この3ヶ月、毎回毎回楽しみにしていた本作もこれで最後。
しかし残念がるのはまだ早い……フェスに向けて、リーダーのれおが不安を抱えており、一波乱ありそうな予感?
メンバーが、ファンが、広島で躍動する姿をご覧あれ!
※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、 ©平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会様公式HPならびに【公式】FOD(雑誌も動画も見放題)様Twitter、TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」様公式Twitterより引用しています。
いざ、アイドルフェスへ!気合の入るChamJam
早朝にれおが漏らした言葉は……
6時半。こんな早朝から熱心に練習するれおに付き合う舞菜。れおは毎日、こんな時間から練習をしているようです。
大舞台を前に、自信がないから練習をしているという舞菜。でもれおも、同じ気持ちでした。以前のグループの際も同じように努力してセンターを目指していたれお。でも、当時のセンターのメイを見て、才能の違いを感じていたようで……「努力が必ず報われるわけじゃない」と言いつつも、「頑張ることしか出来ない」と言うれお。
それに対して舞菜はなにかを言いたそうでしたが……他のメンバーが入ってきて話はここで終わってしまいます。
シーン変わって、広島。せとうちアイドルフェスティバルの日がやってきました!
えりぴよたちは大行列に並びながら、出演順を書いたチラシを眺めます。ChamJamの出番は昼過ぎ、真ん中あたり。一方、一番人気のめいぷる♥どーるは大トリ。立場の違いを否応なしに認識させられます。
アイドル待遇にはしゃぐメンバー!一方れおの不安は拡大……
一方、メンバーたちも広島に到着。関係者入り口にケータリングと、まるでアイドルのような待遇に、文と優佳が大興奮!いや、まぁ、アイドルなんですがね……(笑)ChamJamの現場だとこんなこともなかったんでしょう。恥ずかしいからはしゃぐな、と眞妃に文句を言われてしまう始末。
もっとも、ChamJamの控室はかなり狭く……現実を見せつけられます。
以前のグループで、この会場に来たことがあるれお。そのときはトリだったようで。結構人気があるグループにいたんですね。そのときも緊張していたれおは、メイに「こんなところで緊張していたら武道館なんて行けないよ」と言われたことを思い出します。れおがずっと抱えていた不安が、どんどん大きくなってしまいます……。
そんなときもえりぴよたちは通常モード。いつもどおり大量のCDを購入しているえりぴよ。気持ちは分かるけど、フェス中どこに置いておくんだそれ(笑)それを見て追加で積みに行く基。一方のくまさは敢えて1枚に抑えるなど、ファン3人もフェスに向けて気合十分!それに当てられたか、玲奈もCDを買いに。こういう現場の勢い、楽しいですよね!
メイ、登場!上から目線の物言いがChamJamを揺るがす……
11時、せとうちアイドルフェスティバルが開幕!15分ごとに出演グループを変えて、会場は盛り上がっていきます。日差しも強く差し込む中、いよいよ15時、ChamJamの出番を迎えました!
円陣を組むメンバーたち。みんな一様に緊張していますが、れおは「大丈夫」といつもの笑みを浮かべ、円陣を組むよう手を差し伸べます。それを見たメンバーたちは安心し、手を合わせて気合を……
入れようとした時、思わぬ人物から声をかけられます。めいぷるのメイでした。「れおちゃんはこんな大きい会場久々だもんね~」と上から目線な物言いをするメイ。でもれおも負けていません。「みんなで楽しめたら」と言い返し、それにメンバーたちも笑顔で答えます。
もっとも、メイは「たのしめるといいね」と、顔は笑顔ながら偉そうな態度を崩しません。さらには、自分たちが武道館でライブすることが決まったとも言います。これに驚くメンバーたち、そしてれお。その呆気に取られた表情を見て満足したのでしょう。メイは「頑張って」と言って去っていきました。
唖然とするれおに、駆け寄る空音たち。センターなんだからしっかりしなきゃ……と言いながらも、ここまで抱えてきた不安がメイの発言で一気に噴出してしまったのでしょう。いつもの笑顔が消え、視線を落とすれお。この土壇場でこれはかなりヤバい……?!
