恋する小惑星、第3話です。
今回はすずちゃんといの先輩がクローズアップですよ!
※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©Quro・芳文社/星咲高校地学部様公式HPならびにTVアニメ「恋する小惑星」公式ツイッター様アカウントより引用しています。
かわいい女の子大好きなすず!メイド服もかわいいよ!
勉強できるのに追試のあお。なぜ……?
みらの家で勉強するみらとあお。でもやっぱり、星の話になってしまうみたいで、さっそく脱線しています。
そこに見張りにやって来たのが鈴矢萌ことすずちゃん。もっとも、彼女の目的は、みらや姉のみさにあったようですが(笑)
ところで2人は追試の勉強をしているみたいです。みらはともかく(失礼!)、あおは知的な印象もありますが……
しかしその理由は彼女らしいもの。試験の前夜、星を眺めるのに夢中になっていたら名前に星座を書いてしまい0点に。あお、しっかりしてるようで抜けてますね。そこがかわいい!
それにしても、校内試験なら名前間違えても許してくれそうなものですが、この学校結構厳しいですね~。
すずはみらの家によく馴染んでいる様子。みらの机の上に自作恋愛マンガがあると知っているぐらいには(笑)みらは秘密にしているつもりですが、マンガの存在はみさも知っているようで……ダダ漏れやん!
しかもみさの言葉から推測するに、その中身はあおのことを描いているよう。きっと、子供のときに出会ったカッコいいあおに対する憧れを描いているのでしょうね。みら、乙女ですね!
でも乙女といえば、あおも負けていません。みらが何気なく近寄ったときに顔を真っ赤にするあお。普段少しクールなだけに、こういう反応は特別感がありますね!
「金欠戦隊、お金ナインジャー!」「1人なのに戦隊なんだね……」
勉強の甲斐あって追試をクリアした2人。ただ、夏休みを過ごすお金がない様子。
そこで2人はすずの家のパン屋さんでバイトをすることに。制服はロングタイプのメイド服!前回の温泉回といい、出し惜しみなくかわいい路線を攻めてますね!ベリーグッドですよ~!!
ヒラヒラとした格好が慣れず抵抗感を感じるあお、一方のみらは動きにくいからとスカートをたくし上げ……すずのツッコミ通り、もっと年齢なりに恥ずかしがった方がいいかもしれません(笑)
バイトの準備をする2人。レジを前に緊張の面持ち。一方のすずはいい笑顔!客商売慣れてますね~。
第2話ですずの家は人気のお店と紹介されていましたが、確かに開店前に客が並ぶぐらいに人気があるようです。
そんなすずには妹がいました。名前は芽(メグ)。運動部にいるおかげか、かなりの高身長。執事スタイルが似合います!
そんな芽ですが、ちょっと心配なことが。自分が部活をしているせいで、姉に店の手伝いを押し付けていると感じているみたい。姉が学校で楽しくやっているか不安に思っているようです。
それを聞かれたあおはちょっと考えますが、楽しそうにやってる、と答えます。知り合ってまだ短いあおにとって、すずは「ちょうどよい距離で見守るお姉さん」というイメージのようで。
その話を聞いたすずは大喜び!「妹になってもいいのよ~!」とあおに抱きつきます。パン屋の娘だったりお姉ちゃんに過剰反応するあたり、どこかのキャラを思い出しますね(笑)
無事にバイトが終わった2人。お土産にもらったクロワッサンを見て「三日月というには太すぎる」「月齢7ぐらい」とめんどうくさい評論を(笑)ついきちんとしたくなる、専門家あるあるですね!
そして楽しみにしていたお給料!しかしなぜか少し多い?その理由はすずが写真を取りまくったモデル代とのこと。
そのお金がどこから出てきて、写真が何に使われるのか気になる……(笑)
いの先輩の趣味は、地図でした。
地図を片手に飛び地探索するいの先輩。渋い!
お金が手に入ったみらとあおは、楽しげにショッピングに向かいます。
しかしそこにはいの先輩とすずが。意外な組み合わせだ……みらもそれに興味を持ったのでしょう、2人の追跡を始めます。
2人の歩く江戸っぽい風景、どうやら埼玉県川越市のようですね。第2話のBBQをしたのも同市を流れる入間川みたいですし。さっそく聖地巡りされている方もいるみたいです。
川越は観光地と住宅街が同時に存在する上に首都圏から近いためか、しばしばアニメの聖地になっています。
SNSで投稿を連打していたせいで、すぐにバレたみら。つか「なう」って古くないか?(笑)みらにデートと言われて嬉しそうな顔をするすず。かわいい女の子なら誰でもええんかい!
さていの先輩は何をしていたのでしょう?
答えは「飛び地」探検。
飛び地とは、別の町にポツンと離れた別の住所がある場所。例えば遊園地のよみうりランドは基本神奈川県ですが、敷地の一部だけはなぜか東京都稲城市です。
日本全国そういう場所は結構あるようですが、それにしても飛び地を探して散策とは、なんとマニアックな……!
その流れの中で、いの先輩がなぜ地学部(旧地質研究会)に入ったかを聞くことに。
彼女は学校にあった、カラフルな地質図に気づいて熱心に眺めていました。それに気づいた美景がまたドヤ顔しながら(笑)彼女をスカウトしたようで。
ただ地図探索は地学部の活動とは切り離して考えているよう。この飛び地探検に地学部員でないすずを誘ったのも、いの先輩なりの区切りなのかも。
飛び地の街区表示板(住所の表示が書いてある青いアレ)を見つけて自撮りするいの先輩。その中に入っていくみらたち。
休日のいい思い出ができました!
