第6話は、これまであまり登場してこなかった空音がたくさん出てきます!
人気投票期間に降って湧いたようなスキャンダル疑惑が直撃してしまった彼女……どうなる?
空音が好きすぎて今回も長いです(笑)すみませんがお付き合いください!
※アイキャッチ画像ならびに本文中の画像は、 ©平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会様公式HPならびに【公式】FOD(雑誌も動画も見放題)様Twitterより引用しています。
自分には無理?空音とアイドル、そしてれお
空音にとってのセンターは、れおしかいない
オフの日なのでしょう。ショッピングモールでれおの買い物に付き合う空音。
先日のゆめ莉が前列で踊った際の話題になり、れおは「みんながセンター目指して頑張るってすごくいいことじゃない?」と口にします。
しかし空音はうつむきながら、自分はれおを尊敬しているし理想としている、だからセンターは絶対にれおじゃなきゃいけないんだ、と発言します。
以前私は、空音はNo.2で上が届きそうで届かない複雑な立ち位置にいる、と発言しましたが……どうやらちょっと様子が違うようです。
そこから空音の回想に入ります。
以前、れおのいたアイドルグループを冷めた目で見ていた空音。誰かを必死に応援したりされたりするなんて、自分には無理だと。学校でもあまり快活でない様子の彼女。誰かを特別に思うなんて……と、このときは思っています。
しかしおばさんの勝手な応募で、空音はChamJamに加入することに。そこにはれおがいました。アイドル活動に消極的だった空音に対し、れおは頑張ろうと励まします。ChamJamの中ではアイドル経験があり、リーダーシップを発揮していたれお。空音はそんなれおを尊敬するようになります。
ちなみに初対面でおれが、空音の下の名前を予め調べてそれを口にしましたが、これは相手と親しくなりたい場合に使える、極めて有効なテクニックです。人間、名前を呼ばれると存在を認めてもらえたと感じ、相手に好印象を覚えるもの。たかが名前、されど名前。実際、空音はそこかられおに対する親近感を湧かせていますしね。
これまで見てきた通り、れおはいろいろな方法でメンバーを盛り上げよう、成長させようと頑張っています。空音の名前を調べたのも、そうした彼女の積極的な姿勢から来ているのでしょう。
とはいえ結成したChamJamはファンが5人という散々なもの……初回ライブ後、現実を痛感してうつむくメンバーたち。れおはそんなメンバーに対し、武道館を目指すとぶち上げ、鼓舞します。
しかし直ぐ側で手を握られた空音は気づきました。れおは不安なのだと。
前のグループが解散してここに来ているれお。そんな彼女をずっと横で見ていた空音。よりれおのことを強く想うきっかけになったのでしょう。
優佳の「アイドルらしさ」という発言でも、きっとれおのことを思い浮かべていたに違いありません。
まだ続くえりぴよの推し変騒動。舞菜の疑念は晴れず……
一方、推し変騒動が続いているえりぴよ。ナスを持てばパープルのゆめ莉に、ガードレールを食べれば(いやこれ自体なんなんだと言う感じですが(笑))優佳に、桜を生やせばれおに……凄まじい購買力を見せてきたえりぴよの動向は、人気投票期間中のファンにとってかなり関心事であることが伺えます。
なお、こうした推し以外のメンバーカラーのものを持っている仲間に対し「推し変した?」と振ってみる冷やかしネタは、アイドルファンにとってあるあるなジョークの1つです。
そこに、空音のメンバーカラーである青の服を身にまとった基が登場!前回出てこなかったのは、地元の和気町(岡山駅から東に、電車で30分ほどの町)に戻っていたためみたいですね。
お土産として、和気町名物のさしみこんにゃくを2人に渡す基。
こんにゃくは健康食品として、ダイエットにばっちりな食材です!
が、そのこんにゃくが良くなかった……!襟ぴよの持つ、緑色の青のりさしみこんにゃくを見た舞菜は、やっぱりえりぴよが文に推し変する気満々なのでは?と疑ってしまいます。
前回渡したきびだんごを巡っても微妙に会話が食い違う2人。嗚呼、平常運転。
空音にスキャンダル発生?そこで彼女が取った行動は
空音が男性とデート?基、大ショック!
