「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」 1話 2話 感想 ~ 超骨太ミステリー!その世界観に食らいついていけ!

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ID: INVADED イド:インヴェイデッドはオリジナルアニメ。初回は第1話と第2話の一挙放映でした。今回の感想も第1話、第2話を一挙に書いていこうと思います。情報量が多すぎて文章がメチャクチャ長くなっていますが(すみません……)、世界設定に食らいついていくために私も読者の皆様も頑張りましょう!

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、 ©ID:INVADED Society様公式HPより引用しています。

バラバラの世界?謎すぎる物語のスタート!

物語は、イケメンな男がバラバラに刻まれていくシーンからスタートします。これだけでインパクト大きすぎ!世界もバラバラなこの世界で、男はある少女が刺殺されている姿を目撃します。
そこで男は思い出します。この子の名前はかえるちゃん。自分の名前は酒井戸で名探偵であり、かえるちゃんの死の謎を解かねばならない使命を持っている、と。

説明なくバラバラの世界で女の子が死んでるとか超急発進すぎるスタートやろ……!
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するとシーンはいきなり謎の施設へ。真ん中にある円形の中に、酒井戸がいる世界が映し出さています。百貴(ももき)と呼ばれる室長と、彼が指揮する井戸端という名の組織のスタッフたちは、必死にこの世界から情報を取得しようとします。
同時に、その情報を元に屋外で活動する、外務分析官というスタッフも行動開始。彼らはアナアキと呼ばれる連続殺人犯を逮捕するため捜査をしていることがわかります。そして酒井戸がいる世界は、イドと呼ばれる犯人の無意識の世界であることも。

調査組織・井戸端のリーダー百貴。イケメンな上にリーダーシップも抜群。
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酒井戸はイドの中で捜査を続行。
バラバラの世界には、やはりバラバラの体の7人の住人が。彼らは自分たちを家族と認識していますが、百貴たちの分析では、彼らのうち5人はアナアキの被害者。さらに2人も行方不明となっているとのことでアナアキに手をかけられている可能性が高い……ゾッとする展開です。
さらに、ガラスに映った映像の中には紳士風の帽子をかぶり、杖をついた男の画像……百貴たちは一様に驚いた姿を見せ、彼の名前をつぶやきます。「ジョン・ウォーカー」だと。

外務分析官の松岡と本堂町は屋外で捜査。本堂町は、ワクムスビと呼ばれる機械を手にしています。これは人の殺意を検知できる機械のようです。

一方の酒井戸は、自分のいる世界自体を疑い、行動を開始。ばらばらになっている町のピースを組み上げ、ある風景を見つけます。
そこに現れた文字列は「たこや」……?
百貴たちはこの映像を見て、たこ焼き屋の看板と合致したことを確認。
そしてその店舗の近くに、松岡・本堂町の外務分析官コンビがいました。本堂町はその画像の角度から、犯人のアジトの場所を推理していきます。犯人に近づいていく緊張感が一気に増していきます
そしてとうとう、ワクムスビに殺意の反応が!

井戸端の外で捜査を行う外務分析官コンビ。本堂町は新人ながらも鋭い推理で犯人を追い詰めます。
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世帯主の名前から、アナアキの名前は富久田保津と判明。富久田の家には2人の行方不明者がいる可能性が高い。特殊急襲部隊を待っていては手遅れになってしまう……?そこで松岡は、拳銃を取り出し富久田の家に突っ込む判断をします。松岡が信念を持った捜査官であることが分かります。

シーンは、再びアナアキこと富久田のイドの世界に。
酒井戸はそこで、バラバラな世界なのにかえるちゃんだけ整っていることに違和感を覚えます。そして出てきた答えは……
「そこにいる犯人!かえるちゃんから離れるんだ!」
酒井戸は犯人がかえるちゃんと合体していることを見破ったのです!
ですがここで衝撃の展開が!なんとバラバラの世界に、いてはいけない本堂町が!そして現実の世界では本堂町は交通事故に……!

第1話はここで終わります。これ、連続放映で良かった!一週間待たされたら悶絶ものの展開ですわ!

