「弱キャラ友崎くん」 7話 感想 ~ 努力はいいこと?悪いこと?文也、選挙戦で葵に挑む!

©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会

生徒会長選挙で、葵に教わったテクを用いてみなみをサポートする文也。様々な作戦がうまく進行しているように見えますが、果たしてそれで葵は倒せるのか?

注目の選挙結果、見ていきましょう!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、©屋久ユウキ・小学館/「弱キャラ友崎くん」製作委員会様公式HPより引用しています。

葵を倒す!文也とみなみの挑戦は、しかし……

第7話のストーリーまとめ!

生徒会長選挙演説が始まります。nanashiとしてのベストは尽くしたと語る文也と、それを不敵な笑みで迎え撃つ葵。文也がブレーンを務めるみなみ陣営は、運動部への利益供与や1年生へのクーラー設置公約などの強力な武器を揃えて、特定の支持層をガッチリ固めていました

が、葵はそれより1枚上手だった……先に演説に立った葵は彼らが切り札にしていた公約をつらつらと口にした上で、軽妙なトーク力でジョークにしてしまいます。この状況では後から出るみなみにとって、これらの公約は切り札になりません。武器を無効化されてしまいます。

自信を持って挑んだ生徒会長選挙でしたが、しかし……。
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文也は携帯のナビと演説中のみなみを会話させるという奇襲に出て一定の成果を得ますが、結果的には416票対131票というトリプルスコアで葵の勝利。みなみにとっては残念な結果に終わってしまいました。

後日、葵はこの選挙戦について、文也が裏でアシストしていたから楽しかったと感想を述べています。一方、みなみについては明言しておらず、むしろちょっと気になる言い方をしています。実際、今回のラストシーンは気になる終わり方をしており……。

第7話はここで終わります。

努力はいいこと?悪いこと?セリフから見る第7話

第7話の名ゼリフ・迷ゼリフ!

これがお前の空気の操作ってことか……!(文也)

自分たちが用意していた公約を先行して口にして、しかもそれを使って笑いまで引き出してきた葵。文也とみなみは自分たちの戦略の要を潰されて、真っ青になりました。その際に文也が心の中で呟いたのがこのセリフです。

このセリフの前の段階で、文也は「利害の一致、発言力の強い人間の説得……」と呟いています。どちらも、味方を増やすためのトーク術であり、そうしたネタ自体はネットや本でよく取り上げられます。ただ、それを実戦投入して結果を出すのが葵の真骨頂。これも、日々の小さなトークの積み重ねにより磨き上げたトーク力の賜物と言えるでしょう。

前々回、前回の流れから、文也と葵はこの生徒会長選挙を「味方を増やして自分の言い分を通すゲーム」と捉えています。文也は葵から教わったテクを使って味方を増やしましたが、師匠にはまだまだ敵わなかった、ということですね。

師匠強し!どんだけチートだ、日南葵!
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ただ、葵はこのゲームを文也というよりnanashiと対戦したことにすごく充実感を感じて楽しかったと笑顔で述べています。葵がこれほど素直に文也を褒めたのは作中初めてのことであり、2人の関係が変化しているなと感じられた印象的なシーンでした。

なお葵はみなみの公約潰しについて、「公約を総当りで潰した」と語っています。となると、その中に空気入れやクーラーが入っていたのはたまたま……ということになります。私はてっきり、自分の教えを実践するであろう葵がスパイ網を築いて情報をキャッチしたと思ったのですが。

決め手になったと思われるクーラーの公約を葵が口にできなかったら、選挙結果がどうなっていたか?
IFとしてそんなことを考えるのも面白いかもしれません。

一緒に映画、見に行かない?(文也)

さて、葵の出していたテーマである「風香攻略」はまだ続いていました。そのために葵は風香が好きな小説家の作品がリバイバル上映されていることを調べて、それを使えとアシストしています。

つか葵、面倒見よすぎだろ!と思うと同時に、文也がみなみをアシストして充実感を感じたように、成長する文也を見て葵も充実感を感じているのかもしれません。

女の子を映画に誘うなど、文也にとっては初の出来事であり、メチャメチャ言いよどみながら誘っています。ただ風香としても、男子からデートに誘われることはおそらく初めてなのでしょう、顔を真赤にして意識しています。風香の「誘って!」というチラチラとした視線、メチャかわいい!