しかしそこに大事件が!空音が男性と歩いていたという目撃情報がSNSに流れていました。それを見た基は大ショックを受けてしまいます。うーん、アイドルファン的には一番キツい展開ですよね……
もっとも深刻になっているのは基1人。えりぴよとくまさは全く興味がない様子。No.2の空音のスキャンダルはグループ自体にも影響を及ぼすし、もっと関心を持ってもいいような気がしますが……。
困惑しているのは当の本人も同じなようで……テニス部だから彼氏がいて当然、と考えるファンやメンバーにため息をつく空音。疑惑を晴らそうとする空音ですが、同じ日に一緒にいた優佳はそれ自体を忘れているという……
そこへれおが登場。空音の件はすでに把握していました。しかし彼女は、空音はアイドルらしくないことなんてやるわけない、と全幅の信頼を寄せて、気遣う様子を見せます。
れおの言葉に、少し安堵の表情を見せる空音でした。
お金がかからないドルオタの楽しみ……ブログの聖地巡り!
アイドルオタクもいろいろあるものだなぁ、と改めて感じたえりぴよ。
そんな彼女が今、熱心にやっているのは、舞菜のブログの写真に出てきた場所で同じ写真を取ること。プチ聖地巡りとは、地方アイドルならではの楽しみ方ですね!お金も交通費しかかからないし、実に楽しそう!
もっとも、写真に写っているのが自分とくまさでは雰囲気は同じにならない……お前らホント仲いいよな(笑)
そこに基が現れます。今日が最後のライブ参戦かもしれない、と落ち込んだ様子を見せながら。空音に対する強い想いがあっただけに、ショックの強さはハンパではありません。「空音ちゃん、僕の全てが、君だった」と575を口にする基。んー、過去形ですねぇ……
もっともライブで空音からのレスをもらって一発で復活。チョロすぎるやろ、基!!(笑)
その空音を見ていたのは、ファンだけではありません。スキャンダル疑惑の中でも気丈にファンを繋ぎ止めようとパフォーマンスする彼女を姿を見た舞菜。えりぴよが自分のファンであることは当たり前のことではないんだ、と気づきます。
だからえりぴよにアピールしよう!と決意し、ビミョーに崩れたハートマークのレスを送ります。が、えりぴよは基のフォローに回っていて見ていない……肝心な場面で何してるんだぁぁぁ~~~!!!
今日も1枚しか積めないえりぴよ。レスが伝わらなかったこともあって、舞菜は落ち込んでいます。
しかしそこでえりぴよ、くまさのアドバイスを受けて気持ちを伝えるターン!5秒間でとにかく舞菜が大好き、と言いまくるえりぴよ。相当に一方通行で、スタッフもファンも唖然としていますが、文に推し変されたと思っていた舞菜は嬉しかったようで……顔を真っ赤にして「伝わりました」と答える舞菜。それを聞いたえりぴよ、満足そうです。
本作の中でも名場面となりそうなこのシーン、こちらのPVでも22秒から見ることができます!
なお、前回から「レス」という言葉を当然のように使っていましたが、これはレスポンスの略で、ステージ上からメンバーがファンに向けて、応援に対しお返しのジェスチャーすることを言います。自分のグッズを持っていたり、名前を呼んでくれたりしたファンに向けて、視線を送ったり、手を振ったり、指を指したりします。「ハートを射抜く」という意味で、指で銃を撃つポーズをすることも。これは男性アイドルに多いかな?女性アイドルではあまり見られないレスのように思います。
また、自分のファンでないと思われる人に対しレスをすることもあります。これは自分のファンになってもらおうという、アイドルの努力の1つです。
ライブ中にレスをもらうのは、ファンにとってとても嬉しいことです!
