【完結】「恋する小惑星」 12話 感想 ~ みら、あお、石垣島で見つけたのは小惑星か、それとも……?

©Quro・芳文社/星咲高校地学部

きら星チャレンジ(きらチャレ)、初日は悪天候のために途中で観測打ち切り。
今日に賭けるみらとあお、それを祈る地学部の面々。
本作、いよいよ最終回です!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©Quro・芳文社/星咲高校地学部様公式HPならびにTVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッター様アカウン

絶好の天気!勝負の観測2日目

深夜まで続く観測で、みらはお疲れモード……?

すっかり仲が良くなったみら、ともりん、マッキー。
空は晴れ。絶好の観測日和!
そこにいの先輩からメッセージが。みんなが作ったたくさんのてるてる坊主を見て、みらも感じるものがあったのではないかと思います。
このシーン見てふと思ったんですが……いの先輩、自撮り結構好きですよね(笑)今どきの女子っぽい!

そこに、外のホテルに宿泊していたあおが遠藤先生に連れられてやってきます。今日そこ新小惑星を……とみらは意気込みました。

とはいえ、光学班は昼間は観測できません。座学での勉強会が続きます。朝方まで観測をして、昼間は座学……結構ハードなスケジュールです。みらは眠さを隠せません。いや、眠いだけじゃなくてお腹も空いてる?大きくお腹を鳴らして、先生方も苦笑。休憩に入ります。

深夜までの観測に疲れたか?それとも意気込みすぎたか?2日目、少し疲れが見えるみら。
TVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッターアカウントより画像引用

しかし休憩中でも天体トークは続きます。流れから「はやぶさ」の話になりました。小惑星から岩石を採取することを目的としていた「はやぶさ」。天文班、地質班の共同作業だ!とみらとあおは笑顔。

座学による学習はバッチリ!最終日の発表のためにも、あとは新小惑星を発見するのみ!みらとあおの目に力が入ります。

そこで、講師たちが粋なプレゼントを!望遠鏡の準備の間、屋上で天体を眺めてみては、と勧めます。目を輝かせるみらたち。喜んで屋上へ!

石垣島の星空を眺めて、この笑顔!都市から遠く離れた石垣島では、人工的な光がないから星空が特別きれいなのです!
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そこには別世界が広がっていました。美しい天の川の姿に「こんなにはっきり見たの初めて」と感嘆の声を漏らすあお。そこへ流れ星が。みらとあおはすかさずお願いを。みらは真剣に、あおは穏やかに?普段とは少し逆なのが面白いです。

結果が出ない……中で、画面の隅に見えた小さな「なにか」

そのまま、レジャーシートに川の字(+1)になって星を眺める4人。自然と、お互いの話になっていきます。「小惑星を見つけたら、その後はどうするのか?」と聞かれるみらとあお。以前も聞かれた問いでした。みらは答えます。「今はまだわからないけど、発見できたらまた新しい夢が浮かんでくるかも」と。

2人が本気で新小惑星を探しているとこの2日で知ったともりんとマッキーは、惜しみなく応援してくれます。今日頑張ろうと励ましてくれるのでした。

さあ、撮影スタート!
天候も良く、昨日より多くの星が撮影できています。これはワンチャンあるのか……?

でもやはり甘くありません
撮影を繰り返す4人ですが、いずれの領域にも新しい小惑星はありません
1つ、1つと領域にバツがついていく……時間は過ぎていき、とうとう最後の領域の撮影に。

撮影画像とにらめっこするみらとあお。1回30分かかる撮影を繰り返すも、求めるような結果が出てこない……
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しかし!そこで小さいけど動く星のようなものをあおが発見!講師も「もしかしたら?」と思ったのか、身を乗り出してきました。あお、みらの肩を掴む手に自然と力が入ります。

すでに夜はかなり更けている。1回の撮影には30分かかるため、今夜は次がラスト。同じ領域をもう一度撮影するか、それとも別の領域を新たに撮影するか……

みらたちは、先ほど見た小さな動きに賭けたいと思っていたのでしょう。しかしそれを言うより先に、ともりんとマッキーがそれを提案してくれました。2人を本気でアシストするぞ、という雰囲気が伝わってきます。

それを受けて、先ほどの領域の再撮影がスタート!さあ、どうなる……?本当に新小惑星発見なるのか……?

