「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 10話 感想 ~ 好きすぎると逆にダメ?ドキドキなバレンタインデーで舞菜が踏み込む!

©平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

年が明けてもChamJam、舞菜一筋なえりぴよ。
しかしまたしても肝心な場面でアクシデントが……?
一方、ChamJamもまたバレンタインデーでちょっとしたトラブルがあり、そこで突発イベント発生!
盛り沢山な第10話の感想をお送りします。

※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、 ©平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会様公式HPならびに【公式】FOD(雑誌も動画も見放題)様TwitterTVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」様公式Twitterより引用しています。

舞菜の誕生日、そこにまさかの本人降臨!

いつものメイドカフェで舞菜に出会うえりぴよだけど……

ChamJamがいつも使っているライブ会場が改装中に、誕生日を迎えてしまった舞菜。えりぴよは舞菜の写真を立てて祝っていますが……なぜ今日がライブじゃないのか、とふと冷静になるえりぴよです。
付き添いのくまさも割とノリノリで祝っていますが、ここは文のバイトするメイドカフェ……普通に考えて迷惑な客ですね(笑)

写真に向かって、生まれてきてくれてありがとう……とつぶやくえりぴよ。
すると!そこに本人降臨!!!
えっ、メイドカフェで?!
そういえば前回、優佳は舞菜に「休みの間は短期でバイトができる」と言っていました。舞菜はそれを受けて、メイドカフェで短期のバイトを始めたのでしょう。

思わぬ本人登場に、えりぴよは「恥ずかしいところを見られた!」と大後悔!
もっともこの状況に焦っているのは実は文の方……えりぴよたちが常連(どうも最近よく来ているらしい)じゃない、偶然だねと隠します。推し変騒動のこと、割と気にしているんですね。

でも舞菜本人はえりぴよに会えて嬉しさを隠しません!うん、いい笑顔です!

誕生日に偶然会えるなんて嬉しい!舞菜、いい笑顔を見せます!
TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 公式Twitterより画像引用

もっともえりぴよは「金も積んでいないのに会話なんてできない!」と妙なマイルールを貫きます。えりぴよはアイドルとしての舞菜と個人としての舞菜をキッチリ線引するある意味大人なオタクですが……舞菜にとってはちょっとガッカリです。

しかもその後、文が割と気さく(?)に2人と話しているのを見て、舞菜はさらに複雑な気分になります。文がえりぴよと友達のように接しているのを見て羨ましがる舞菜。うーん、終盤に来ているのに噛み合う様子を見せません。

その数日後、えりぴよは風邪を引いてしまいます
しかもそんなタイミングで、ChamJamの外部イベントがあるという通知が。しかしこの体調ではとても参加できません。

風邪には勝てないえりぴよ。以前くまさは「オタは体調管理も大切」と言っていましたが、まさにそのとおりの展開になってしまいました。
©平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

このシーンで、寂しさから友達に連絡をしようとしつつ、舞菜の写真を見て「推しは友達じゃない」と呟きますが、やはり舞菜の姿は彼女にとって1番の薬のようで。舞菜の写真を眺めて心を休めるえりぴよでした。

舞菜前列!でもえりぴよはいなかった……

さらに数日後、ChamJamの外部イベントが開催されました。
が、メンバーが明らかに足りない……?眞妃と優佳が風邪でダウンしてしまったようです。残念ながら今日は5人組のChamJam。でもその結果出てきた普段見られないフォーメーションに、ファンは大盛りあがりです!

