「球詠」 5話 感想 ~ チーム作りに四苦八苦?いやこれぞ作る喜び!勝利に向けて試行錯誤

練習試合、惜しくも敗れてしまった新越谷野球部。ただ野球をやれる、という喜びはそれぞれ感じたようで、チームは前向き。

第5話では「真に勝つチームにするためには?」というテーマに向けて試行錯誤!人間模様も含めてお楽しみください。

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部様公式HPならびにTVアニメ『球詠』(たまよみ)公式様Twitterアカウントより引用しています。

勝てるチームに向け試行錯誤!

第5話のストーリーまとめ!

GWに合宿を張ることになった新越谷野球部。その初日、芳乃は全部員を相手に面談し、控え投手として理沙と息吹を抜擢します。

息吹はフォームを身につける器用さ、理沙は下半身を使った重たい球を投げられることが理由のようです。熱心に投球練習する2人を見て、詠深も改めてやる気を出します!

下半身を活かした重たい球を投げられる理沙。リリーフとしての自身の役割もしっかり認識しています。
©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

その詠深は、珠姫と共に例の変化球のコントロールについて考えていました。ゾーンには決まるけど、ややアバウトなところもある……そんな詠深に対し、息吹がアドバイス。顔面を4分割してそこを狙っていけばいい、と。これが的中!今までもそこまでコントロールが悪い球ではありませんでしたが、より狙ったところに投げられるようになりました。

その夜、理沙は自由時間にバットを振り込んでいました。それを見つけた怜と2人、2年生の回想が始まります。ガールズリーグですでに好選手だった怜と、それに憧れていた理沙。怜が野球部を存続させたのは野球が好きだからでしたが、理沙が野球部を続けていたのは、怜の背中を追うためだったんですね。

さらに話題は、投手の件に。理沙は勝ち進むためにはエースの温存が必要であり、そのためにはやるしかないと理沙は言います。これには盗み聞きしていた詠深や他のメンバーも感激!頑張ろうと誓うのでした。

そして迎えた合宿最終日。理沙が先発、息吹がリリーフしますが試合は負け。続く第2試合は惜しいところまでいくものの負け。さらに合宿後の練習試合も、負け続ける新越谷。結果が出ません。

内野手は練習きつそう……と言った直後に、詠深も先発しない試合は内野手なんだから!と悪魔の言葉が!(笑)
©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

ただ、参謀の芳乃は前向きです。データオタクの彼女、メンバーのデータを見て成長を確認するのがにより楽しい様子。

ただ、1点気がかりなデータが……?それが希の得点圏打率。5割近い強打を誇るのに、得点圏打率が0なのです。

その理由は彼女の中学最後の試合にありました。自分が打てば逆転勝利、という場面で打てなかった彼女。自分が決めてやる、という意識が強すぎて、得点圏にランナーがいると力が入りすぎる……。

そんな希を芳乃は、このチームで希を責める人はいない、1人で責任を感じることではない、と諭します。そのうえで、次の試合は希を4番にすると大胆宣言が?!

次回の試合はどうなるんだ?というところで第5話は終了します。

百合?!死神?!チーム内思い様々

第5話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

ありがとう、一緒に残ってくれて(怜)

合宿の夜、理沙に対し怜が言ったセリフです。

きらら作品といえば、百合的なエッセンスを詰めていく傾向が強くあります。作品によっては女性キャラクターしか出ない、というものも少なくないですからね。

1年生時はまともに野球できなかった2人。勝ちへの執念は1年生よりも強いはず。それがチームを引っ張る原動力になりますように!
TVアニメ『球詠』(たまよみ)公式Twitterアカウントより引用

そんな中にあって本作、野球を題材にしていますから登場人物が多い。いくつかのカップリングがすでにあるように見えますが、怜x理沙はほぼ毎回登場する安定的なカップリングですね!いい感じです。

理沙は怜のことをリスペクトし、怜は理沙に感謝する。理想的な人間関係を見せる2人。願わくば、理沙のその右腕で怜に勝利をプレゼントするところを見たいです!