ラストチャンス!2人が最後に石垣島で見つけたものは?

強い手応えを得たみら、信頼されるあお

一次処理を終えた画像を、ソフトに読み込ませて判定に入ります。
緊張したのか?みらが「みんなでマウスをクリックしよう」と提案。運動部みたい、と突っ込まれながらもみな乗り気のよう。講師もそんな4人を微笑ましく眺めています。
そしてみんなでクリックしたソフトの判定結果は……!!

全員でクリック!まるで運動部、と言いながらとてもいい表情!
TVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッターアカウントより画像引用

既知の天体でした……

残念だったね、と言うマッキー。
でもみらは、きらチャレを通じて分かったことがあると言います。「自分たちの手が、本物の小惑星に届くんだ」と。それに強く頷くあお。2人は、大きな手応えを掴みました!それを見たともりんとマッキーも笑顔!

残念ながら観測はここで終了。4人は翌日の成果発表のための資料作りを始めます。新天体が見つからなかったのに報告なんて……とぼやくともりんですが、講師の先生は「次の観測者のためにも、報告は大切だよ」と教えてくれます。それを聞いて、4人のモチベーションが上がりました!

ともりんにメモを褒められたあお。途中から完全に参加者同様の扱いを受けていましたね。真面目に取り組む姿勢を誰もが認めてくれた証!
TVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッターアカウントより画像引用

PCを囲みながら発表資料を検討していく4人。最近は高校生でもパワポで発表したりするのが当たり前なんですかね?時代は進んだな~。あおはそこに、自分の撮った写真を差し込むことを提案。写真探しの間にマッキーとみらも資料をブラッシュアップします。もう完全にチームとしてまとまっていますね。

そして資料が完成!完全に徹夜になってしまった4人組。でもともりんは、あおがたくさんメモと写真を撮っていてくれて助かったと感謝を伝えます。あお、完全に参加者の1人として溶け込んでいますね!

結局、光学班も電波班も新天体を発見できなかった今回のきらチャレ。それでも得るものがあった、後進に残せるものができたと発表したみら。あおの、遠藤先生の目には頼もしく映ったことでしょう。みんなの拍手を得て、全てのプログラムを無事に終了することができました。

もっと勉強したくなった、というあお。
いつかきっと新しい小惑星を!と意気込むみら。

さらに前に進む、とても素晴らしい経験ができました。

そして別れの時間が近づきます。
たった3日間なのに、お互いのことを深く知ったみらたち光学班。いつか関東で会おう!という話で盛り上がります。

自然と、記念写真を撮ろうという話になる4人。そこで遠藤先生たちが提案!かつて自分たちも写真を撮った砂浜を案内します。夕日が差し込む美しい砂浜で、みらたち4人は手を取り合ってジャンプ!おお、ここできららジャンプ!OPでないな~と思っていたらここで突っ込んでくるとは!きららファン的には感動的なシーンです!(笑)

OPEDで見ることが多いきららジャンプですが、まさかここで出てくるとは……!感動的です!
TVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッターアカウントより画像引用

石垣島を離れるみらとあお。でも興奮冷めやらぬ、という雰囲気で、きらチャレの感想を語り合います。興味のある分野が全然違って面白かった、というあおの言葉を受けて、みらは気が付きます。それは地学部も同じだ、と。

おかえりなさい!いの先輩が、ナナが2人を優しく出迎えた

きらチャレ帰りのみらとあおを、部室で迎え入れる地学部+新聞部+OGたち。そこにすずとメグも現れ、全員集合!お菓子を囲みながら、ワイワイとお土産話で盛り上がります。モンロー先輩も、みらたちの研究成果には感嘆の声!みら、先輩に褒められて嬉しそうに笑いました。

そんな面々を前に、あおは立ち上がり最敬礼。応援してくださってありがとうございました、自分ひとりでは行けなかった……と言いながら。

そんなあおに、いの先輩が言います。「行ってほしかったんです、2人に」と。
その言葉を受けて、1年生2人も笑顔を浮かべました。
特にてるてる坊主づくりを進言したのがナナと知って、みらは笑顔で感謝!照れるナナ(笑)話題をそらすためにきらチャレの写真鑑賞をしようと言い出します。

写真を眺めながら土産話に花が咲く!みんな、楽しそう!
TVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッターアカウントより画像引用

