「球詠」 9話 10話 感想 ~ 影森戦、そして梁幽館戦へ!立ち向かう新越谷ナイン、一方ヘッドの芳乃は……?

©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

球詠もいよいよ終盤に突入。前回に引き続き影森戦を取り上げた後は、いよいよ埼玉随一の強豪校、梁幽館との戦いが描かれます!

誰もが負けて当然、と梁幽館の勝ちを予想する中、新越谷ナインはいかに戦うか?!さあ、見ていきましょう!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部様公式HPならびにTVアニメ『球詠』(たまよみ)公式様Twitterアカウントより引用しています。

影森戦に勝利した新越谷!相手は埼玉の王者、梁幽館戦!

第9話、第10話のストーリーまとめ!

息吹にフォームを真似されて苛立つ中山投手。結果は、前回の悪い予感が的中してデッドボールに……!これには采配した芳乃も動揺します。自分が挑発的な采配をしたから息吹が当てられたのでは、と……。しかし藤井監督は、ここで冷静に息吹に状況を解説し、今の死球が流れの中のものだと言い落ち着かせます。

死球を受けてしまった息吹。本人は痛がりながらも笑っていますが、芳乃はこれをかなり気にします。
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さらに希も、死球で動揺している芳乃を落ち着かせるべくレフト線へ流し打ち!これで息吹が生還し、待望の追加点が!そしてこの追加点で芳乃の強気采配が復活します。菫にエンドランを指示、これが的中!勢いに乗った新越谷は打者一巡の猛攻を見せます。最後は詠深の2塁打も飛び出し、6点を叩き出して6回コールド勝ち!新越谷、公式戦初戦で勝利を収めました!

さあ、いよいよ次は強豪の梁幽館戦です。埼玉どころか全国にも名を轟かせる相手とあって、周囲は負けて当然というムード。ただ、詠深は公式戦初先発に向けてやる気満々ですし、チームも上昇ムード。

詠深と珠姫は距離を置いて力のある球を投げて球威を増していく練習をし、野手陣は梁幽館のスコアを実際に追体験するノックを受けます。充実した練習で、ナインも気合が入ってきました。

梁幽館をシミュレートしたノックは厳しいものの充実した雰囲気が漂います!
TVアニメ『球詠』(たまよみ)公式Twitterアカウントより引用

一方の梁幽館。100人を越える部員を擁する強豪にとって、古豪とはいえ1年生中心のぽっと出の新越谷はなんてことのない相手のはず。しかしキャプテンの中田奈緒は、強者のマインドで敵を見下しつつ、その上で気を引き締めろと選手たちに喝を入れます。映像も見て、しっかりと研究される新越谷。これはかなり厳しい試合になりそうな予感……。

さらに、敵は相手選手だけではありません。梁幽館戦、2回戦だというのに相手側は応援団がびっしり!ブラスバンドも鳴り響き、まさに強豪校という趣です。戦う前から怯む新越谷ナイン。ですが詠深は違います。早く投げたい、勝ちたい、勝つ!というプラス思考全開で、チームメイトを引っ張ります。

さあ、プレイボール!
1番に置かれた珠姫は、梁幽館先発の和美とは元チームメイト。その配球の癖を読み切り、見事に初球攻撃成功!続く菫は手堅くバントし、3番に抜擢された稜はボテボテの当たりながらも内野安打。1アウト1、3塁のチャンスを作り出します。

1番に据わった珠姫。短期間ながら実践の中でリードを読む打撃が進化、この試合でもそれが炸裂!
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ここで、今日の4番、希が登場!ですが梁幽館バッテリーは希に対してしっかりとした配球を見せ、結果として彼女はセカンドライナーに倒れてしまいます。梁幽館相手にこんなチャンスはなかなかないのに……ベンチに暗いムードが漂います。

しかしそれを吹き飛ばしたのが怜でした。4番からの降格とも取れる5番での起用ですが、怜は役割をちゃんと理解していました。終盤で4番の希に対し勝負を避けられないようにするため、警戒される打者として振る舞う……チームのことを考えたキャプテンの一振りで先取点ゲット!大きな大きな先制点が入ります!