いの先輩の楽しい気持ち、分けてもらいました!
いの先輩が地図好きになったのは、小学生のときに友達が宝探しの地図を描いてくれたから。地図を片手に探検する景色は、見慣れた場所でも違って、輝いて見えると語ってくれます。
そんな話に興味津々なみら。手に描いてと無茶振りするみらに、改めて描くと伝えます。
しかしいざ描くとなるとなかなか難しい……みらたちが喜ぶ宝の地図ってどんなだろう……と悩みます。
そんなとき、美景から電話がかかってきたので相談することに。ここで美景は「楽しいのおすそ分け」という言葉を使いました。
そこでひらめいたいの先輩。地図を作り上げてみらに渡します。
やる気満々で宝探しを始めるみら達1年生3人組。校内の何気ない光景が、いの先輩の視点から分かって面白いと感心するあお。そこに過剰反応するすず……よだれ垂らすな!(笑)
彼女の地図のゴールは、いの先輩が美景と出会ったカラフルな地質図。その裏には、昨日みんなで撮った写真が。
宝探しを満喫した1年生3人組。その表情を見て、いの先輩も嬉しそう!最高の笑顔でした。
次回は夏合宿!
これは期待大ですよ!!
自分の好きが他の人に伝わっていく、ステキな世界。
身近な場所の地図、見たことありますか?
いの先輩の趣味は地図を片手に散策、探索すること。
私も地図を眺めるのは好きです。身近な場所でも地図を見るというのは面白いもの。
例えば秋葉原。
電気街があるのは東京都千代田区なので、秋葉原=千代田区というイメージが強いですが、実は秋葉原駅は千代田区のかなり端っこで、ヨドバシカメラのある昭和通り口を出て昭和通りを渡って少し歩くと、そこは台東区だったりします。台東区と言うと上野・浅草・御徒町のイメージなだけに意外です。
秋葉原駅の地図。
三井記念病院より右上が台東区で、神田神社から左は文京区です。
ここに高低差が加わるとさらに面白い。
山手線の地形図を見ると、西側は谷間を縫うようにして線路が走っています。渋谷はその名の通り谷になっていて、駅が低地で繁華街は坂の上にあります。
こんなように、何気ない風景も地図や地形に注目するととても面白くいろいろな発見があります。
控えめないの先輩。でももっと自分の趣味を出していい
いの先輩はそういう面白さに気づいた1人ということでしょう。
ただ、これまではそうした話を部活であまりしていなかった模様。ブラタモリを見てると、地質と地図、住所などは密接な関係があるように思いますし、もっと部活で出してもいいんじゃないかと、みらならずとも思うところです。
これはいの先輩の性格が関係しているのかもしれません。
ここまでの話で、彼女は大人で、さり気なく周りの人をサポートできるタイプなのは見て分かります。すぐにおちゃらけに走る真理や、好きなことになると熱くなる美景とは少し違う、地学部の中では一番の常識人に見えます。
ただそうした性格が災いしているのか?いの先輩はあまり自分が前に出ていくのを好まないような節もあります。ないしは、目立つ先輩たちより目立っても仕方ないと考えているのか。
何にせよ、いの先輩は自分の好きを他の人に押し付けるようなことはしません。自分の趣味が地図探索という、マニアックな上に地学部の活動とも少しカテゴリが違う点も、彼女の謙虚さに繋がっているのかも。
でもいの先輩は、美景の「楽しいのおすそ分け」という言葉にインスピレーションをもらい、みらたちに向けて地図を描きました。いの先輩の期待通り、校内探索を楽しんだ1年生3人組。
いの先輩の楽しいという気持ちは、確実に彼女たちにも伝わった。
自分の好きなことを他の人が理解してくれる……これは趣味人にとって最も嬉しい瞬間の1つです。
彼女のステキな笑顔はきっとその喜びから来ているのでしょう。彼女のとっての宝物は、自身の地図探検ももちろんですが、なによりこの理解ある仲間たち。
地質図の裏に集合写真を貼ったのは、そんな深い意味があるのでしょう。
アニメを通じて、広がる世界。
本作は、この「楽しいのおすそ分け」が重要なテーマになっていると思います。
第2話でも、地質班の2人が天体に興味を持ったことをみらやあおは嬉しく思っていました。
そもそも、この物語はあおが星の話をしたときに、みらが興味を持って2人の関係が始まったところからスタートしています。
天文も地質も、知らない人にとってはなかなか面白いポイントが分かりにくい趣味です。
ですがお互いに、「こういう楽しみ方をするんだよ」と教え合うことで、教わる方は世界が広がり、教える方は伝わった喜びを得る。
そういう幸せな関係が本作には広がっています。
もしかしたら原作者のQuro先生も、そういう想いを込めて本作を執筆しているのかもしれません。
その結果、読者・視聴者の私達は天体や地質って面白いものだなと感じるし、中には本作をきっかけにそうした分野に本格的に取り組む人もいるかも。
アニメやマンガ、本を通じて世界が広がる……それはとても素晴らしいことだと思います。
私もこれまで、様々な作品を通じて知らない世界を見てきました。そのたびに、自分の知識、世界が広がっていくのを感じています。
そうしたきっかけを与えてくれたクリエイターの人たちに改めて感謝しなきゃですね!
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