られる。冷静に分析すれば、この修羅場は育人にとってプラスが大きい状況でもあったのです

しかし千雪は違う。この場所に、ミルネージュのモデルとして派遣されている。そして関係者が注目する舞台に、生身の姿をさらさなければならない。
失敗すれば「やっぱり背の低いモデルなんてダメだ」という烙印を押されてしまう
この状況で失敗が許されないのは、むしろ千雪の方なのです。

育人のアシストに加え、千雪の積み上げたモデルとしての技術も大いに光りました!
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でも千雪は失敗した。ランウェイで転んでしまった。モデルとしてありえないミス。
それは事前にNGを出されていた靴を選んだ裏方のミスです。でも観客にそんなことは関係ない。千雪というモデルの失敗としか捕らえない。

育人はそんな彼女の窮地を救いました。
彼の技術と、千雪を気遣う心で。

転んだ瞬間、服がほつれ、さらに千雪の良さを引き出す形に変形した。観客はそれを、柳田が仕掛けた演出だと判断するでしょう。ですが同時に、その演出を見事にこなした千雪もすごいと判断するでしょう

こういう結果になったのは、千雪が育人を信じていたから
千雪は第1話で、彼の服によって通らないはずのオーディションを通過した。彼の服には人の人生を、自分の人生を変える力があると千雪は知っていたのです
そしてそれは正しかった。彼は短い時間の中で、千雪の万が一のアクシデントまで考えて服を作ってくれた。これもまた、2人の関係性が生み出した成果なのです。

身長が低いのに存在感があり、しかも意外性ある演出もいけるモデル。ショーを見ていた関係者にそういうアピールをすることができたはず。
失敗すれば即プロとしての道が閉ざされたはずの千雪。でも結果的には、どでかいリターンを得て戻ってきたのです。やはり育人の服は、千雪の人生を変える!それがまた証明されました。

お互いの人生を変えた、育人と千雪。
しかし2人は満足していません。
いつか本当の夢を叶える。
この2人なら、本当にそれができるのでは……

育人のさらなる活躍が早く見たい!
育人の服でさらに輝く千雪をもっと見たい!

続きがとても楽しみです!

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