写真を見ている内に、みんなでまた星を見ましょう、と言うモンロー先輩。そこで遠藤先生がナイスアシスト!屋上の鍵と利用許可をすでに取っておいてくれました。「BBQ奉行だけじゃなかったんですね!」と目を輝かせたナナ。それはちょっと失礼(笑)

望遠鏡の導入もすっかり手慣れたみら、モンロー先輩にも褒められました。その望遠鏡で木星を眺めるナナとチカ。シマシマが印象的だった模様です。

今回は小惑星が発見できなかったけど、また頑張って下さい!と笑顔でみらに伝えるナナ。みら、後輩の言葉がとても嬉しそう!最大級の笑顔を浮かべます!

いの先輩は、ナナは最近笑顔が増えたと言いました。美景は、チカが最近天文にも興味を持ち始めたようだと言います。

みらたちも、先輩たちと一緒に活動する内に地質にも興味を持ち始めた。

みんな、自分の世界を持っている。
1人だとその世界は1つだけど、それがつながれば可能性は大きくどんどん広がる……!

宇宙みたいだ、とつぶやくみら。
それを笑顔で頷くあお。

いつか、小惑星を見つけるという約束を叶える……
そのことを思い新たに、2人は手をつなぐのでした。

恋する小惑星、ここで終幕です!

小惑星以上にいろいろなものを見つけた2人、そしてナナ

みらとあおが歩む、自然科学の積み重ねの道

あと一歩……!あと一歩だったのに……!
と、見ている方は思ってしまった小惑星探し。再撮影をCMで挟んで期待を持たせるとかいい構成になっています!

しかし結果としては小惑星は発見できず。
冷静に考えれば、「そらそうよ」ではあります。研究者たちが日夜探している小惑星。技術も進歩し、めぼしいものは見つかっている。そんな中、高校生が二晩やっただけで見つかったり……とかラッキーはなかなかないでしょう。

研究を巡って議論し、それを文面に残す……自然科学はそれの積み重ね。3日間という短い期間でしたが、それを体験するためのプログラムとしてきらチャレはとても貴重なのではないかと思います。
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でもおそらく、このプログラムはそんなことは織り込み済みだと思います
それでも脈々と続くのは、高校生たちに高度な研究の楽しさや大切さを伝え、出会いを提供するという目的がずっと続いているからでしょう。

自然科学の研究は、積み重ねが大切。いろいろな人が研究し、よくも悪くも結果を論文としてレポートする。その論文を研究した後進の研究者が、また新しい研究にチャレンジする……自然科学はそれの繰り返しによって進歩してきました。

その意味では、みらとあおたちのレポートもまた、大きな自然科学の進歩の1つ?と言うと言い過ぎですが、そういう体験を感性が瑞々しい若い内にできるというのはとても素晴らしいことだと思います。

短期間ながら、変化が見えたナナ

そして人との出会い。
これは前回、第11話の感想記事でも触れました。人間は人と出会って世界が変わる、と。

最終回でそれが見えたのがナナでした
彼女は最後、みらとあおに、小惑星探しを頑張ってくださいと笑顔で伝えています。

ほんの少し前までは、地学部を「目的意識が低い」「ゆるい」とちょっと見下していたナナ。でもみらとあおの本気の姿勢を目の前にして、彼女なりにそれを理解していったのでしょう。合宿ではてるてる坊主をたくさん作ってみらとあおを応援したナナ。いの先輩の言う通り、ずいぶんいい笑顔が増えました

画像は第11話より。登場からしばらくはしかめっ面を見せることが多かったナナですが、みらとあおが本気だと知ってからは笑顔が増えました。実質3回の登場でしたが、とてもいい感じに変化が見えてよかったです!
TVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッターアカウントより画像引用

ただ目標だけを見ず、今ここで起きている不思議な出来事に感動していく
思えば、モンロー先輩はそれがなかなかできなかった。それができたと感じたのは、卒業式の日だった。

ナナは、1年生にしてそのきっかけをもらっています。みらやあお、チカやいの先輩といった素敵な仲間に囲まれて。

こうして広がった世界をベースに、自分の世界をより広げていく……地学部が繰り返してきた素敵な化学反応を、ナナも今感じていると思うと、すごくいいなって思います。

ナナは実質3回しか登場していませんが、いい感じで変化が描写されていて嬉しかったです!

