「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」 6話 感想 ~ モチベがガタ落ちのトウカイテイオー、復活なるか?

© 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会

気づいたらもう3月……春じゃん!競馬ファンはレースで季節を知る、とはよく言われますが私もその1人で、先週の弥生賞を見ながら「もう弥生賞の季節か~」と思ったものです。

当ブログも遅々として進んでおりませんが、自分のペースでやっていきたいと思います。では、ウマ娘の第6話をどうぞ!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、© 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会様公式HPより引用しています。

失意のトウカイテイオー……何のために自分は走る?

第6話のストーリーまとめ!

天皇賞に出走したものの敗北してしまったトウカイテイオー。しかも、また怪我をして療養を余儀なくされることに……3冠という目標だけでなく、無敗のウマ娘という目標も失ったトウカイテイオーはモチベーションが大きく下がり、何のために走るのか悩みます。

メジロパーマーが宝塚記念を逃げ切り、ミホノブルボンがライスシャワーに敗れるなど多くの話題がある中で、トウカイテイオーは復帰戦を走ります。

しかしモチベがガタ落ちのトウカイテイオーは終始覇気なく後方を追走するのみ。見せ場なく、11着というデビューして最低の成績に……まだ負けて悔しいと思えたことが、唯一にして大きな収穫だった一戦となりました。

目標を見失い、失意のトウカイテイオー……
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ですがまた怪我をしてしまったトウカイテイオー。トレーナーはそんな彼女を、チームスピカのリーダーに指名します。リーダーとは名ばかりで雑用をやらされ不満を口にするトウカイテイオーでしたが、そこで見たものは、勝つために一生懸命になるチームメイト、そしてトレーナーでした。

そして一生懸命なチームメイトはもうひとり……天皇賞以後、トウカイテイオー同様怪我をしてしまったメジロマックイーンでした。山奥の屋敷で、彼女は必死にトレーニングを積んでいたのです。全ては勝ちたいライバル、すなわちトウカイテイオーに勝つために

そのことを知ったトウカイテイオーの目に、生気が蘇るのでした。
第6話はここで終わります。

マックイーン、ミホノブルボン……それぞれの走る目的とは

第6話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

勝ちたいという本能に逆らえるウマ娘はいませんわ(メジロマックイーン)

天皇賞2連覇を果たしたものの、怪我をしてしまったメジロマックイーン。シンボリルドルフになぜ走るのかと問われて答えたのが、このセリフでした。

そもそもウマはなぜ走るのか?基本的には天敵の肉食動物から逃げるためです。逃げ損ねた駄馬は息絶え、生き延びた駿馬の血がウマという種をより速く走らせるように進化していきました。

ヒトとウマが関わるようになると、その特徴をより活かす種が作られていくようになります。競馬はその最前線にある活動で、競走させ、優秀だったウマをかけ合わせてより速いウマを生み出す……そういうサイクルが成り立っています。

勝ちたいと思うのは本能!トウカイテイオーはそれを思い出せるか?
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この中においては、なぜ走るのかどうか、というよりは、走るためだけに生まれてきて走らないと淘汰されるという現実があるのは、倫理的に議論があるところではあります。

と、現実的な話はおいておいて、この「なぜ走るのか?」というシンボリルドルフの問いかけは、間接的にトウカイテイオーへの問いかけとなっており、メジロマックイーンの答えはトウカイテイオーへのエールとなっています。この作り、上手いな!と思います!

負けて得られたものはありました(ミホノブルボン)

3冠ウマ娘誕生なるか?!と期待されつつ、菊花賞で敗北を喫したミホノブルボン。彼女の言葉は非常に前向きで、負けて走る理由を見失ったトウカイテイオーにとって刺激になる一方、年下のライバル候補生の下を向かない姿からは「なぜそこまでやれるのか?」という困惑も生じてしまう……そんな複雑な一言となりました。

第6話は全体を通じて「なぜ走るのか?」という問いかけに対し、各キャラクターとの対話を通じトウカイテイオーが答えを見つけていく展開になっています。そのため、各キャラクターの返答がその特徴や個性を表している点は面白いですね。

登場は短いながらもミホノブルボンの物語は胸に来るものがあります。
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ただ、このミホノブルボンのセリフはかなり引っかかりました。というのも、負けて得るというのは、再び競争してこそだと思います。ですが、ミホノブルボンの史実を見ると……。

答えは第7話で出てくるのでしょうか?クールながらも情熱がこもっていただけに、より切なく響く一言でした。

まだ悔しいって思えるんだ(トウカイテイオー)

走る理由を見失い、モチベーションが沸かないトウカイテイオー。結果、復帰戦は11着とかつてない大敗になってしまいました。レースの最中に「みんななぜ必死に走るのか?」などと考えていては当然の結果と言えます。

