「ランウェイで笑って」 4話 感想 ~ 新キャラ続々!育人を巡って家族が、天才が泣いて笑って……

©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

修羅場を乗り切った育人。
柳田に認められ、大きなチャンスを掴みました。
しかしそれを知らない家族の反応はというと……
そして新キャラ続々登場!今後の布石となりそうな第4話でした。

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会様公式HPより引用しています。

育人の将来を案ずる家族たち

ほのかがピリピリしている理由は……?

何とか東京コレクションを乗り切った育人。
しかし家族には連絡していなかったようで……末っ子のいち花は大泣きで怒っています。甘えん坊のいち花、お兄ちゃんが帰ってこなくてさぞ心配したことでしょう。
でもそれ以上に怒っているのは長女のほのか。この怒りには、単に無断外泊以上の理由があったことが、後のパートで分かります。

育人は母、百合子を見舞いに病院へ。そこで百合子から、ほのかが最近ピリピリしているのは、成績が落ち込み気味なこと、それ故に先生から夏期講習を勧められているものの、経済的理由から言い出せないことが理由だと聞かされます。
夏期講習、という言葉を聞いて、柳田から給料がもらえるのかどうか、ふと考える育人。この業界、「授業料」と称してタダ働きは普通なのでしょうか……?

バイトに行くと言って病室から去る育人。そこにはほのかがいました。百合子はそんなほのかに、封筒に入ったお金を渡します。当初は進学する気がないと言って断りますが、百合子はほのかの気持ちをちゃんとわかっています。申し訳無さそうに受け取るほのかでした。

覚悟を問う柳田。それに対する育人の答えは?

その頃育人は、柳田から質問されます。「なんでデザイナーになりたんだ」と。デザイナー志望ではなかったのにもう一度デザイナーになりたい、と言っている育人のことが不思議で、そしてそんな覚悟で大丈夫かと思っているようです。「(服が)確実に好きじゃなくなる日が来る。好きの先に何か見つけないと待っているのは挫折だけ」という言葉。相当な紆余曲折を経てきた柳田の口からこれが出てくると重い……!
ただ柳田は、給料をしっかりくれました。これはありがたい!

そのお金を持って、家に帰る育人。そこには思い詰めて勉強しているほのかが。
育人は嬉しそうに、柳田からもらった給料を彼女に渡します。しかしほのかは逆に怒りました。なぜそんなにいつも自分を後回しにするのか、と。心の中で申し訳ないと思っていたほのか。

末っ子のいち花。お兄ちゃんが大好きな甘えん坊。でも母がいなくて、子供なりにかなり無理をしていることが分かります。
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喧嘩していた2人を見て泣き出したいち花も巻き込んで騒ぎになってしまう都村家。ですが、育人は給料がただのバイトではなく、夢への道だとほのかに伝えます。育人は力強く妹たちに言います。ファッションデザイナーになりたい、という夢を

兄がただ自己を殺して自分のために働いているわけでないと知ったほのか。涙ながらに笑顔を浮かべて、育人と仲直りできました

それを見た育人、柳田の問いかけに対する答えを見つけました。夢を応援してくれる家族のため、育人の服を着たいと願う千雪のため……身近な人たちの笑顔をする服を作りたい、という答えを
そしてそれを認めた柳田。師弟関係、一歩前進です。

みな、育人にデレ始めてるぞ!(笑)

しかしそこにまたしてもアクシデントが!アシスタントの森山が親の反対で柳田の職場を辞めることに。第2話で出てきた男性スタッフの姿もありませんし、これで柳田の職場は育人1人に……これまた業界の厳しい一面でしょうか。

今回はほとんど登場しなかった千雪。しばらくは育人のパートが続く?
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なおそんな話を千雪にしたところ、彼女は話を聞いてなく、彼が「藤戸さん」とよそよそしい呼び方をしているのが気に食わない様子。かなり際どいところも見られたからか?(笑)皆、育人にデレ始めています!

天才、綾野遠登場!