結束するChamJam、絶叫するファン!
れおが育ててきたメンバーに、優しい声をかけられて……
ごめん、と小さく謝るれお。それに対して、メンバーたちは続々と、れおへのリスペクトを口にするのです。
文は「ChamJamにはもったいないとずっと、今も思っている」と。優佳は「センターのれおからは愛が出ている。ChamJamの真ん中はおっきな愛で出来ている」と。そして舞菜は、あの早朝の練習の言葉を思い出したのでしょう。「努力が必ず報われるわけじゃない……でも全部が無駄になるわけじゃない!」と。
メンタル崩壊の危機にあったれお。しかしChamJamは、手と手を取り合い、今まで助けてくれたれおを支えて頑張ろうと一致団結!これにはスタッフたちも感涙……!れおも立ち直り、みんなで武道館へ行くと改めて口にしてくれました!
そして、ChamJamのステージが開幕します!
しかしここにきて、舞菜の緊張がMAXに……!顔を上げれば見たことがないほど大勢のファンが目の前にいます。それを見た舞菜は心臓が激しく鼓動し、視界がゆがむほどに。舞菜もまた、大ピンチ!
しかしやはり、それを救ったのはえりぴよでした。「舞菜ちゃん!」と最前列で変わらぬ声をあげるえりぴよ。目と目が合ったえりぴよと舞菜。舞菜はこれで、笑顔を取り戻しました!
音楽が始まります。ChamJamは、躍動感あるダンスと楽曲を見事に披露!えりぴよ、くまさ、基、その他いつもの面々も、大舞台で躍動する彼女たちに全身全霊で声援を送ります!
そんな中、れおと舞菜は思います。「アイドルをやっていて、よかった!」と……!
用意された曲を無事に歌いきったChamJam。
声援が飛び交う中、舞台を降りたれおは人目をはばからず涙……メンバーたちも目に涙を浮かべつつ、れおを囲むようにして肩を抱き合うのでした。
まだまだだけど、着実に成長している!ChamJamと舞菜
日が暮れようとする中、興奮収まらぬえりぴよたち。うどんを片手にステージの感想を語りまくります!終わった直後に感想を述べ合うのは、ファンにとって一番楽しい時間ですね!
そんな中、会場からは大歓声が……?いよいよ大トリのめいぷるが登場したのです。
その声援は、会場内にいたChamJamにも届いていました。れおは、めいぷるのファンで埋め尽くされた会場が映されたモニターを、指差してメンバーに問います。「ChamJamのファン、どこまでいたか見えてた?」と。
その言葉にうつむくメンバーたち。ChamJamのファンはかなり手前までしかいないのは、ペンライトの動きで明らかに分かった。「私たち、まだまだだ」と呟いたれお。これが現実か……改めて思い知らされます。でも確実に前に進んだ!とも言うれお。今はファンが多くない、でも進歩はしている……見たくない現実も、いい現実も、ここにはあったのです。
そんなメンバーを見たスタッフたちは、やれることをやらないと!と喝を入れ、チラシ配りをするよう指示。てかあのメガネかけたいつもえりぴよを「剥がす」係の人、社長だったの?!やっぱ小さい事務所はそんなもんか……(笑)
アイドルはたくさんいるけど、心の中は舞菜だけ
しかしそこで事件が!
チラシ配りをしていた舞菜は、えりぴよがめいぷるのライブを見ているところを見てしまうのです!
とはいえ……当のえりぴよは、めいぷるのパフォーマンスを見てもなにも心が動きません。今日一日、たくさんのアイドルを見てきたえりぴよ。それでも、思い出すのは舞菜の姿だけ。「一番とかじゃない、舞菜だけなんだよなぁ……」と、この大舞台で改めて、自分にとって舞菜がいかに存在感を占めているかを知ることになったのです。
夜。握手会が始まります。くまさ、基はそれぞれれおと空音に今日の思いを伝えます。そしてえりぴよ!は、特別な今日という日になにを言えばいいのか……と相変わらず迷っています(笑)直前の玲奈みたいに、素直に言えばそれでいいんですけどねぇ。
えりぴよ、迷いに迷った末、一言目が「本日はお日柄もよく……」って結婚式かよ!