そしていよいよ、詠深がマウンドに立ちます!相手応援団の大声援の中、1番でリードオフマンの陽に対しストレートからのあの変化球で三振!ですが三振の前にレフトへあわやホームランという大きな当たりを放っています。さらに変化球への分析もしっかり行い、チームメイトへ伝達。その結果、詠深の変化球は見送られていくことに。さすが強豪校、一筋縄ではいきません。

梁幽館、不動のリードオフマン陽秋月も詠深の変化球にはこの表情!しかしさすが強豪、すぐに相手を分析することを忘れません。
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2アウト2塁、梁幽館は4番の美緒。大声援を受けてバッターボックスに立つ彼女ですが、ここで新越谷は敬遠を選択します。ですが高校通算50本超えのスラッガーに期待していた球場内はブーイングの嵐……新越谷、改めて相手がグラウンドに立つ9人だけでないと知ります。

ですが詠深はそんな中でも平常心を保てていることを感じます。もっとも練習してきた球威ある右打者への内角高めを弾き返され1失点。とはいえこれは想定の範囲内。2回はしっかりと無失点で抑えました。

ですがギリギリの試合は、新越谷の頭脳である芳乃を追い詰めます。3回は先頭の菫がせっかくデッドボールで塁に出たのに、稜が送りバント失敗。続く希はレフト前ヒットで1アウト1、2塁とするも、怜が痛恨のゲッツー……!ところどころで堅守、好捕を見せる相手を前に、芳乃は強いプレッシャーを感じていくのでした。

第9話、第10話はここで終わります。

勝ちたいと思えば負ける……奥深い勝負の世界

第9話、第10話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

勝負にこだわるほど自分たちの野球から遠ざかる!(芳乃)

短時間で試合を終わらせることにこだわっていた影森高校。しかし新越谷の粘りや様々な作戦を前に、そのスタイルが崩れていきます。勝ちたいという心理が強くなればなるほど、なおのこと。

芳乃はその隙を見逃しませんでした。セオリーなら送りバントでもいい場面で、強気のエンドランを選択。多少の運もありましたが、これが大成功!結果として打者一巡の猛攻に繋がり、コールドゲームを呼び寄せました。

公式戦の初戦をもぎ取った新越谷!この笑顔を呼び込んだのが、芳乃の大胆で攻撃的な采配でした。
TVアニメ『球詠』(たまよみ)公式Twitterアカウントより引用

直前のシーンでは自分の采配が相手を挑発し結果として息吹の死球につながったと考え込んでしまった芳乃。第8話の梁幽館戦でも采配が裏目に出て顔を固くするシーンも。一方で相手心理を突く大胆な采配には、監督も舌を巻くほど。

明るく振る舞いデータを駆使して新越谷を導く芳乃ですが、案外浮き沈みがあることも見えてきました。しかし強豪相手に勝つには芳乃の頭脳が欠かせません。梁幽館戦でも強気采配が的中するところを見てみたい!

野球はなめるな!(奈緒)

一回戦を順当に勝ち上がった梁幽館は、次の相手が古豪とは名ばかりの新興チームである新越谷と知り、ちょっと気が抜けたところを見せます。ですが、キャプテンの奈緒はこのセリフでナインを引き締めました。しかもこのセリフの前には、自分たちの練習量なら負けることはないという常勝軍団としてのプライドを想起させるセリフも放っています。

相手を見下ろす、だけど自分たちが培ってきた野球はしっかりとやる……選手層が厚いチームにこんなマインドでやられては隙を突くこともできません。強豪校相手に番狂わせを起こすとしたら相手が油断したところを狙っていくしかない。

技術、体力がある上に油断もないという最強バッター中田奈緒。この4番を打ち取ることができるのか?
©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

ですが美緒はそんな油断すら持ってくれないのです。事実、新越谷が守備練習で硬いところを見せてため息をつくナインの裏で、まだ見ぬピッチャーである詠深に対しても警戒を怠りません。

敬遠されてもそれを当然と受け取る美緒。王者の風格すら漂います。心技体、全てが揃った印象のスラッガー美緒。さあ、詠深はこの超難敵相手にどう立ち向かっていくのか?!初回は敬遠でしたが、次の打席での対戦が楽しみすぎる!