今日はレスもらえるかなぁ、とか、あそこでレスもらったぜ!とかいう会話をファン同士でするのは、とても楽しい。
ただ過剰にレスを要求するファンは痛い人扱いされるので、やりすぎ注意!です!
スキャンダル疑惑の原因は……玲奈と基?!
一方の空音。スキャンダル疑惑が影響しているのか、いつもは並んでいるファンが全然来てくれません。冷ややかな視線を浴びる空音……見ていて痛々しい。人気投票の順位も急落しています。
ですがレスを受けて復活した基は、彼女に握手に行きます。そこで空音は、基からもらったファンレターのネタを出し、感謝を伝えます。ここで空音は基の名前を出していますね。上記でれおが使った、名前を呼んで親密度を上げる作戦が成功しています!基はこれで完全復活です!
もっとも、スキャンダルの発端は、実は基の妹である玲奈でした。空音に似ている彼女が和気町に帰省した際に、基と歩いている姿を見られたようで。おいおい、お前だったのかよ!玲奈ならずとドン引きするところです。
何にせよ疑惑が払拭されて喜ぶ基。それを胴上げするえりぴよとくまさ!
でも「誤解が解けなければ、真実を知っている自分が空音を支える展開もアリなのでは……!」とゲスい発言をした基、ある意味平常運転(笑)
なお、路上で胴上げを落とすのは命に関わるのでやめましょう!
帰りの路面電車でれおと一緒の空音。「結局、好きって言ってくれる人のこと好きになるよね」と言います。
そんな空音に、れおは笑顔を浮かべて「好き」と伝えます。れおに対し、空音は「れおはみんな好きなんでしょ」と言いつつもとても嬉しそう。いい笑顔です!
そして舞菜。
帰り道の公園で、えりぴよたちが楽しそうに舞菜のブログ写真聖地巡りをしているところを、偶然目撃します。
思わぬ場所でえりぴよと対面できた舞菜。彼女は勇気を振り絞り、ハートマークを作って想いを伝えようとします。
が、それを見たえりぴよは、舞菜が気功を送ったと意味不明な受け取り方をしたようで……派手なリアクションでやられたポーズを取るえりぴよ。そうじゃねえだろ!と思いつつ、舞菜は「伝わった!」と嬉しそう。これはこれで、ありだったということですね!
舞菜ではなくえりぴよの神対応が見られたところで、第6話は幕を閉じます。
真面目な空音、スキャンダルを逆手に取ってはい上がれ!
空音のイメージをまとめてみた
思わぬ空音回!
これまで空音のことを描いた話が少なかったので、今回のメーンは空音で!
まず普段の空音はクールというか、感情が乏しい感じです。アイドルとしての彼女は、クールでありつつもちょっと色気がある感じなのに……これは割と意外です。眞妃曰く「ファンの目を気にしすぎている」という彼女。頑張ってファン向けのキャラを作っているのでしょうか?
