「7SEEDS」 3話 感想 ~ わずかずつだが積極的になるナツ。だがそれは波乱へのフラグか?

©2019 田村由美・小学館/7SEEDS Project

第2話で、天変地異から人類を生き延びさせるために冷凍保存されたと伝えられたナツたち。
「7SEEDSプロジェクト」に選ばれた彼らですが、動揺は収まりません。
特に、彼女の花のことが気になる嵐はそれが顕著のようで……

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©2019 田村由美・小学館/7SEEDS Project様公式HPより引用しています。

変わり果てた長崎の姿。やはり天変地異が起きていた

花を心配する嵐。そんな嵐が気になるナツ

まだ嵐と野花が東京で普通に暮らしていたころ。 2人は「無人島に持っていくもの」という他愛もない話をしています。
花を一番最初に挙げる嵐。一方の花は実用的なアイテムばかり。俺は?とツッコむ嵐。イチャイチャとリア充ぶりが伝わってきます。まさか本当に無人島に行くことになるとはつゆ知らず……
花が死んだと思っている嵐は、すっかり元気を失ってしまいました。

嵐に元気が出ないと、ナツも元気が出ません
登山中に足を滑らせてしまうナツ。いつもならここで嵐に「大丈夫?」と聞かれる場面ですが、花のことを考えていたのか?嵐からそういう言葉はなし。
代わりに牡丹から「それが男にかわいく見えると思ってるかもしれないけど、ここでは命取り」とキツすぎる言葉を浴びることに。どう見てもそんなに器用に演技できるキャラには見えませんが……
もっともナツも、転んだのは意図的ではないとはいえ、嵐に心配されることを期待したのは事実だったりします。

そんな一行の耳に、人の声が!
行ってみると3人がワニに襲われています。牡丹と百舌の果敢な行動で救われた3人。天道まつり、守宮ちまき、草刈蛍と名乗った3人は、牡丹が事前に聞かされていた夏のBチームのメンバーとのこと。
これで全員が揃いました。

ここは海じゃない!ナツが大発見

追加メンバーに状況を説明する牡丹。まつりの様子を見ると3人も初耳だったのでしょう、戸惑っているようです。その合間に、ナツが大発見をします。海と思っていた場所からは、潮の香りがしない。口にしてみるとしょっぱくない。これは淡水だと。

その報告を受けた一同は、ボートで探索をすることに。
時間を掛けてイカダを作り上げ、牡丹の指示のもと、北東へ漕ぎ出した一行。
そしてとうとう、別の陸地を見つけました!

別の陸地で落ち着いたところで、なぜ北東に行く指示をしたのか?と嵐が牡丹に問いかけます。
答えは、夏のBチームが九州北部(福岡市でしょうか?)に保存されていたから
東シナ海あたりに放り出されたと判断し、北東に向かったとのことでした。

ギャル少女、天道まつり。こう見えて農家の娘。
©2019 田村由美・小学館/7SEEDS Project

さらに、夏だけABチームがあるのはなぜか?という話にもなります。
他のチームは頭脳明晰で容姿端麗(容姿がいいのも子孫を残す条件の1つらしい。嗚呼……)なメンバー。だがそこに不安を感じたプロジェクトの計画者は、敢えて問題児の落ちこぼれを集めた……それがBチームだとのこと。第2話の感想で指摘したように、多様性を確保したのでしょうか?

それにしてもこの会議、気になる点が出てきたのにサラッと流されています。嵐が過去に傷害事件を起こしていたとのこと。しかしそれについての深堀りはありません。花絡みでしょうか?

また、夏Bチームが問題児集団だと解説したのは百舌。ガイド役の牡丹ではなくなぜ彼が?百舌もガイド的な役割を与えられているのでしょうか?
サバイバルスキルを持っている点といい、謎が多い存在です。

湖面に突き出す手の正体は……

そんな中、ちまきが「変なもの」を見つけたと一同に伝えます。湖の湖面から出てる、天を指差す手……そう、それは長崎市にある平和祈念像でした。その下には町並みが。

長崎が沈んでいるということは、他の街も……やはりここは、変わり果てた日本だという事実を突きつけられ、改めて一同は衝撃を受けます。
特に嵐は、花が絶望的だと思ったのか、さらに口数が減ったようです。