しかしそこを舞菜がリード!最前列にいてくれて嬉しかったです、としっかりと伝えることができました!
楽しんでくれましたか?という舞菜の問いかけに、「そんなの当たり前じゃん!」とメチャメチャ嬉しそうに話し始めるえりぴよ!ものすごくいい笑顔です!
その笑顔に当てられたか?舞菜は「えりぴよさんと一緒に、武道館に行けたらいいな」と大胆な発言を!「なにこの生き物、可愛すぎる!!!」とえりぴよのハートを鷲掴みにしました!
後光を放ちながら「えりぴよさんのおかげで頑張れました!」と言う舞菜。放心しながら「一生好き」と答えるえりぴよ。そして「舞菜ちゃんが武道館行ってくれたら、死ぬ!」といつものアレを……!舞菜、返事に困るかと思いきや、ちょっと(いや内心はメチャメチャでしょう!)嬉しそうな微笑みを……!
ここでED、全12話が終了!
「東京」武道館?目指す場所が違うぞ!(笑)
ではなく……Cパートがありました。
広島からついでに?東京まで勢いで観光に来たえりぴよたち、そしてChamJam一同。えりぴよたちは武道館の大きさに感嘆の声をあげます。
しかし、ChamJamはというと……?武道館は武道館でも、足立区(綾瀬駅から徒歩5分!)の「東京」武道館に来てしまったようで……本物は「日本」武道館なのに!
いつかここに立とうね!と言うれお、違うよー!とツッコんでしまった視聴者が大多数なのでは(笑)舞菜も頑張るぞ!と気合を入れますが、すぐに間違いと言われ……(笑)
ここでホントに全編が終了しました。
ChamJam、アイドルフェスという壁を乗り切った!
1人はみんなのために、みんなは1人のために!
最高の最終回でした!
語るところ満載ですが、やはりここはまずれおを見ていきましょう。
めいぷるのメイを意識し、準備期間からずっと不安を抱えていたれお。よりにもよって、開始直前にメイが現れ、上から目線の発言を、メンバーの前で言われてしまいます。しかも彼女たちが武道館に行くとまで伝えられ、改めて格差を実感してしまったれお。最悪のタイミングでメンタル崩壊の危機に立たされました。
しかしそれを救ったのはメンバーでした。
みな、れおに教えを受けて日々頑張ってきた。れおが素晴らしい実力を持ち、意識高くアイドルに取り組んでいることを言葉から、姿勢から受け取っていたのです。
何度も述べてきた通り、れおはアイドルの先輩として、自分の持っているものをメンバーに惜しみなく伝えてきました。そんなれおをリスペクトして、舞菜や空音が頑張ってきた姿はアニメでも見られましたが、他のメンバーもみんな、同じようにれおの愛情を感じ、感謝してきたのです。
れおからたくさんのものをもらったメンバーたちが、れおの危機に際して今度はれおに勇気を与える……ChamJamが発足してから2年間、れおが心血を注いでメンバーたちに愛情を注いだ結果が、メンバーたちの励ましの言葉として返ってきた。いや、マジで感動しましたよ……!この作品、れおが主人公でいいんじゃね?れお主人公のスピンオフ見たいよこれ!!
それにしても……回想も含めて、メイ、普通に性格悪すぎ!(笑)普通言わないだろ、あそこで……。続きがあるならば、ヒール的な立ち位置で登場し続けるのでしょうか?
確実に成長する舞菜!一方えりぴよは良くも悪くも……(笑)
舞菜も頑張りました!