意外といえば「好きになってくれる人を好きになる」という発言もそんな印象を受けます。この言葉だけ見ると、思ったより主体性がないな、と。
この発言は、彼女の性格ではなく、前回の舞菜の「アイドルは待つことしかできない」という話に通じるものと取ることはできます。空音は恋愛とは別物、と言っていますしね。
でも日常生活で感情が乏しい様子を見ると、恋愛でも似たような感じになりそうな気はします。
アニメを振り返ると、これまで断片的に出てきた空音のイメージは、「しっかりしたNo.2」というものでした。運動会のイベントなどから、実務的なことをこなしてグループをまとめている印象があります。トークの際もれおに従いつつうまくオチをつけていたりしますしね。
このような仕事を頑張ろう、グループのために頑張ろうという姿勢は、第6話の「自分にはChamJamしかない」というセリフからも伺えます。
これらは全部、空音のれおに対するリスペクトから来ているのでは?と思われます。
空音はリーダーとして、アイドルとしてのれおを尊敬していると発言しています。れおはリーダーであり、ChamJamの象徴的存在としてもり立てる必要がある。だとしたら、裏方的な仕事は自分が……という思いから、グループのまとめ役を担っているのではないでしょうか。
また、普段の自分とはだいぶ違う性格をステージや握手会で見せるのは、れおが「理想のアイドル」を体現しているから、自分もそうしないと、と思ってキャラ作りをしているのではないか、と推測できます。事実、空音はれおにしてもらった「名前を呼ぶ」作戦を基に実行していますしね。舞菜はれおの教えをなかなか実践できませんが、空音はしっかりと実践して、一定の結果を出しているように見えます。
以上から、総合的に見ると空音は相当まじめな子なんだなということが分かります。アイドルを仕事ととしてしっかり捉え、リーダーのれおを盛り上げつつ、彼女を手本としてその真似をしている。運営側もそうした彼女のことを認め、No.2として指名したのかもしれません。
ただ少し心配なのは、そうした「仕事だからこうしなければ」「れおのために頑張らねば」的な思いが先行しすぎて、どこかで壁にぶち当たらないかということです。
人間、自分の本来の持ち味と違うことをやっていると、どこかで無理が来るもの。仕事に対する熱意というのもずっと同じようには続かないものです。そうなったとき空音は、どうすればいいのか?どうあるべきなのか?かなり迷うと思います。
もっとも、若い空音にとっては、それもまた人生勉強なのかもしれません。そのような壁を感じたときこそ「自分はどうしたいのか?」という思いをしっかり考えるチャンス。そのときにしっかりと「自分はこうありたい、これをやりたい」と言えるようになれればいいなと思っています。そう、紆余曲折を経て、自分の中でしっかりとしたリーダー像を作ってきたれおのように。
スキャンダルはチャンスでもある!
そんな機会になりそうなのが、空音が男性とデートしていたという降って湧いたようなスキャンダル。これはガセネタだったのは第6話の後半で分かるわけですが……
アイドルとスキャンダルは、現実世界でもさまざまな騒動を引き起こしてきました。
一番有名なのは指原莉乃さんでしょう。ファンと交際していた事実が報道され、福岡に「左遷」されるという処分が下されたことは、ファンのみならず大きな話題になりました。
しかし結果として彼女はそこから這い上がり、ぶっちゃけキャラを確立。また、福岡でも人気がイマイチだったHKTをリーダーとして牽引して、後輩を育て上げました。その結果、総選挙のトップ常連になったのはご承知の通り。AKBグループを卒業した今も、バラエティ番組で活躍しています。
ピンチはチャンス。スキャンダルはメンバーにとっても、グループにとっても試練であると同時に、変化をもたらすきっかけになる場合があります。
空音が目指すべきアイドル像は?
上記の通り、空音は仕事としてアイドルをここまで頑張ってきた。まずまず人気も獲得した。しかしガセネタとはいえ、スキャンダルで人気が急落するという思わぬ事態に直面しました。
ここで空音が取るべき方向性は?彼女の性格と混ぜて考えれば、「よりアイドルとしての道を突き詰める姿勢を、真摯に見せる」のがいいのではないかと思います。
事実、空音は事件発覚後に握手してくれた基に、神対応を見せます。もうChamJamは応援しないかも、と言っていた基は、今後より熱心に空音を応援することを決意しました。
こうしてちょっとずつ信頼を回復していけば、空音に対する人気は、以前よりも強固になっていく可能性があります。そしてそれを彼女自身が感じることができれば、「これでいいんだ」という自信につながっていく。それはきっと、彼女の輝きを、より強くしていくものになるでしょう。
リスペクトするれおの真似だけではない、空音自身の真のアイドル道が、ここからスタートしていくことを祈っています。
恋する小惑星の感想でも書いてますが……私、基本的にボブカットのキャラが好きなんですよね(爆)だから実は空音も初回から注目していました。もし本当にChamJamがいたとしたら、絶対に空音に並ぶ、とも思ってました。
これまでなかなか空音の話が出てこなかっただけに、今回はこれだけ語れて嬉しいです!
れおx空音という新たなカップリングも誕生しました。ぜひ今後も空音をよろしくお願いします!
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