死神より貧乏神だよね(珠姫)

顔面あたりから鋭く落ちる詠深の変化球。それを見た息吹と白菊が「死神の鎌(デスサイズ)」と異名を!それを聞いた詠深、負け続けたばかりに仲間にまで死神呼ばわり……と落ち込んだところに入った珠姫のツッコミがこれです。ちょっと笑っちゃうナイスな掛け合いでした。

野球は投手に勝ち負けが記録されるスポーツです。それだけに投手の力量にかかる比重は大きい。チームが負け続けている中、詠深が気にするのは無理ないことです。

とはいえ、実は詠深が気に病む必要はない、というのが私の分析です。その理由は?そもそもなぜ新越谷がなかなか勝てないのか?これは考察パートで考えてみたいと思います。

チャンスで打てんかったら意味ない!(希)

打率自体は5割近い高打率をキープする希。希がまず塁に出て、彼女を返して先制攻撃、というのが新越谷の攻撃パターンになりつつあります。

一方、希の得点圏打率はなんと0。その理由は中学時代の最後の試合で打てなかったことから、ランナーがいると力が入りすぎるため……というもの。野球に対して真摯に取り組むが故に思いつめてしまう、希をよく表している一言でした。

勝ち負けを背負おうとする希と、1人で背負うなという芳乃。無口な希とおしゃべりな芳乃の組み合わせもなかなかこなれてきました。
©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

さて、その得点圏打率。これに意味があるのか、どうか?という議論が野球ファンの中にはあります。

一般的に得点圏打率が高い、打点が多い打者は勝負強い打者であると言われます。一方、アメリカから輸入されたセイバーメトリクス(統計的に野球を分析する手法)を好む人は、得点圏打率は最終的にはその人の打率に収束する、勝負強い弱いというのはあくまで印象論、という説を展開します。

どちらの説が正しいかは分かりません。ただ、息吹と藤井先生は希を4番に置くことに決めました。息吹はデータオタクです。つまりセイバーメトリクスを理解、実践しているのかもしれません。また、打者としての希をそれだけ信用しているということもあるかと思います。

これが吉と出るか凶と出るか?それは次回のお楽しみです。

データで見る新越谷連敗街道

抑えてるときは打てず、打ててるときは抑えられない……

タイトルは「連敗街道」。プロ野球でも、負けが込むとよく使われるフレーズですね。

しかし新越谷には、連敗している空気の重さはあまりありません。また、息吹も負けが込んでいる割には楽しそう。連敗街道というより、チームが出来上がる過程を見ているような、前向きな雰囲気が流れていた第5話でした。

さて新越谷、なぜなかなか勝てないのか?ここでちょっと考えてみました。

現時点で分かるスコアを見ると、

柳大川越 4 - 3 新越谷
大鷲 9 - 4 新越谷
新越谷 1 - 3 藤和
新越谷 4 - 6 松経大付
総州 2 - 2 新越谷

柳大川越、藤和、総州戦はおそらく詠深が先発。それ以外は理沙と息吹のセットと思われます。

これを見る限り、勝ててないのは「噛み合ってない」「めぐり合わせが悪い」のが最大の理由かなと思われます。

詠深は、先発した試合全てで3失点以内に抑えています。6回までを3失点に抑えるクオリティスタート率がなんと100%。これは素晴らしい!QS達成時に勝てない場合はピッチャーか悪いというより打者が打てなかったのが原因、と考えるのが現在の主流なので、詠深が責任を感じることはあまりなさそう。

息吹や理沙に期待するのはまだまだ酷というもの。新越谷の現状の課題は打撃陣にありそう。
TVアニメ『球詠』(たまよみ)公式Twitterアカウントより引用

逆に理沙と息吹が先輩した試合では、打撃陣が頑張って4点を取っていますが、それ以上に失点している。まぁ、2人がピッチャー素人なのはチーム内では周知の事実。現時点では、彼女たちにしっかり抑えろという方が無理があるというものです。

打撃陣の成長が勝利への鍵!

そもそもその打撃陣からして、息吹と白菊は未経験者。珠姫、稜、菫はどちらかというと「守備の人」。理沙は1年間頑張っているものの野球技術は1年生とそこまで変わらず。そして詠深は投手。打撃面で信頼できるのが希と怜だけってのは、ちょっと苦しいところがあります。

エースの詠深が先発した際は打てず、それ以外の試合では打ててるけどそれ以上打たれて負ける……うーん、連敗街道を突き進むチームは往々にして、こういう噛み合ってなさがあるものですが、今の新越谷はまさにそのパターンに当てはまってますねぇ……。

とはいえ、参謀の芳乃は希を4番にするというアイディアで勝負に出るようです。さらに白菊も持ち前のパワーに技術がついてきました。守備面もちょっと雑なところがあったものの、練習試合の中でしっかり反省・指摘していく雰囲気があります。

連敗街道脱出の日は近い、か?

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