大舞台に立ち、経験したことがない観客の前で足がすくむ舞菜。実際のアイドル現場では、大舞台で過呼吸を起こしたりする人もいますから、これ割とリアルなんですよね……。
しかしそこには、えりぴよがいた。
最前列で変わらず、舞菜に向かって名前を呼ぶえりぴよがいました。
舞菜は彼女の姿を見て気を取り戻し、見事なパフォーマンスを見せることができました。
さらに舞菜は、終了後の握手でも、えりぴよにしっかりと感謝を伝えることができました。第11話の感想で見た通り、舞菜は確実に進歩しています。第1話から、ゆっくりではありますが着々と進歩してきた舞菜。成長したな~、頑張ったな~!と思った人は多いんじゃないでしょうか。
一方のえりぴよ……相変わらず、舞菜の前では気負いすぎてなにを言えばいいのか、という雰囲気です(笑)いやホント、えりぴよの不器用さは第1話からまったくブレませんでしたね~。
そう、えりぴよは全くブレていない。
舞菜と出会ってからずっと、アニメの全編通して、彼女は舞菜が全て、舞菜が世界の中心という態度を常に貫き通しました。他のアイドルを、大人気のめいぷるを見ても、心の中には舞菜だけ……この愛情の注ぎ方の変化のなさ、その描き方、ここまで来るとものすごいとしか言えません。
えりぴよの思いは舞菜に微妙に伝わっているのか、いないのか……という感じですが、視聴者には清々しいぐらいに伝わってきました。どんなときでも舞菜を全力応援!彼女の姿を見て元気になるのは、私だけではないと思います。
舞菜がいるからえりぴよがいる。
えりぴよがいるから舞菜がいる。
この強力な関係こそが本作の魅力なんだなと改めて伝わる最終回でした!!
総評:「好きでいさせてくれてありがとう」
の、前に……OPとEDが素晴らしかった!
では総評……の前に、触れようと思って触れられていなかったOP、EDについて。
本作、OPが本当に素晴らしいですね!ChamJamの雰囲気を出すならもっとアップテンポの曲を選ぶ選択もあったかと思いますが、結論から言えばこれでよかった、いやこれがよかった!そしてOPのアニメも、昨今ありがちな各シーンの切り抜きではなく、それ1つでストーリーになるような素晴らしいものでした。
EDは往年の名曲、松浦亜弥さんが歌った桃色片想いをファイルーズあいさんが歌うというもの。つかこれ、もう18年前の曲なんだ……びっくりだわ。原曲はもっとポップ調でしたが、本作ではそれを抑えてアレンジし、EDの画に見事に合わせました。これも素晴らしい!の一言です。
際立った、メンバーたちの人間ドラマ
さて、改めて総評を。
アイドルファンの日常を描いた本作、第1話は「あるある!」な話ばかりでマジで笑えました。そして同時に、これは好きな作品になるぞ、とも思いました。アイドルというテーマは、私にとって親近感のあるものでしたしね。「ブログのネタにも困るまい」とも思いましたが、それは実際その通り……というか書きたいことが多すぎて毎回分量が多くなってマジすんません。
アイドルファンの日常、と書きましたが、実際に引き込まれるシーンはどちらかというとアイドル側……舞菜や他のメンバーに関する描写が多かったように思います。2年やってるのに人気がイマイチなChamJam。さらにそこでもファンが少ない(というより2人しかいない)舞菜。引っ込み思案な性格ゆえか、なかなかアイドルとして思うように活動できていない現実があります。
そんな彼女を、陰に陽に支えてきたれお。毎度的確なアドバイスを送り、舞菜の成長を促しました。それが最終回で、れおを支える側に回ったというのだから胸アツ過ぎて……!思い出すと泣けてきます。
舞菜もそうした周囲の手助けを受けてだんだんと成長し、最後はえりぴよにしっかりとお礼を言えるようになりました。ゆっくりですが着実に成長している彼女の姿を、毎回楽しみに見ることができたのはとてもよかったです。
舞菜以外のメンバーにもかなり光が当たっていました。特にれおは、最年長でアイドル経験もある、という立場からリーダーとしてずっと奮闘する姿が描かれました。しかし実際には、以前のグループで人気最下位だったというトラウマが尾を引きずり、その弱気がたびたび表に出そうにもなりました。
でも人気投票ではくまさたちを信じて1位を取り、フェスでは自分が成長を促してきたメンバーたちに逆に勇気づけられ、危機を乗り切ってきた。ChamJamがもっと大きくなって、れおの笑顔がさらに輝くといいなと思うばかりです。
他にも語りたいメンバーが続々です。
文は当ブログでも結構取り上げるだけの魅力があるキャラクターでした。いろいろ空回りしつつも、成長の余地が大アリな印象で、彼女のこれからももっと見てみたいです。えりぴよたちとの自然なやり取りも楽しかったですね!