スタッフがいなくなってしまった柳田は、展示会に育人を連れていきます。そこはトップクラスの業界関係者も集まる、育人からすると夢の舞台!
そこで柳田は、百貨店から展示即売会のオファーを受けます。しかしそのためには2週間で400着もの服を作らないといけない。無理ではないか、と思った育人ですが、柳田は「売れた!」という表情を隠しません。これが世界を目指す男の姿でしょう。そしてそんな柳田は、育人にまたも無茶振り。スタッフを集めてこいと命令します

そこで手を貸してくれたのが、服飾芸華大学の学園長である高岡祥子。スタッフ集めだけでなく、育人に大学のファッションショーに参加しないかと伝えます。彼女は東京コレクションでの育人の無双ぶりを知っている様子。面白い若者だ、と思っていることでしょう。何にせよ、育人には大チャンス!

そしてその助っ人集めのときに出会ったのが、綾野遠でした。抱きついた瞬間3サイズを当てることができる謎の芸当を持つ彼。相当な変わり者ですが、彼はこの大学でもトップクラスの学生でした。

しかしそんな遠に、育人も負けていません。たまたま入ってきた遠の後輩の服へ仕掛けたほんのわずかなアレンジを、育人は見抜きます
祥子も有能と見込む育人のことが気になり始めたのでしょう。当初乗り気でなかった、柳田への手伝いを申し出ます。

育人の技量と可能性を見抜いた遠、爆弾発言!

翌日、柳田のところに来たのは……女の子?先日の展示会でモデルをやっていた長谷川心でした。彼女も実はデザイナーを目指しているとのこと。
しかし遠が来ると思っていた育人、あれ、話が違う?と思ったら遠もちゃっかりと。この人、やはり何を考えているのか分かりません。もっとも柳田は遠が、トップデザイナーの綾野麻衣の義息子であることをすぐに見抜きます。もっとも、遠はそれがちょっと気に入らない様子……?

ただ者ではない綾野遠。確かな技術に加え、大きな野望が……?
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何にせよ人手は揃った……と思ったらまたまたアクシデントです。柳田、シルキー加工の特殊加工の生地が手に入らないと連絡を受けたようで。即売会のメインになる服の素材が手に入らないとは……
本物のシルクを使うことを提案する遠。しかし本物のシルクは扱いが難しい。代替として、ジョーゼット生地を使うことを選択肢した柳田。遠が実力者と知ってのことでしょう、加工を命じますが、遠はとぼけて育人にスルーパスします。またしても無茶振りされた育人、ガッツを見せてトライしてみますが、出来上がりはメタメタ。力不足と柳田に言われてしまいます。

代わりに柳田の指示の下、ジョーゼット生地を使って服を作りはじめた遠。その技法は育人も見惚れるほど……!一発で柳田の注文に答えます。ただの変人ではなく、確かな実力者であることが分かりました。
もっとも育人も、その服をすぐにパターンに起こし、柳田と遠の期待に答えます。まだまだ足りないところもあるものの、2人のデザイナー(変人?)から確かに認められているのは間違いありません。

しかしそんな遠には野望が……?自分自身のブランドを持って独立することを考えていた彼、育人を柳田から引き抜くと本人の前で宣言!
柳田、そんなこと言われて黙っているのか……?!

大変気になる続きは次回に!

遠の登場でどうなる?各キャラの動きをまとめてみた

自分だけやりたいことをしていいのか……兄を想うほのか

まずは育人と妹たち、特にほのかとの関係がクローズアップされました。

ほのかは育人と同じ高校生。家庭環境的に塾に行っているとも思えず、しかし優秀な成績をキープしているようです。これは相当優秀な証拠。
しかしそんなほのかは、兄の育人に負担をかけていると悩んでいます。兄の献身的な性格は熟知した上で、それに甘えていいのか……勉強だけでなく、そうした思いやりも備えてる、とても素晴らしい妹です。

兄に無理をさせていると悩むほのか。彼女もまた、母がいない中で迷い、悩んでいるのでしょう。育人と本音をぶつけ合えてよかった!
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育人がデザイナーとしての夢を追いかけつつ、自分を支えてくれると知った今後は、素直に彼を頼ることができるんじゃないでしょうか。そしていつか、恩返しができるといいですね!