こんな声を出す子じゃなかったのに(和美)

中学時代、ガールズリーグでバッテリーを組んでいた和美と珠姫。和美は2年生ながら強豪校で2番手投手として背番号をもらっていますから相当な実力者であることが分かります。一方、珠姫は紆余曲折を経て今は新越谷の正捕手で1番打者。野球エリートの王道を歩む和美と、一度は脱落しつつも再び這い上がってきた珠姫。かつてのバッテリーはずいぶんと違う道を歩むこととなりました。

そしてそれは、それぞれの野球への姿勢も変えていくことになります。珠姫は和美を見て、以前はもっと全員から三振を取りに行くような闘志を全面に出す投手だったのに、と思います。梁幽館は強豪校につきものの管理野球が徹底している様子。2年生で2番手投手では、自由には投げさせてもらえないのでしょう。

性格的にはいろいろと詠深に似ている和美。珠姫を変わったと言いつつ、実は本人もいろいろと変わっていたようで……。
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一方、和美の視点から見ても珠姫はずいぶんと変わったようです。ナインをまとめるべくグラウンドで大きな声を出す珠姫。和美からすると、こんなに元気よくチームを引っ張るようなタイプではなかったとのこと。珠姫も大きく変わったようです。

強豪校で力量をつけつつもスケールがやや小さくなった和美。新興校でみなに頼りにされながら、その役割を喜んで背負っている珠姫。かつての味方は、今はライバル……そんなことを感じるセリフでした。

ガラリと変貌した打順!気がかりはヘッドの芳乃?

打撃力が着実に向上!練習の成果が出ている

まずは影森戦勝利おめでとう!
相手投手が集中力を切らせていたとはいえ、終盤の打者一巡の猛攻は見事!梁幽館の捕手、小林依織も新越谷はみなバットが振れていると評価しています。希と怜以外は打撃はそれなりというチームでしたが、公式戦へ向けた練習が実を結んでいるようです!

さて、新越谷は影森戦と梁幽館戦で大きくオーダーを変えてきました。影森戦は1番希、4番怜の新越谷にとってスタンダードな打順でしたが、梁幽館戦は以下の通りです。

1 捕 山崎珠姫
2 二 藤田菫
3 遊 川﨑稜
4 一 中村希
5 中 岡田怜
6 三 藤原理沙
7 右 大村白菊
8 左 川口息吹
9 投 武田詠深

まずは珠姫の1番……これは相手投手が元チームメイトという理由と、詠深といる時間が長くなるという理由2つがあるようです。詠深はこのオーダーを気に入ったようで、早くも効果あり?

3番に置かれた稜は積極的な打撃が功を奏しています。5番に座った怜は見事打点も叩き出しました。4番の希も振れているようで、現状この打順は成功しているようです。

試合だと弱気の虫が出る芳乃……大胆采配の再現を期待!

強豪梁幽館の強さにため息をつきつつも前を向いている新越谷ナイン。この先の不安要素は、やはりヘッドコーチの芳乃でしょう。影森戦では相手を挑発する采配をしてしまった、その結果息吹が死球を受けてしまったと気に病んでいた芳乃。

データオタクで相手チームの研究や自チームの強化には自信を持っている芳乃ですが、野球は相手があるスポーツ。当然想定外の出来事も多数起きます。芳乃も梁幽館戦、あの手この手で攻め、守っていますが、思うように行っていない様子。

打つ手、打つ手が梁幽館に阻まれ芳乃はこの表情。ベンチが明るいのが新越谷の長所、芳乃の笑顔が勝利の鍵だ!
TVアニメ『球詠』(たまよみ)公式Twitterアカウントより引用

ここまで新越谷を引っ張ってきた芳乃。公式戦になるまでは明るいキャラクターだったものの、試合だと割と浮き沈みが激しい印象です。第10話のラストシーンではかなり表情が固くなっていました。新越谷の頭脳がこうだとちょっと危ない……?

しかし一方、芳乃は影森戦のここぞというところで攻撃的采配を振るい、それが大成功もしています。結果としてヘッドとしての経験を積み、自信を身に着けた芳乃。梁幽館戦でも4番希、5番怜というオーダーも成功しています。うつむく必要はないぞ!その明るさでチームを引っ張ってくれ!

試合は1-1。さあ、どうなる?!次回を見守っていきたいと思います!

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