2人欠席で5人のChamJam。だからこそ楽しめる特別なイベントになりました!
©平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

舞菜も前列に立ってパフォーマンス!えりぴよに向けてアピール!と思いきや、えりぴよはいないことに気づいてしまう舞菜。

その後の握手会で、くまさが舞菜にえりぴよのことを伝えます。風邪を引いたと聞いて、お大事に伝えてくださいと言う舞菜。くまさ、以前えりぴよが怪我をしたときも、律儀に舞菜に1枚積んで報告してるんですよね。いい人です。

ただ、くまさは悩んでいました。舞菜が前列という話をえりぴよにするべきかどうか……風邪で欠席したイベントでそんなことがあったと知ったら一生悔やむだろうと想像し、くまさは舞菜が前列に立ったことを隠そうとします。

ショッピングモールで電話しながら、必死に舞菜の前列を否定するくまさ。しかしその電話をゆめ莉、文、舞菜に聞かれてしまいます。

しかし舞菜は、くまさが気を使ってるんだと気づきました。えりぴよと電話しているであろうくまさを羨ましがる舞菜。自分はえりぴよと友達にすらなれないことに、少し心を痛めます。

ウキウキバレンタインデー!積極性を見せる舞菜!

発注ミス……からの、神イベント!

ChamJamには1つ大きなニュースがありました。なんと!ドラマにれおが出演したのです!まぁ地方局の、それも妙なドラマに単発のゲスト出演ではありましたが……

れおは子供の頃児童劇団に入っていたと説明するくまさ。それを聞くえりぴよの手にはホワイトボードが。くまさと電話しているとき、風邪を引いているのに大声を出して喉を切ってしまい、声が出ないのです。

もっとも今日はファンにとって大切な日!2月といえばバレンタインデー!きっとチョコをくれるイベントがあるだろう、と盛り上がる3人。基にいたってはタキシードまで着込む気合の入れようです!

空音のメンバーカラー、青のタキシードを着込む基!この人、割と形から入って楽しむタイプですよね。それもありだと思います!
©平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

ただ楽屋裏では事件が……お渡し用のチョコレートを運営が発注ミスしてしまい、超大量に届いてしまったようで。ChamJamのファン数からすれば100%余る展開。もっともメンバーは、大量のチョコを前にちょっと盛り上がったりしていますが。

その中で舞菜は気合が入っています。いつもとは違い、今日は形あるものをえりぴよに渡せる……と。さらに舞菜は考えます。ここに電話番号を入れれば、えりぴよと友達になれるのでは?!と。

ただ、こういうイベントでそういうトラブルが起きがちなことは、リーダーのれおにはお見通し。「チョコ以外のものは渡しちゃダメ!」と釘を刺します。落ち込む舞菜。さらに、以前のメイドカフェでえりぴよが言った、「アイドルとして現れてくれてありがとう」というセリフを思い出して落ち込む舞菜。えりぴよにとって自分はあくまでアイドル。でも本当は友達になりたいのに……。

ライブ終了後、れおが「今日は3ショットチェキにします」と発表します。運営的には余ったチョコを捌けますし、メンバーの視点からすればファンにたくさんチョコを渡せるからいいだろう、と考えていますが……ファン的には危険な展開!2人からチョコを貰える、ということは、2人目を指名しなくてはいけない。推しに「2推し」(グループの中で2番めに推しているメンバー)がバレてしまう!どうすれば推しから冷ややかな視線を浴びずに済むのか……ファンは頭を悩ませます。

そんな最中、玲奈は先日の「舞菜前列」の話をしようとします。基までその話に乗ってきてしまいますが、これに慌てるくまさ!えりぴよのために隠そうとしているのに、こんなところでバレてしまうのはまずい!とばかり、貝柱(岡山名産!)を使って話を逸らそうとします(笑)

さて、気になるえりぴよの2推しですが……彼女の指名は「舞菜と舞菜」。舞菜に一直線すぎるえりぴよらしい回答でした(笑)ただ運営としてはそれではちょっと……しょうがないので余ってる文の券を加えます。文の扱いがひどい……(笑)

3ショットチェキがスタートします。
くまさはれおに、ドラマがよかったと話しかけます。自分の夢見たドラマ出演や人気投票1位を叶えてくれたと感謝を伝えるくまさ。一方のれおも、「そこに全部くまささんがいた」と感謝を伝えます。一緒に武道館に行こう、と語り合う2人。強い結びつきが分かる、ステキなシーンでした。

基は初めての3ショットチェキに緊張!これまでも度々会話に出てきましたが、基はえりぴよやくまさと違ってファン歴が1年程度で浅いから、いろいろ新鮮なんですね。

初めてのことで緊張する、と伝える基。それに対し空音は、ChamJamが大きくなれば私も初めての経験が多くなるだろうけど、基が一緒なら心強いと、またしても基のハートを貫く神対応!空音、対応がホントうまいですよねー!!