ストーリーに重大な影響?綾野遠たち新キャラクター

第4話は新キャラも数多く出てきました。
綾野遠は、大学4年生にしてすでに類稀なる才能を開花させています。それは生来の才能プラス、義母であるトップデザイナー、麻衣の元で育ってきたという環境によるところも大きいでしょう。しかしそうした環境に関係があるのか、ないのか、性格は非常に掴みどころがない。通常の常識では測れない人物なのは間違いないようです。柳田といい、一流(になると思われる)デザイナーはみな変人なのか?そう思わずにいられません。

さらに彼は、自分のブランドを持とうという野望を持ち、しかもそこに育人を巻き込もうとしています。柳田との会話から推察するに、業界では七光的なイメージがつけられていることに辟易しているのかもしれません。そうしたイメージを打ち破るために自らの力を示したくてデザイナーを志しているのでは……と推察されます。
もっとも家族の人脈もフルに活用するしたたかさも持ち合わせており、一筋縄でいく人物でないことだけは確かです。

しかし柳田が育人の能力、ガッツを認めはじめた矢先のこの引き抜き発言。この変人かつ天才が、いったい物語にどういう影響を与えるのか……今後はそこに注目したいと思います。

長谷川心は遠と同じ大学の1年生。女性ながら181センチの身長を持つ彼女はモデルとしての適性があるわけですが、性格は育人に近い?彼女もまたデザイナーを目指しているようですが、さてどういう感じでストーリーに絡んでくるのか。

遠の後輩、心。育人と同じように天才たちに振り回される役割の予感(笑)
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その他にも遠の義母の麻衣、服飾芸華大学の学園長である高岡祥子など、今後のキーになりそうな人物も出てきました。祥子は実際、すでに育人に遠や心を紹介するという形で彼を支援していますしね。

また、第1話で育人の服をSNSで広げたモデルのセイラも登場しました。彼女は第1話以降、これといった形で出てきていませんが、今後どういう形で出てくるのか、ここも注目です。

メッチャ深いセリフ「好きの先にある何か」

第4話で印象に残ったのは、柳田の「好きの先に何か見つけないと待っているのは挫折だけ」という言葉です。ファッションデザイナーという華やかな仕事の裏では、厳しいことが山のようにある……とても深い言葉です。

実際、夢を見るのは簡単。でも行動するのは難しい。それはちょうど、恋する小惑星第4話の記事でも書きました。柳田のセリフはさらに先に進んで、その行動を起こした後には、さらに難しい現実が待っている、ということを伝えるものです。

実際に行動を起こしてみて、すぐに結果が出る人は少ないでしょう。これは当たり前なのですが、多くの人がその現実を目の当たりにして挫折してしまう。

柳田もきっと、デザイナーになりたいと思った日から今日まで、壁にぶつかりながらなんとか越えてきたのでしょう。また、同じくデザイナーを志した人が挫折したところも見てきたのかもしれません。
そうした彼が、壁を越えるためにイメージしたのが「好きの先の何か」なのでしょう。それはきっと、デザイナーになりたい、という曖昧な夢から一歩進んだ、より具体的かつチャレンジできる目標のことを指しているのだと思います。

好きの先に野望を設定しないと続かない……柳田の問いに対する育人の答えは、とても彼らしいものでした。
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育人はそこに、自分の原点である「人に喜んでもらうこと」を設定しているようです。今までずっと見てきた通り、彼は非常に献身的な性格を持っています。人が喜んでもらうことを、自分の喜びに変えることができる。その原点を大切にすれば、きっと……と思いたいですね!

しかし……柳田のこのセリフは、厳しい現実を育人に忠告したセリフとも考えられます。柳田、やはりツンデレのようで(笑)
いや、自分の窮地を救ってくれた若き才能に対する感謝の気持ちかも?柳田と育人の関係も今後より注目していきたいですね。

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