急展開からの事件解決?!しかし謎は深まるばかり

第2話は、第1話のラストの部分で何が起きたかを描いてスタートします。
突入した富久田の家にいた、犯人と思われる男を特殊急襲部隊が銃撃し身柄を確保。事件が解決したかに見えましたが、実は犯人の富久田はけが人を装って救急車に乗り込み、密かに脱出していました。さらに富久田は救急車を暴走させ本堂町をはねた上で拉致して逃走。アジトに突入して解決……なんて甘い希望が吹き飛ぶスタートです。

ジョン・ウォーカーを追うか?本堂町を救うか?百貴が出した答えは、ジョン・ウォーカーでした。
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富久田のイドの世界でも、酒井戸が犯人、つまり富久田を捕らえにかかります。しかし逃走を許してしまう。
やれやれ、とため息をつく酒井戸。彼はそこで、例の紳士、ジョン・ウォーカーと対面します
それを把握した百貴は、メンバーに対しジョン・ウォーカーの調査に注力するよう指示。しかし松岡は、本堂町の追跡が優先だろうと電話越しに激怒します。そんな松岡をのらりくらりとかわす、彼らの上司である早瀬浦局長。腹に一物、いや二物も三物も抱えてそうな人物です。
百貴ら井戸端のメンバーと外務分析官の松岡の温度差が露わになるこの展開。警察内部の諍いをリアルに描いて有名になったのはドラマ「踊る大捜査線」でした。本作もそうした警察組織間の対立は今後のストーリーにも影響を与えそうです。

井戸端の、そして早瀬浦局長の判断に激怒する松岡。ベテランの渋みと凄みが伝わってきました。
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イドの中で酒井戸は、対面したジョン・ウォーカーと対決することを決意。ですがジョン・ウォーカーは酒井戸のワンパンで倒れてしまいます。あれ?これで終わり?
と思ったら今度は現実世界で本堂町が!なにかの台の上に拘束されています。そしてワクムスビに興味を持ち、本堂町を拷問にかけようとする富久田。可愛い女の子が拘束されて拷問とは、一部の人にはたまらない展開……ではなく、この事件の大きな山が迫ってきました。
そして本堂町は、決死の表情でドリルに向かって頭を突っ込みます。これが松岡の言っていた「考えたくない展開」でした。つまり、本堂町が自分を殺害(=自殺)する決意をすることで、自分を殺すという殺意を発生させてワクムスビを反応させ井戸端のメンバーに情報を流す。可愛い顔してとんでもないことするやんか本堂町……!しかし彼女の決死の行動で狙い通りワクムスビが反応。井戸端メンバーはそのデータをもとに本堂町の居場所を特定していきます。

異様な見た目の富久田。しかし彼なりの理想があるらしく……再登場はあるのでしょうか。
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そして酒井戸は、急転直下富久田のイドから排出され、新たなイドへ。ここは視聴中すぐには理解できなかったのですが、後の話から、本堂町のイドであることがわかりました。排出されてから新しいイドに突入する間に、暗い空間で絶叫する中年男の姿が。彼が、酒井戸?だいぶ年齢が違うようですが……
新たなイド(=本堂町のもの)で酒井戸は捜査を開始。またしても記憶を失っています。しかしかえるちゃんは自殺しておりそこには謎はありませんでした。が、いきなり巨大なドリルが酒井戸とかえるちゃんを襲います。井戸端では酒井戸が死亡したと判断しました。え、あっさり酒井戸死亡のお知らせ?

しかし現実世界では、本堂町の決死の活躍により、富久田が逮捕されます。事件が終わり、百貴は例の中年男を労います。イドの中で死亡しても現実世界では死なないようです。その精神的負担は計り知れませんが……しかし「また(イドに)潜りますよ」という男に、百貴は目をそらしつつ「頼む」と一言。その後に彼らの意味深すぎる会話から、2人の関係が非常に気になるところです。

すべてを諦めたような表情の秋人……何を思ってイドに飛び込む?
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シーンが変わって、井戸端スタッフの1人東郷と早瀬浦局長がジョン・ウォーカーについて考察をします。ジョン・ウォーカーはミズハノメの設定上現れる架空の人物という説もあったようですが、東郷は今回の捜査でジョン・ウォーカーの実在を確信。さらに関わった人物に殺人衝動の意識を植え付けているとも分析。井戸端や外務分析官が所属する組織、「蔵」は引き続き正体不明のジョン・ウォーカーを追い続けることになりそうです。