女子にとってはサービスシーン(笑)しかし見つけたのは衝撃的な事実でした。
©2019 田村由美・小学館/7SEEDS Project

ガイド役の牡丹も「やはり……」という感じで衝撃を受けていたようですが、冷静に目的地を示します。彼女も7つの富士の話は当然知っています。ナツたちのチームは、大分の豊後富士(由布岳)を目指すことになりました

前回柳は、7つの富士を目指す理由を伝えていませんでしたが、牡丹によればそこには備蓄庫があるとのこと。そうした施設を山に作ったのは、海抜が上昇したり火山などで湖が発生することを予見していたためでしょう。

時間をかけて、ナツたちは大日如来像の地下にある備蓄庫に到着。そこには米などの食料や薬、工具などが!これでサバイバルが楽になりました!
牡丹はここを拠点にすることを宣言します。

熊本へ。そして、東京へ!

やはり熊本も沈んでいた

それを受けて、ちまきが熊本に行きたいと申し出ます。彼は熊本出身で様子を見たいと。それに同行するナツと嵐。現実の由布院から熊本市街は約100km。数日をかけて、彼らは熊本にたどり着きます。

やはり熊本市も、水没し人気は全くありませんでした……
「みんないなくなった」というちまきの言葉に、嵐とナツが涙を。彼らは何かを植え(おそらく倉庫にあった種でしょう)、熊本を後にしました。

豊後富士の備蓄庫に戻った3人。今度は、嵐が東京に行くと言います。どうしても会いたい人がいる、と言いますが、東京は歩いて数日の熊本とは桁違いの距離があります。チームがばらばらになるのはまずくないか?と思いましたが、牡丹は「どうせ止めても止まんないわね」と東京行きを許可します。

そしてそれに同行を宣言するナツ。家が埼玉にあるから様子を見たいというのは建前で、本音は嵐と一緒にいたいから。珍しく自分の意志をはっきりと表明しました。

シーン変わって、花たち春チーム。
何かの建物を発見しましたが……それは変わり果てた横浜ランドマークタワーと、三日月の形が特徴的なインターコンチネンタルホテル
彼らもまた、この世界が変わり果てていることに衝撃を受けました。

東京へ出発するナツと嵐。いい感じになってきたのでは?

またシーンが変わり、ナツと嵐。
彼らは瀬戸内海を通って来たのか、神戸富士が近いだろうから寄ってみようと言います。足に疲れが来ているナツ。「来ないほうが良かったですか?」と何度も聞きそうになりつつ、それを聞いたら最低だとグッと堪えています。

そうして嵐と旅をするうちに、サバイバルにも慣れてきたナツ。嵐とも上手くコミュニケーションが取れるようになってきて、「一緒に来てくれてよかったよ」という褒め言葉まで引き出せました。頬を染め喜ぶナツ。いい感じのシーン……!
と思いきやそれをぶち壊すように蟬丸乱入?!厳しい牡丹から逃げて、家のあった浜松に行きたいとのことでしたが、本音はどこに……?

なおこのシーンで、ナツは嵐の持っていた「ロビンソン・クルーソー」について、猫の子供を役立にたないからと殺す主人公が大嫌いと感想を漏らします。
役立たない存在……ここではナツたちがいる夏Bチームのこと?もしかしたら深い意味があるセリフかもしれません。

やっと人と出会う3人。しかしそれは不幸の始まりなのか?
©2019 田村由美・小学館/7SEEDS Project

道中、小さな川にかかった橋を見つける3人。明らかに人工物です。
そしてそのすぐ側に、畑を耕す人を発見!とうとう、夏Bチーム以外の人を発見しました!
しかし彼は逃げた方がいいと言います。
その忠告の原因なのか?トウモロコシ畑からはなんともワイルドな男女が。鳥の首をもいで、血を一気飲みする危険そうな2人を見て立ち尽くす3人……

第3話はここで終了となりました。

ナツがちょっとずつ成長中!しかし花に会ったらどうなる?