総評:人の出会いは、宇宙だ。

あおの変化は、テーマの体現そのものだ

全体を通して総括を……
と思ったんですが、第11話の感想記事で、人の出会いが世界を広げる、という話をすでに書いています。最終回を見る限り、それが本作の最大のテーマだということが改めて分かりました。そのテーマに注目しつつ、個別のキャラごとに見ていきましょう。

私は第1話の感想記事で、「あおの変化に期待大!」と書きました。まずその予感は当たっていたと思います。

あおは作中の1年4ヶ月で大きく変わりました。特に変化が大きかったのは、父親の転勤が決まってみらの家に同居することになってからです。親の意向に対し自分の希望を伝え、みらの家に同居することを実現した。さらには、小論文で落ちたにも関わらずきらチャレに押しかけ、最終的にはほぼ参加者みたいな形になって勉強することができした。

父親の転勤、きらチャレ落選という壁を乗り越え、終盤大きく変化していったあお。それも仲間の後押しあってこそと思うと、本作の大きなテーマがより深く見えてきます。
©Quro・芳文社/星咲高校地学部

こうしたあおの変化は、仲間の存在あってこそなのは間違いありません
そもそも、あおは父の転勤による転校を、悲しみつつも受け入れていました。でもそれを知った地学部+新聞部の面々があおのために一生懸命考え、結果としてみさが同居を勧めるという展開になりました。

でもみらを始めとする地学部の仲間たちがそこまで親身になって考えなかったら、みさのウルトラC的な提案も出てこなかったことでしょう。みらと一緒にいつもいつも星のことを考えていたからこそ、みさがあおのことを考えてくれた。彼女の変化は、みらを始めとした仲間の力によるものなのは明らかです。

第11話の遠藤先生の言葉を借りれば、あおは間違いなく、人との出会いによって世界が変わった。その意味で、本作の大きなテーマを体現した1人だと言えましょう。

変化を迎えた際、彼女たちが見せた笑顔!

あおに大きな変化を与えたみらは、第11話の感想記事でも触れた通り、そもそもあおと出会ったことで天体に興味を持つようになりました。そのあおと高校で再会して、彼女は小惑星探しに本気で取り組むようになります

最終的にはきらチャレという狭き門も通過するような優秀な成績まで残すように。全編通して天然で明るいキャラはそのままでしたが、こうして見ると中身はかなり進化しているのが分かります。

明るく社交的な性格は変わらないけど、よく見るとみらの知識・学力的な中身は作中で大きく進歩しました。彼女にとっての小惑星探しが本気なんだと改めて分かります。
©Quro・芳文社/星咲高校地学部

モンロー先輩も、美景も、いの先輩も、1年生2人も、地学部に入っていろいろと変わりました。

高い目標を見るばかりだったモンロー先輩は、3年生の1年間で気づかぬ内に仲間たちに楽しさをもらっていました。真面目すぎて失敗を恐れ、挑戦できなかった美景は、遠藤先生の助言を元に踏み出したらたくさんの人の協力を得る体験をした。自分に部長は務まらない、と悩んでいたいの先輩は、今や立派に1年生たちのリスペクトを集める部長になった。そして彼女たちの変化を後押しした、遠藤先生の存在も忘れたくないですね。

いろいろなキャラクターが様々な笑顔を見せましたが、一番印象的だったのはやっぱりこの人のこの笑顔!美景、全編通して大好きでした!
TVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッターアカウントより画像引用

そして思い出すのは、こうした変化を迎えたとき、彼女たちがとてもいい表情をしていたことです。これは本作の構成によるところも大きいのではないでしょうか。キャラクターが困難な場面だったりなにかに挑戦をし、そこに仲間が集ってきて、結果として乗り越え、笑顔を見せる。こうした流れ自体はどんな作品でも共通するところはありますが、本作は一つ一つが丁寧に、かつ「ここだ」というところではわかりやすく描写をして、というメリハリがあったからこそ印象に残ったのだろうと思っています。この作りには拍手!です!

結果的にはアニメの中では小惑星を発見できなかったみらたち。
でも彼女たちの挑戦はまだまだ続きます。
いつか、本当に夢を叶えられますように……思わずそう願いたくなるぐらい、みんなのことが大好きになれたのが嬉しいです!

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