そしてラストシーン。
中年男……鳴瓢秋人は真っ白な部屋に軟禁されました。
そこには女の子の写真がびっしり……あまりにも殺風景なその部屋で、秋人は1人寂しく眠りに落ちていきます。

第2話はここで終わりました。

密度が激濃なミステリー!今後の展開が気になりすぎる

まずは現時点で分かっていることをまとめてみた

謎だらけの世界観、衝撃的な展開の連続、密度の濃すぎる情報……読者の方も視聴していてついていくのが大変だったのではないでしょうか。私も大変でした……実際、記事を書くためにほぼ丸々第1話と第2話を見直すことに。それほどに本作は情報が詰まりまくっています
一度視聴しただけではわからなかったことも多かったと思いますので、ここで本作の設定や世界観を整理したいと思います。

殺意を探知する機械ワクムスビ。 数々の賞を受賞したミステリー作家、舞城王太郎先生が脚本を担当するだけあって、 本作は世界観の設定が非常に凝っています。
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  • 蔵と呼ばれる組織は、ミズハノメと呼ばれる殺意を感知するシステムを用いて、凶悪事件の捜査に当たっている。
  • イドと名付けられた世界がある。そこには凶悪犯の無意識の世界である。
  • 蔵の配下にある組織・井戸端は、そのイドを見て分析することが可能。
  • 鳴瓢秋人はイドの中に入り込む力を持っている。
  • 秋人はイドの中に入ると酒井戸という名前の探偵になる。だが記憶が必ず失われる。
  • イドの中ではかえるちゃんと呼ばれる少女が必ず死んでいる。酒井戸はその謎を解くことを自らの使命であるとを思い出す。

本作のタイトルにもなる「イド」について、第1話の中で本堂町が触れていますが、そのシーン周辺では日本神話や精神分析学の用語が多数出てきます。非常に長くなるので参照リンクを貼り付ける程度に留めますが、この辺の用語・概念はとても難解です。しかしアニメなどの作品で利用されることが多い概念なので、触れておいて損はないと思います。

ミズハノメ – 日本神話・神社まとめ
ワクムスビ – 日本神話・神社まとめ

引用元・日本神話・神社まとめ

フロイトによれば、人間の心は、3つの領域からつくられているという。
「イド」「エゴ」「スーパーエゴ」とよばれる3つである。
最初に発達するのが「イド」である。

引用元・ 中学生のための深層心理学

わからないことを整理……ジョン・ウォーカー?秋人は何者?かえるちゃんは?

逆に現時点でわからないことを整理しましょう。

  • ジョン・ウォーカーとは何者なのか?東郷によると、彼は実在しており、凶悪犯の無意識に影響を与えていると推理されますが、現時点では不明なことばかりです。本作は今後、凶悪犯の事件を捜査しつつ、ジョン・ウォーカーの謎に迫っていく展開になるでしょう。
  • 鳴瓢秋人は何者なのか?イドに入り込み、推理を行う酒井戸になれる男である彼は、井戸端の分析の重要なキーマンです。しかし第1話の松岡の話では、イドに入れるのは殺人を犯した者のみだと……実際彼は真っ白な部屋に拘置されています。だとしたら彼は過去に殺人をしているのか?そしてどうやら娘が何かあったようですが、そこと殺人の話は結びつくのか?
  • 秋人や百貴の関係は?百貴は井戸端のリーダーです。百貴は、イドで捜査するよう命令している秋人に過重な負担をかけていることを気にしているようですが、秋人は諦めなのか、それとも何かの信念なのか、イドでの捜査を拒みはしません。2人の関係がまだまだ分かっていません。2人の間には、過去に何かあったのでしょうか?
  • かえるちゃんとは何者なのか?イドの中で必ず死んでいるかえるちゃん。秋人の娘とは何か関係があるのでしょうか?
秋人を気遣っているのか、それとも……?彼らの関係はいつ明かされるのでしょうか?
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今後の展開で、こうした謎に答えが出ていくことが予想されます。
しかしその答えは、きっと苦いものになるでしょう……
すべての答えが出た時、秋人や外のメンバーはいったいどんな反応を示すのか?

この本格ミステリー作品から目が離せません!

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