「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」 4話 感想 ~ ゲームとはすでに違う?学園生活スタート!

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幼少期編(勝手に命名)を終え、いよいよ学園編(勝手に命名)へ突入!そこにはこれまでの仲間たちと、そしてあの女主人公が……!

カタリナの破滅フラグ、果たしてどうなる?

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会様公式HPより引用しています。

魔法学園入学。そしてマリアとの出会い……!

第4話のストーリーまとめ!

15歳になり、いよいよ寮に入って魔法学園に入学したカタリナ。
ゲームの本編が始まる……それはつまり、自身の破滅フラグに近づいてしまったことを意味します。この8年、様々な努力をした結果ゲームとは違う展開を見せているカタリナの周辺。これならなんとか、なる……?

しかし現実は甘くない。さっそく、ジオルドと女主人公であるマリア・キャンベルの出会いイベントが発生していました。迷子になっていたマリアに声をかけたというジオルド。ここからゲーム中ではジオルドルートが始まるはず……ですが、ジオルドは現時点でマリアに興味を持っているようには見えません。

また、義弟のキースもゲーム同様、マリアと出会っていました。ゲーム中では女たらしで遊び人のキース。本来ならマリアの落としたハンカチを使って彼女をナンパするところですが、今のキースはカタリナ大好きという状態。そんなカタリナに、マリアに恋したのかと聞かれ固まるキース。固まっている様子を見てカタリナ自身は図星だと勘違いしますが……。

ゲーム内のイベントが発生するごとに過剰反応するカタリナ。ただ、彼女の記憶に反し、各キャラクターたちのマリアに対する思いはさほど熱くありません。
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またアランも、ゲーム中では成績を巡ってマリアにライバル心を持ち、そこから仲良くなっていくという設定になっているものの、今のアランは他人は他人、自分は自分としっかりと個を持っているように見えます。

と、中身はゲームとすでにかなり異なっている感があるものの、破滅フラグばかり意識するカタリナは、順調にゲームのシナリオが進んでいると認識しています。これはまずい、どうしたものか……

考えた末、カタリナは魔法学園でも畑を作ることに。国外追放になった際、農民としてやっていくためのスキルを磨き続けることを脳内会議で決定。カタリナは畑仕事に精を出します。

さて、この学園には生徒会があります。成績上位者が生徒会に所属するという決まりになっている中、カタリナは成績が平均的にも関わらず生徒会に入り浸るようになりました。生徒会長のシリウスは、彼女を丁重にもてなしてくれます。

そこに!マリアが現れお菓子を差し出します。廊下ですれ違ったことはあったものの、会話を交わすのはこれが初めて?そんな重大な局面で、カタリナはお菓子に夢中な上、話の流れでマリアにお菓子を作ってきてくれないかとお願いすることに。

実はお菓子作りが趣味のマリア。なぜ交流が少ないカタリナがそのことを知っているのか、不思議な顔をします。まさかゲーム中でそういう設定でしたとは言えないカタリナ、なんとかごまかしますが……。

カタリナも認めるほどマリアは素直で魅力的な女子!
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その後、カタリナは下校途中にマリアがいじめられているシーンを目撃します。平民にも関わらず魔力を持ち、しかも貴重とされる光の魔力の持ち主であるマリア。貴族と同じ学校に入学したことを快く思わないお嬢さまが結構いるようで……。

そこにカタリナが登場!さっそうとマリアをかばいます!しかし……彼女の目当てはマリアの持っていたお菓子(笑)いじめっ子に払い落とされたお菓子を拾い上げ、ムシャムシャと食べるカタリナ。そんなカタリナを、マリアは瞳をうるませて見つめていました。

そして!実はこのイベントがかなり重要でした。ゲームだと、マリアをいじめるいじめっ子のリーダーはカタリナだったのです。そして、いじめっ子を追い払い、お菓子を拾って食べるのはジオルドの役目だったはず。

単に食欲に釣られただけながら、見事に破滅フラグを一本へし折ったカタリナ!これは、もしかしていい感じなのでは?
というところで第4話は終了します。

ゲーム設定とは違いを見せるキャラクターたち

第4話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

拾い食いなどしてはいけないわ(カタリナの母)

アバン部分、寮に入る際カタリナの生活態度を改めて戒めたシーンで飛び出したセリフ。それにしても拾い食いって(笑)と笑いながら見ていたのですが、第4話のラストでカタリナはマリアが落とした(落とされた)お菓子を拾い食いしています。まさか、ここで最初のお小言を回収してくるとは!感心しながらウケてしまったシーンでした(笑)

基本的に貴族ばかりが在学する魔法学園。そこでも、お菓子をムシャムシャと食べてるカタリナの飾らぬ姿は健在です。その姿勢が破滅フラグ回避につながりますように……!

人には向き不向きがあるんだから(アラン)

テスト結果で、学年3位となったアラン。1位はジオルド、2位はマリアでした。ゲームでは、アランはこれでマリアに対抗心を燃やし、そうして絡んでいるうちにいつしか仲良く……という展開のはずでした。

ていうか、よくよく考えたらそれって幼少期のカタリナとアランの関係そのものじゃん?!アランは木登り対決で負けたのが悔しくて、毎日のようにカタリナの家を訪れるうちに、カタリナと友達になっていきました。カタリナ、知らず知らずのうちにアランルートを通っていたのです。

兄へのコンプレックスはどこへやら、爽やかな笑顔を見せるようになったアラン。小さな頃のカタリナの言葉で変わる、素直にいい話ですね。
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カタリナから、マリアに負けて悔しくないのかと聞かれたアラン。しかし彼は、このセリフを言って気にもとめない様子を見せます。

このセリフ、かつてジオルドと比較されては卑屈になるコンプレックスの塊だったアランに対し、音楽の才能を褒めたカタリナがかけた言葉でした。彼はあのときの言葉を大切にして、今日まで来ていたんですね。

すっかり丸くなった彼ですが、気になるのは婚約者であるはずのメアリとの仲がそこまで進展していないこと。さて、それが今後のカタリナにどのような影響を与えていくのか……?