誘って!オーラを出してる風香、アカン死ぬほどかわいい。
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ただ文也は、風香と話題を合わせるためにということで、その小説家の作品を熱心に読むようになります。以前も風香が自分を読書家だと誤解していたことを正す発言をしていました。葵からはそんなもの黙っておいて、仲良くなるきっかけにすればいいと言われていたにも関わらず、です。

以前も触れましたが、文也は葵の言う通り「人生というゲーム」を熱心にプレイはしているものの、出会った人(風香)をそのコマと見るような真似はしていません。可能な限り真摯に対応しようとする姿を見せていますし、その結果熱心に読書するように変化しています。

この辺のバランスが、本作を面白くしている理由の1つかな?と思いますね。葵とみなみの関係の話も気になりますが、風香の話も大いに気になるところです!!

それって悪いことだと思う?(葵)

第7話の気になるセリフと言えばラストシーンですが、ここのところもかなり引っかかります。

前後をまとめると、葵は目標を達成するため努力することがいいか悪いか、を文也に聞いています。葵は努力は悪いことではない、といいつつも、努力を重ねていても割り切れないことがある、とも言っています。

ゲームに、スポーツに、勉強に、美容に凄まじい時間=努力を費やしている葵ならではの深い言葉ですが、これが何を意味するのか……後ほどもう一度触れたいと思います。

みんみがバカだからかな(花火)

放課後、葵を追い抜くためか?これまでにないトレーニングを開始したみなみ。そんな彼女を見つめながら、花火はみなみと仲良くなった経緯を文也に語ります。

人付き合いが得意ではないものの友達は欲しい、と思っていた花火。みなみはそんな彼女のことを察したのか、それともそういう人を放っておけない質なのか、葵にどうすればいいか相談しました。葵はそれに対し「毎日ちょっとずつ話しかける」というアドバイスをして、みなみはそれを実践します。

友達は欲しいけど人付き合いは苦手…複雑な花火にみなみは手を差し伸べました。
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最初は反応に戸惑った花火ですが、その結果みなみと仲良くなり、結果として友達が増えました。後日花火はこの話を葵から聞いたようですが、みなみには話さず、みなみが努力した結果花火と友達になった、ということにしています。そのことに気づかないみなみのことを、バカだと花火は言っています。

もうお気づきのように、もちろん花火はみなみのことをバカにしていません。むしろ、友達を作るきっかけを作ってくれたみなみに感謝しています。ですが直接そう言うのは恥ずかしいから、こんな表現を使っている……

花火らしさがよく現れるセリフであると同時に、このセリフを呟いた際の花火の笑顔……夕焼けの背景とBGMも相まって、とても印象的でした。

けど次の日、みみみの様子は少し変わっていた(文也)

第7話のラストにて、大変気になるセリフがこれです。コンビニ前ではしゃぐみなみ、葵、花火の三人を見つめながら「3人には強い絆がある」と文也は思っているようですが、このセリフはその絆発言の直後に来ています。

ということは、その3人の絆に少し変化が……?
この辺を、考察パートで整理しましょう。

みなみに起きた「変化」とは?葵との関係は?

すでに起きていた、みなみの変化

何とも気になる終わり方をした第7話。
葵とみなみの関係性を中心に、現状を整理しておきましょう。

上記で見たとおり、文也はこの翌日からみなみの様子に変化が現れたことを示唆しています。ですがそもそも、みなみはすでに変化を見せています。葵に対するライバル心を隠すことがなくなったことです。生徒会長に立候補したり、部活の練習を遅くまでやるようになったり……。

みなみはすでに変化を起こしていましたが、その結果は……?
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これらに対し、葵は直接はコメントしていませんが、気になることは言っています。それがセリフ解説パートでも触れた「努力は悪いことなのか?」発言です。この発言がみなみのことに触れている可能性は高いと思いますが、それにしても葵はなぜ「悪いこと」という言葉を使ったのか?

あの発言の趣旨を素直にまとめると、努力をしても報われず割り切れない思いをすることがあると捉えられます。人生は本物のゲームとは違うのですから、努力と結果が釣り合わない事自体は多数あります。

とはいえ、それならそうと言えばいいだけであって、なぜ「悪いこと」という言葉が出てくるのか?が不明です。

まとめると、起きた変化は悪いもの……?

また、そもそも選挙戦のことについても、葵は文也の奇策を褒める一方、みなみについては特にコメントしていません。みなみを称える発言があってもよさそうなものですが。

そして何より気になるのが、第6話冒頭で出てきた「私には勝てない」発言です。これは前回も取り上げましたが、第7話の内容と組み合わせるとより意味深になります。

全体をまとめると、みなみは葵を越えようという目標を立てて努力しているものの、葵の目からはそれが悪い方向に向かっている、と捉えられます。そして「少し変わっていた」発言の前に文也は3人の絆について触れていますから、つまり、葵とみなみの関係性が良からぬ方に変化した、ということ、か?

不穏な空気を感じずにはいられないこの展開。一体どうなるのか?
第8話を待ちたいと思います。

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