優佳は、第9話がとにかく印象的でした。天然だけどワガママとは違う、メンバー愛に溢れた彼女の姿に、ドキッとした方も多いのではないでしょうか。今や前列メンバーになった彼女。良くも悪くもここからなにをしでかすのか、興味津々です!
空音は、アイドルモードと普段のギャップが印象に残ったといいますか……れおをリスペクトして手本にし、アイドル道に邁進する生真面目な彼女。スキャンダル疑惑という逆境も、文との諍い(あれは文が一方的に憎まれ口を叩いていただけですが)も、れおから学んだ神対応で乗り切ってきました。私、地味に空音推しなので……もっとアニメで見たいです!
そして眞妃とゆめ莉……ガチ百合ですやん(笑)第3話の駅のシーンから「あれっ?」と思ってましたが、第5話ではそれが炸裂!
もっとも、その関係性はゆめ莉が眞妃に憧れすぎて踏み出せないけど、眞妃はそんなゆめ莉を少しもどかしく思っている……とこれまた目が離せない設定、展開になっていました。2人の関係性に引き込まれた、という百合ファンも多いのではないでしょうか。眞妃とゆめ莉が隣合わせになる日は、果たして来るのか?
アイドルはファンに笑顔を与える存在です。でも、ステージを降りれば1人の人間です。ましてや、ChamJamはれお以外は10代、れおにしても22歳とかなり若い。いろいろな葛藤があって当たり前で、本作ではそれを徹底的に描いてきました。その人間ドラマにとにかく引き込まれたという感じです。
個人のドラマがあり、結果としてそれがグループとしてのドラマにつながる……現実のアイドルもそうしたストーリーを展開することが多いですが、本作もまさにそう。アニメという特性を活かし、人間らしいところをちょっとカットし、逆にクローズアップしつつ、という演出の微妙なさじ加減も素晴らしかったと思います。
ファンたちの悲哀、喜びもまたよかった!
葛藤はファン側にも当然あって……えりぴよは舞菜が好きすぎて毎度空回り。でも、その一途に彼女を思う心は初回から最終回まで完全に一貫していました。舞菜を思うあまりに駆け回る彼女をクスリと笑い、それでいてちょっと切なくなる……そんな素晴らしいキャラクターだったと思います。
くまさは、ベテランオタとして存在感を発揮してきました。経験がある分、単純に楽観せず、それでも毎回楽しもうとする姿勢がとてもよかったです。れおと強固な関係を作り、大舞台までやってくることができたくまさ。このままれおを、ChamJamを支えていって欲しいですね。
基は、3人の中では一番若い?オタとしての経験も少ない分、ガチ恋勢として随所ではっちゃけたところを見せています。それはそれで、オタの1面としてあるあるだなぁと自分を重ね合わせつつ楽しく見ていました。
妹の玲奈も、登場回数は多くなかったですが、毎度アクセントを与えるいい存在になっていましたね!
えりぴよ、くまさ、基とタイプがちょっとずつ異なるものの、推しを熱烈に応援するという姿勢はみな同じ。一方、オタとして人気がなかなか出ないアイドルを応援する悲哀も同様に噛み締めてきた。
その切なさ、だからこその推しに対する愛情……それが全編を通して見られてとても楽しかったです。
楽しませてくれて、ありがとう!
アイドルがいて、ファンがいる。ファンがいて、アイドルがいる。
はたから見れば当たり前のその関係性ですが、それを個別に見ていくと、こんなにも悩み、迷い、でも喜びが詰まっている。
そんな人間ドラマが凝縮した傑作!本作はそう表現することができるのではないでしょうか。
最終回で、基は空音に向かって「好きでいさせてくれてありがとう」と言っています。
本当に、この一言に尽きます。
ストーリーも、キャラクターも、楽曲も……全部が素晴らしかった!
こんなにも楽しませてくれて、ありがとう!
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