積極性を持ち出したナツ。成長する過程に期待

第3話ではナツがちょっとずつ積極的になっていく姿が描かれました。
ドジなところを「かわいいと思ってる?」と牡丹に指摘される……自分の悪癖をわざとやってると思われるのってすごく嫌なものです

ただナツは、何とかBチームに食らいついています。
いや、この状況では「1人になる」という選択肢がない、という方が正しい。引きこもりだったというナツですが、屋根があり食事も出る家と異なり、ここでは全てを自分でやらないといけない。ナツが1人で生きていくのは絶対に無理な環境です
蟬丸のセクハラが嫌だろうが、牡丹が厳しすぎだろうが、ついていくという選択肢しかない。

過酷かつ理不尽すぎる環境で、ナツは少しずつ成長を見せています。
©2019 田村由美・小学館/7SEEDS Project

でも、プラスのモチベーションもあります。それが嵐。イケメンで気の優しい嵐に、ナツはここまで何度も救われてきました。物理的にも、心理的にも。

だから、嵐の東京行きに同行すると志願したのは自然な流れ。嵐の「会いたい人がいるんだね」という問いに対し、心の中で「会いたい人は、ここにいます」とつぶやくナツ。ナツの心情の変化を象徴する、印象的なセリフでした。

ナツにとって、嫌なことがあって引きこもっていたコールドスリープ前の世界より、嵐と一緒にいられるこの世界は、案外悪いものではないのかもしれません
植物の知識を蓄え、泣き言を我慢し、やりたいことを自己主張もできるようになったナツ。少しずつですが、成長の兆しが見えます。今後さらに成長する可能性を考えると、楽しみですね。

もしナツと花が会ってしまったら?そこが不安だ。

とはいえ、これは間違いなくこの先の波乱要因です。
視聴者の視点では、花が生きていることが分かっています。しかも彼女たちは荻野富士に向かっている。7つの富士の情報はすでにメンバーに行き渡っていますから、ナツと嵐も、東京に行くなら神奈川にある荻野富士に寄って行こう、となるのは自然な流れでしょう。

神戸富士が云々、と言っていることからナツと嵐はまだ関西方面。
一方花はすでに横浜。となると、花たち春のチームが荻野富士に拠点を構えた頃に、ナツと嵐が到着しそうな時間軸です。

嵐と花は、この状況でもお互いを心配するほどに強い絆で結ばれている。死んだと思った恋人が生きていたとなれば、2人の結びつきはより強くなることでしょう。

ナツと花が出会ったら、三角関係突入?でもナツが逆転するパターンが思い浮かばない……それほどに嵐と花の絆は強い。
©2019 田村由美・小学館/7SEEDS Project

ここにナツが入り込む余地は、正直なさそう。ナツにとって絶望だらけのこの世界で、一筋の光となっていた嵐。しかしそれもつかの間の光か……と思うと切なくなります
ナツにとっての逆転パターンを想像しようとしましたが……花にアクシデントが起きない限りは難しいか?

とはいえ、これはストレートに話が進んだ場合。嵐と野花がそんなに簡単に再開できるのか?ここは大きな波乱要因です。前述の野花のアクシデント、というのも十分ありえます。

しかし本作は少女マンガ原作。少女マンガは登場人物たちの繊細で絡み合う気持ちを描いていくのが真骨頂です。
おそらく3人は出会うことになるでしょう。
そのときどういう波乱が起きるのか?
安定しかけたナツの心が不安定になったらどうなってしまうのか?
今後、そこに注目していきたいと思います。

今回も!聖地巡り観光案内

需要があるのかどうか分かりませんが(笑)、今回も作中に出てきたスポットをまとめておきます。
インターコンチネンタルのすぐ側には声優さんのライブもよく行われるパシフィコ横浜がありますが、作中ではおそらく水没していますね……。

※以下の情報・画像はWikipediaより引用しました。

平和祈念像
長崎県長崎市。
長崎駅から路面電車などを利用し20分ぐらいのところにあります。これのある平和公園自体が結構な高台。像も巨大。これの腕まで水没するということは相当水位が高いことが分かります。
熊野磨崖仏の大日如来像
大分県豊後高田市。
同じ場所に、不動明王二童子像もあるようです。
横浜ランドマークタワー
神奈川県横浜市。高さ296m。
大阪のあべのハルカスができるまでは、日本一高いビルでした。なんと70階建て!屋上は展望台になっています(有料)。
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
同じく神奈川県横浜市。ランドマークタワーはすぐそば。
名前は知らずとも、この形状を見たことがある人は多いのでは?
ホテル周辺には国際会議も開催可能な会議センター、展示場、コンサートホールがあり、一帯を「パシフィコ横浜」と呼びます。宿泊料はクッソ高い。

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