一方、3ショットに指名された舞菜は、そんな空音の会話を見て感心すると同時に、あんなアイドルらしい会話をえりぴよとしたことがないと落ち込みます。でも舞菜は落ち込んだだけでは終わりません。今日は勇気を出そう、とギュッと手を握るでした。

勇気を出す舞菜!しかしえりぴよは喉を切って……(笑)

3ショットにも関わらず指名がない舞菜。ファンにとって舞菜は2推しですらないのか!と憤るえりぴよ。しかし実は、舞菜が気になっているファンは他にもいました。が……2推しとバレたらえりぴよの反応が怖い、と舞菜を指名できずにいたのです。う、う~ん、これはちょっと複雑な展開ですねぇ。ギャグとしては面白いのですが、ある意味舞菜の可能性をえりぴよが潰しているとも言えるわけで……

しかもここでトラブルが。ホワイトボードがない!あれがなければ今日は話ができない!慌てるえりぴよ。そうこうする内にえりぴよの番になってしまいました。

舞菜と文のカードを渡すえりぴよ。文は「なんで私~?」とキモがりますが、舞菜的には心穏やかではありません。メイドカフェで仲良さそうにしていたところを見て、えりぴよと文が友達だと思っていますからね。単に運営が適当に選んだだけなんですが……

「なんでも言われても……こっちこそなんで?」と言いたいえりぴよですが、ホワイトボードがないと会話もできない。3人の間にビミョーな空気が漂い、チェキを撮る運営も手が震えます(笑)

いつになく踏み込んでえりぴよと向き合う舞菜!しかし直後にNGワードが飛び出して事件が……(笑)
【公式】FOD(雑誌も動画も見放題)様Twitterより引用

しかし舞菜はそうしたモヤモヤを吹き飛ばし、勇気を出してアイドルとしてえりぴよとしっかりトークしようと頑張ります。震えながらもしっかりとお礼を伝える舞菜の姿に、えりぴよは感激します!
ちなみにこのシーンで舞菜は、「初めて」という言葉を多用しています。これは直前に、空音と基の会話が効いていますね。舞菜、すばらしい進歩です!

しかしここで、舞菜はNGワードを……!「初めての前列」というキーワードを出してしまい、えりぴよが動揺!マスクを剥ぎ取り「それ、知らないんですけど!」と大声を出してしまいますが……これで喉から流血(笑)ぶっ倒れてしまうえりぴよでした。

それからしばらくして、やっと喉が回復したえりぴよ。これで舞菜になにが起きても大丈夫!とスマホをいじります。

するとそこに、「せとうちアイドルフェス」の運営アカウントからの告知が……なんと、出演グループの中にChamJamが?!最初はスルーしかけたえりぴよ、しかし2度見して喜ぶより先に「運営仕事しろよ!」と激怒!したらまたまた喉が切れました(笑)

第10話はここで終わりました。

好きすぎるとダメ?舞菜とえりぴよのキャッチボール

成長している舞菜。先輩たちのスキルをうまく吸収中!

今回が第10話ですが、第1話から見て思ったのは、舞菜が徐々に積極的になっている、ということです。さらに、アイドルとして頑張って学習しているという点も注目しています。

舞菜はアイドルとしての技術が足りない、と第3話の感想で触れました。そんな舞菜を、れおが積極的にフォローしているともここで触れています。れおは5年近いアイドルとしての経験を、舞菜ならず惜しみなくメンバーに共有し成長を促している。舞菜も少しずつですが、彼女の教えを実践して成功体験を積み上げています

さらにこの第10話では、舞菜が空音のトークをうまく真似するシーンがありました。空音が基との会話で出した「初めて」という言葉を、舞菜はえりぴよとの会話で効果的に使っています。