負けて悔し涙を流したトウカイテイオー。負けて悔しいのなら、勝ちたいという思いはまだ残っている……!と前向きに考えるようになります。これはトレーナーの狙いの通りでもありますが、この段階ではまだ決定的な答えには繋がっていません。

なお、このレースは有馬記念であるという情報が画面上には流れますが、この辺の史実については「あれ?」と思える点があります。その整理は考察パートで行います。

私があなたの目標に、走る理由になって差し上げます(メジロマックイーン)

挫折を味わい、モチベーションが落ちたトウカイテイオー。その過程で様々なウマ娘たちの走るモチベーションを聞き、トレーナーの後押しを受け、レースで悔しさを味わい……という長い道のりを歩むわけですが、その最後に行き着いたセリフがこの一言でした。

このセリフの直前、温泉のシーンでも、メジロマックイーンはトウカイテイオーをライバルと認めており、トウカイテイオーに勝ちたいという気持ちが復活へのモチベーションとなっていることを、ほぼ明言しています。

自分の目標である相手だからこそ、強く元気であって欲しい……そういう思いを込めた一言です。

失意のトウカイテイオーの背中を押したのは、よき好敵手のこの人!
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思えば2人は、入学してからずっとライバルとしてお互いを高めあってきました。栄光も、挫折も共に味わってきた2人。共に失意の中にあっても、お互いを支え合う……ジンと来る流れのストーリーになっています。

前回の「あなたがいたから、今の私になれました」もそうですが、メジロマックイーンは名ゼリフが多くてカッコいいですね!しかもそれが主役のトウカイテイオーをさらに輝かせているというのがまた素晴らしいです!!

強いライバルを倒してこそ……ライバル対決物語が光る!

史実では、直前に勝ってます

11着に大敗したトウカイテイオー。史実のトウカイテイオーも、92年の有馬記念で11着に破れています。ただ、史実を見るとトウカイテイオーはこの直前のジャパンカップで勝っています

そこはスルーなの?!とちょっと驚くところですが、ストーリー展開的に考えるとこのジャパンカップの優勝を書いてしまうと難しくなるのも事実なんですよね。

せっかくなので当時の動画を置いておきます。ものすごいデッドヒートを制したトウカイテイオー。やはり底力はすごい!と思わせるものがあります。

史実をまとめておくと、92年天皇賞(春)で5着(アニメ第5話で描写されたレースです)の後、92年天皇賞(秋)で7着、92年ジャパンカップで1着、そしてアニメで描かれた92年の有馬記念で11着となっています。

栄光→挫折→復活、という物語のためには、天皇賞(秋)の敗北とJCの優勝はいらない……と(爆)
いらないは言い過ぎにしても、そういうことだというのは十分理解できます。

トウカイテイオーの得意な距離は?

第6話の白眉は、トウカイテイオーのやる気スイッチを見事に押したメジロマックイーンの言葉でした。セリフ解説パートでも取り上げましたが、見事な一言でしたね!

メジロマックイーンは作中でも3,200mの天皇賞(春)を連覇しているように、長距離レースを得意としています。史実のメジロマックイーンはG1を4勝していますが、そのうち3,000m以上のG1が3勝であり、長距離の能力が突出したマラソンランナーでした。

第3話の記事では、メジロマックイーンの生産者であるメジロ牧場は、長距離に強い血統を綿々と紡いでいたことを記しました。同時に、当時(90年代前半ぐらいまで)は長距離に強い=本物、という価値観であったことも触れました。

競馬の世界では長距離に強い馬をステイヤーと呼びますが、メジロマックイーンはステイヤー中のステイヤーでしたし、アニメでもトウカイテイオーが素直に認めるレベルにあります。

メジロマックイーン、トウカイテイオーとの再戦はあるのか?
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そんなメジロマックイーンは、自身が長距離で負けなしであることは認めつつも、トウカイテイオーの得意な距離で勝ってこそだと思っていることも口にしています。相手の実力が発揮できるステージでこそ勝ちたい……ライバル対決物語として分かりやすくワクワクできる一言ですね。

そのトウカイテイオーの得意距離とは?史実を振り返れば、中距離と言われる2,000mから2,600mがその答えかと思います。2,400mのダービーやジャパンカップで優勝していますからね。

逆に3,200mの天皇賞(春)で明らかに距離の壁を感じる負け方をしていることから、仮に3,000mの菊花賞に出られたとしていても勝てたかどうかは何とも……という気がします。

ここまで一貫してトウカイテイオーとメジロマックイーンのライバル対決で盛り上げてきた本作。果たして、この後それは実現するのか、どうか? ここを注目したいと思います!

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