意図せずに破滅フラグをへし折っていたなんて素晴らしいっ!(脳内カタリナ)

いじめられていたマリアを助けたカタリナ。ですが、ゲーム通りならいじめるのはカタリナで、いじめられていたマリアを助けるのはジオルドでした。大きなフラグ改変を見せたカタリナ。これで破滅フラグを回避できる?

考察パートでは大きな視点から見るとして、ここではもう少しミクロな視点を。カタリナは学園入学からずっと、ゲーム通りに人間関係が進展することを恐れていますが、その中でもっとも警戒しているのがジオルドです。

ゲーム通りなら、マリアとジオルドがハッピーエンドを迎えれば婚約者のカタリナは国外追放。バッドエンドならばカタリナは剣で斬られてしまいます。他の男性キャラに比べても、ジオルドがカタリナに与える影響は大きい。カタリナはそのことをかなり意識していますが、ジオルドを過剰に警戒している点が今後にどのような展開を与えるのか、要注目です。

ジオルドとマリアの仲が進展することを過剰に警戒するカタリナ。考えすぎにも思えますが、ジオルドの本性がアニメでは見えていないのでなんとも……?
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また、ジオルド自身についてもまだまだ見えないところが大きい。キースやアランたちは、幼少時代の交流によってその性格やゲームとの違いもいろいろと見えてきました。しかし、幼少期でも、第4話でも、ジオルドのことを描いたエピソードはほとんどありませんでした。実は彼がどんな人物か、我々は分かっていません。

ゲーム内の設定では、腹黒なドS王子だというジオルド。カタリナもそれを意識し、何かあると「さすが腹黒」と理解していますが、、果たして彼は本当に腹黒ドSなのか、どうか?そうだとしてもそうじゃないとしても、それが今後のカタリナにどういう影響を及ぼすのか、どうか?ここも要注目なポイントです。

ゲームとこれまでを比較!カタリナの運命は?

なんか普通の学園ものになってきてね?(笑)

第4話序盤、脳内会議では各キャラクターの違いをまとめています。ここではそれを表にしてみました。

キャラゲーム中設定現状
ジオルド カタリナに全く興味なし(見たところ)カタリナが好きで、婚約解消の気配なし
キース孤独をこじらせた女たらしのチャラ男姉が大好きな好青年。無自覚に女たらし?
アランジオルドにコンプレックスを抱いている自分の道を歩んでいる。メアリとの仲は進展なし
ニコル無口で無表情態度は変わらぬもののソフィアとは仲良しに?

このように、すでにゲームとはかなり違いを見せているカタリナの周辺人物たち。でも、1番ゲームと異なっているのはカタリナ自身です。

カタリナは前世の記憶を取り戻して以来、庶民的な性格を隠そうともせずにキャラクターたちと接してきました。また、破滅フラグ回避のため、さまざまなスキルを身につける努力もしてきました。

思い出してください。第1話冒頭、前世の記憶を取り戻す前のカタリナは、メイドたちに超上から目線でワガママを言うとんでもないお嬢さまでした。仮にあの性格の延長線でこの学園に入学していたとしたら?平民であるマリアをいじめるトップバッターになるのも納得という感じです。

しかし今のカタリナは素朴で天然な性格であり、ジオルドたちとも非常に友好的な関係を築いています。中盤、畑仕事をしているカタリナの周りに集まってくるジオルドたちの笑顔を見ていると、「あれ、なんかこれもう破滅フラグ回避して普通の学園ものになってきてね?」と思ってしまいました(笑)

ドタバタ学園ラブコメ方向にシフト?(笑)

ここでは敢えて、今後の波乱要因を探ってみましょう。

まず、ジオルド。セリフ解説パートで触れた通り、現状彼の本心は視聴者である我々には見えてきていません。ゲーム通りに進むとしたら、カタリナに破滅をもたらす最大の要因はジオルドですが、彼も他のキャラクター同様幼少期を経てゲームとは変化しているのか、どうか?

また、ここまでゲーム中のキャラクターして出てこなかった生徒会長のシリウスもちょっとマークしておきたい人物です。赤髪でイケメンなシリウス。生徒会長ということは相当成績も優秀なのでしょう。カタリナに対しフランクに接しており、いいヤツという感じです。

ただ突然出てきた感がある彼がどういった影響を及ぼすのか?これはちょっと深読みしすぎな感もありますが、一応書いておこうと思います。

ゲーム内の設定とすでに大きく違いを見せている各キャラクターたち。このままいけば、カタリナを巡ったドタバタ学園ラブコメに?(笑)
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そして最大の波乱要因はマリアです。とうとう姿を現した女主人公であるマリア。Bパート以降カタリナはマリアと本格的に接触していくことになりますが、見た限りマリアはとてもいい子という印象です。また、いじめられていたのをかばってくれたことをきっかけに、カタリナに強い好印象を持った模様。

しかし!もしかしたらこれが波乱要因になるのでは?現状、ゲームの登場人物たちはカタリナのことが大好き過ぎます。そんな中、ぽっと出ともいえるマリアが過度にカタリナと仲良くしたとしたら?

……うん、やっぱり破滅フラグを回避する話じゃなくて、ドタバタ学園ラブコメみたいな感じになってきましたね(笑)それはそれで、メチャメチャ楽しそう!

本当に破滅フラグを迎えるのか、それともカタリナ大好きな仲間たちが仲良くケンカする話になるのか、今後の展開が楽しみです!

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