れおや空音の姿を見ながら、自分なりのアイドルとしてのスキルを磨こうとする舞菜。第1話の頃からすると素晴らしい進歩です!
TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 公式Twitterより画像引用

これは素晴らしいと思いました。そもそも、空音が対応が上手いのは、れおの影響です。れおをリスペクトしている空音は、れおを真似てトークや対応の仕方を学習し、人気メンバーとしての座を掴んでいます。

空音はまだ人に教えるというところまでは気が回っていない(そもそも、空音は他のメンバーと年齢もキャリアも同じぐらいなので、れおと違って教えたりするという意識はあまりないでしょう)。でも舞菜はそれを見ていて、そこから上手く行った例を今度は自分が真似をしています。ChamJamの中にそうした好循環ができているな、と思わせる良シーンでした。

会話はキャッチボール、とよく言われますが、舞菜はところどころ、えりぴよに対していい球を投げるシーンが増えてきたなと感じました。それは舞菜自身が学習し、勇気を出した結果。

彼女はゆっくりですが確実に成長しています

好きすぎてボールを受けきれていない?えりぴよ

ただなぁ……キャッチボールという意味では、ボールを受ける側も大切。その意味では、えりぴよがいい球をちゃんと受けきれていないのがちょっと残念、という感じです。第10話でも、舞菜の対応にリアクションするより前に喉を切ってぶっ倒れてしまいましたし(笑)

普段の接触のシーンを見ると、えりぴよが一方的に舞菜にボールを投げまくって舞菜が取り切れずに終わっている。今回のように舞菜がたまにいいボールを投げると、えりぴよがうまく受け取れない。このへんが笑えるところである一方、もどかしいところでもあり、そのまま本作の魅力なのかなとも思っています。

第10話でも出てきましたが、えりぴよは舞菜をあくまでアイドルとして応援している、と発言しています。

これは別に「舞菜という個人には興味がない」とかいうことではなく、プライベートなところで舞菜に踏み込まない、という大人の対応であることはこれまでも見てきたとおりです。

お互い好きすぎてなかなか上手くコミュニケーションできない……誰にでも経験のあることだからこそ、見ていて切なくなり、同時に共感できるな~と思う展開になっているのが本作の素晴らしいところです。
©平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

ただそれも好きすぎるからそうしている、と思うとちょっと切ないというか……人間、相手のことを意識しすぎるとなかなか思うようにコミュニケーションを取ることは難しい。一方、そこまで意識していない相手に対しては気楽に接することができるから、案外うまくコミュニケーションを取れたりするもの。

勘の良い方は気づいたかと思いますが、ここでいう「そこまで意識していない相手」とは文のことです。

いつのまにかメイドカフェの常連になっていたえりぴよ(とくまさ)。文とは接触回数も増えていることでしょうが、えりぴよは文のことを良くも悪くもどうとも思っていません。だから、気軽に話ができる。それが傍から見れば(舞菜の視点では)まるで友達のように見える。単純なコミュニケーションという点では、えりぴよは舞菜とよりも文とのほうがずっとコミュニケーションできていると言えます。

ちなみに……文も文で、ファンとして特に意識していないえりぴよに対しては気さくに接していますが、これがいざファン相手になると、妙に受けを狙ったり、逆に甘えすぎて素の悪いところまで出しちゃったりと、うまくいっていない印象です。これまたもどかしいところでもあり、面白いところでもあると言えるか……。

好きすぎてうまくコミュニケーションが取れない。こういう経験は誰にでもあるもの。 でもこんなに密にコミュニケーションを取れる機会があるのも、ChamJamがまだ大きくないからという事実があります。

大きなイベントへの出場も決まったChamJam。本当に武道館に行くほどになれば、舞菜のファンが1人ということもなくなるでしょう。今のうちにもっと素直にコミュニケーション取っておきなよ!と野次馬は思うのですがね……。

さてさて、せとうちアイドルフェスがグループに、ファンにどんな影響を及ぼしていくのか?楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です